AviUtl2ではプラグインの導入が必須です。

しかし、
- プラグインの入れ方がわからない
- 反映されない
- 認識されない
- フォルダーがない
という人もいるでしょう。
ネット上の解説内容が古かったり、説明が不足しているケースもあります。
そこで今回は、プラグインの入れ方について最新情報をまとめました。
おもに以下の3つのプラグインの導入を想定しています。
- L-SMASH Works
- MP4 Exporter
- x264guiEx
関連【完全ガイド】AviUtl2の導入方法・プラグインの入れ方・初期設定
目次
必ず確認してほしい大前提
AviUtl2に対応しているか(互換性)
基本的な点になりますが、プラグインはAviUtl2対応のものでなくてはいけません。
初代AviUtlのプラグインは、AviUtl2では使えない(互換性がない)と思ってください。
「かんたんMP4出力」など、例外的にAviUtl2でも使えるプラグインはありますが、あくまでも例外です。
新しいバージョンを使っているか
AviUtl2本体のバージョンは、できるだけ新しいものを使いましょう。古いバージョンだと仕様が最新バージョンとは違う部分があります。
AviUtl2のアップデート方法は以下のとおりです。
- 「AviUtlのお部屋」にアクセスする。
- 「AviUtl2_setup.exe」をダウンロードする。
- 同ファイルを実行する。
- 画面を進めていく。
注意したいこと、誤解しやすい部分
インストール場所は「ProgramData」内
あとで詳しく見ていきますが、プラグインをインストールする場所は「ProgramData」フォルダー内です。
C:\ProgramData\aviutl2\Plugin
注意したいのは、「Program Files」フォルダーと名称が似ている点です。同フォルダーにプラグインを配置してもプラグインは使えません。
隠しファイルなので見えない
そして、さらにやっかいなことに、Windowsの初期設定では「ProgramData」フォルダーは見えません。
隠しファイルになっており、私たちには同フォルダーが見えないのです。つまり、パッと見はフォルダーが「ない」状態です。
そこで、同フォルダーの開き方が重要になってきます。
「ProgramData」フォルダーの正しい開き方
本体から簡単に開ける
では、どうやって「ProgramData」を開くのでしょうか。
複数のやり方がありますが、いちばん簡単なのはAviUtl2から開く方法です。
- 「その他」をクリックする。
- 「アプリケーションデータ」→「プラグインフォルダ」をクリックする。

すると、プラグインのインストール場所である「Plugin」フォルダーを一発で開けます。

自分でエクスプローラーを開くのは非推奨
ほかにも、通常どおりエクスプローラーを開く方法もあります。

ただ、Windows側で設定を変更する手間がかかるため、とくにメリットはありません。
- エクスプローラーを開く(PC画面下部のフォルダーアイコン)。
- 「表示」をクリックする。
- 「表示」から「隠しファイル」にチェックを入れる。
- 「ProgramData」フォルダーが見えるようになる。

「Plugin」フォルダーにプラグインを入れる
L-SMASH Works
L-SMASH Worksの場合は、「lwinput.aui2」を「Plugin」フォルダーにコピー&ペーストします。
- AviUtl2を閉じる。
- GitHubにアクセスする。
- 「L-SMASH-Works_rXXXX(バージョン)_Mr-Ojii_vimeo.zip」をダウンロードする。
- ダウンロードしたZIPファイルを解凍する。
- 解凍したフォルダー内にある「AviUtl2」フォルダーを開く(「AviUtl」ではなく)。
- 「lwinput.aui2」を「Plugin」フォルダーに配置する。
- AviUtl2を起動する。

注意したいのは2点です。
- 5番めの手順で開くのは「AviUtl2」フォルダー
- そのなかにある「lwinput.aui2」を配置する
MP4Exporter
MP4Exporterの場合は、「MP4Exporter.auo2」を「Plugin」フォルダーにコピー&ペーストします。
- AviUtl2を閉じる。
- 「MP4Exporter」にアクセスする。
- ダウンロードボタンをクリックする。
- ダウンロードしたZIPファイルを解凍する。
- 「MP4Exporter_x.x.x」フォルダーができる。
- フォルダーを開き、「MP4Exporter.auo2」を「Plugin」フォルダーに配置する。
- AviUtl2を起動する。

x264guiEx
x264guiExの場合は、インストーラーになっているので簡単です。
- AviUtl2を閉じる。
- GitHubにアクセスする。
- 「Aviutl2_x264guiEx_X.XX_install.exe」をダウンロードする。
- ダウンロードしたEXEファイルを実行する。
- 「詳細情報」→「実行」の順にクリックする。
- 「はい」をクリックする。
- インストール場所について聞かれたら、通常は「はい」をクリックする。
- ウィンドウを閉じる。
- AviUtl2を起動する。

インストール場所で「いいえ」をクリックすべきケースは、「aviutl2.exe」がある場所に「data」フォルダーを作った場合です(後述)。
実際にプラグインを使って検証する
確認方法
ここまでできたら、プラグインをインストールできたか確認しましょう。
- 「その他」→「プラグイン情報」の順にクリックする。
- プラグイン名が表示されていることを確認する。

最後に、実際にプラグインを使用します。
L-SMASH Works
AviUtl2で動画を読み込みます。読み込めたら成功です。

もしトラブルが発生した場合は、下記記事をご覧ください。
MP4Exporter
「ファイル」→「ファイル出力」から「MP4 Exporter version X.X.X By えすご(Esugo)」をクリックします。

詳しい設定方法については、下記記事をご覧ください。
x264guiEx
「ファイル」→「ファイル出力」から「拡張 x264 出力 (GUI) Ex」をクリックします。

補足 : 自分でフォルダーを作る場合は
「Plugins」ではなく「Plugin」
初代AviUtlを使っていたユーザーのなかには、自分で「Plugin」フォルダーを作成する人もいます。
注意したいのは2点です。
- フォルダー名は「Plugin『s』」ではなく「Plugin」にする
- フォルダーを作る場所は、基本的に「ProgramData」にする
「aviutl2.exe」の場所にフォルダーを作る方法
もし「ProgramData」に「Plugin」フォルダーを作れない環境の場合は、以下のようにしましょう。
- 「aviutl2.exe」がある場所を開く。
- 適当な箇所で右クリックし、「新規作成」→「フォルダー」をクリックする。
- フォルダー名を「data」にする。
- 「aviutl2.exe」をダブルクリックする。
- AviUtl2を閉じる。
- 「data」フォルダー内に「Plugin」フォルダーができあがる。
- 「Plugin」フォルダーにプラグインを配置する。
この方法であれば、「aviutl2.exe」と同じ場所にプラグインをインストールできます。
まとめ
プラグインをインストールときは、あまり難しく考える必要はありません。
- AviUtl2に対応しているプラグインをダウンロードする。
- 「その他」→「アプリケーションデータ」→「プラグインフォルダ」をクリックする。
- 開いたフォルダーにファイルを配置する。
- AviUtl2を再起動する。
x264guiExの場合は、インストーラーを使えば自動でインストールが完了します。
当サイトでは、AviUtl2の使い方を解説しています。わからないことがある場合は、下記記事をご覧ください。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。

