AviUtl2プラグインが反映されない人へ|正しい導入方法を解説

AviUtl2ではプラグインの導入が必須です。

AviUtl2でのプラグイン導入

しかし、

  • プラグインの入れ方がわからない
  • 反映されない
  • 認識されない
  • フォルダーがない

という人もいるでしょう。

ネット上の解説内容が古かったり、説明が不足しているケースもあります。

そこで今回は、プラグインの入れ方について最新情報をまとめました。

おもに以下の3つのプラグインの導入を想定しています。

  • L-SMASH Works
  • MP4 Exporter
  • x264guiEx

関連【完全ガイド】AviUtl2の導入方法・プラグインの入れ方・初期設定

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必ず確認してほしい大前提

AviUtl2に対応しているか(互換性)

基本的な点になりますが、プラグインはAviUtl2対応のものでなくてはいけません。

初代AviUtlのプラグインは、AviUtl2では使えない(互換性がない)と思ってください。

「かんたんMP4出力」など、例外的にAviUtl2でも使えるプラグインはありますが、あくまでも例外です。

新しいバージョンを使っているか

AviUtl2本体のバージョンは、できるだけ新しいものを使いましょう。古いバージョンだと仕様が最新バージョンとは違う部分があります。

2025年7月7日にbeta1がリリースされて以降、毎週アップデートされています。2025年11月7日時点での最新バージョンは、beta18bです。

AviUtl2のアップデート方法は以下のとおりです。

  1. 「AviUtlのお部屋」にアクセスする。
  2. AviUtl2_setup.exe」をダウンロードする。
  3. 同ファイルを実行する。
  4. 画面を進めていく。

AviUtl2beta1_setup.exe

注意したいこと、誤解しやすい部分

インストール場所は「ProgramData」内

あとで詳しく見ていきますが、プラグインをインストールする場所は「ProgramData」フォルダー内です。

C:\ProgramData\aviutl2\Plugin

注意したいのは、「Program Files」フォルダーと名称が似ている点です。同フォルダーにプラグインを配置してもプラグインは使えません。

「Program Files」ではなく「ProgramData」のほうです。AviUtl2 beta1リリース当初、両者を混同する人が続出しました。

隠しファイルなので見えない

そして、さらにやっかいなことに、Windowsの初期設定では「ProgramData」フォルダーは見えません

隠しファイルになっており、私たちには同フォルダーが見えないのです。つまり、パッと見はフォルダーが「ない」状態です。

そこで、同フォルダーの開き方が重要になってきます。

「ProgramData」フォルダーの正しい開き方

本体から簡単に開ける

では、どうやって「ProgramData」を開くのでしょうか。

複数のやり方がありますが、いちばん簡単なのはAviUtl2から開く方法です。

  1. 「その他」をクリックする。
  2. 「アプリケーションデータ」→「プラグインフォルダ」をクリックする。

プラグインフォルダ

すると、プラグインのインストール場所である「Plugin」フォルダーを一発で開けます

「Plugin」フォルダー

プラグインをインストールするときは、この方法がおすすめです。特別な設定も必要ありません。

自分でエクスプローラーを開くのは非推奨

ほかにも、通常どおりエクスプローラーを開く方法もあります。

ProgramData

ただ、Windows側で設定を変更する手間がかかるため、とくにメリットはありません。

  1. エクスプローラーを開く(PC画面下部のフォルダーアイコン)。
  2. 「表示」をクリックする。
  3. 「表示」から「隠しファイル」にチェックを入れる
  4. 「ProgramData」フォルダーが見えるようになる。

隠しファイル

「Plugin」フォルダーにプラグインを入れる

L-SMASH Works

L-SMASH Worksの場合は、「lwinput.aui2」を「Plugin」フォルダーにコピー&ペーストします。

  1. AviUtl2を閉じる。
  2. GitHubにアクセスする。
  3. L-SMASH-Works_rXXXX(バージョン)_Mr-Ojii_vimeo.zip」をダウンロードする。
  4. ダウンロードしたZIPファイルを解凍する。
  5. 解凍したフォルダー内にある「AviUtl2」フォルダーを開く(「AviUtl」ではなく)。
  6. lwinput.aui2」を「Plugin」フォルダーに配置する。
  7. AviUtl2を起動する。

lwinput.aui2

注意したいのは2点です。

  • 5番めの手順で開くのは「AviUtl2」フォルダー
  • そのなかにある「lwinput.aui2」を配置する
初代AviUtl用のファイルも入っていますが、AviUtl2では使いません。

MP4Exporter

MP4Exporterの場合は、「MP4Exporter.auo2」を「Plugin」フォルダーにコピー&ペーストします。

  1. AviUtl2を閉じる。
  2. 「MP4Exporter」にアクセスする。
  3. ダウンロードボタンをクリックする。
  4. ダウンロードしたZIPファイルを解凍する。
  5. 「MP4Exporter_x.x.x」フォルダーができる。
  6. フォルダーを開き、「MP4Exporter.auo2」を「Plugin」フォルダーに配置する。
  7. AviUtl2を起動する。

MP4Exporter.auo2

x264guiEx

x264guiExの場合は、インストーラーになっているので簡単です。

  1. AviUtl2を閉じる。
  2. GitHubにアクセスする。
  3. Aviutl2_x264guiEx_X.XX_install.exe」をダウンロードする。
  4. ダウンロードしたEXEファイルを実行する。
  5. 「詳細情報」→「実行」の順にクリックする。
  6. 「はい」をクリックする。
  7. インストール場所について聞かれたら、通常は「はい」をクリックする。
  8. ウィンドウを閉じる。
  9. AviUtl2を起動する。

インストール場所の質問

インストール場所で「いいえ」をクリックすべきケースは、「aviutl2.exe」がある場所に「data」フォルダーを作った場合です(後述)。

実際にプラグインを使って検証する

確認方法

ここまでできたら、プラグインをインストールできたか確認しましょう。

  1. 「その他」→「プラグイン情報」の順にクリックする。
  2. プラグイン名が表示されていることを確認する。

プラグイン情報

最後に、実際にプラグインを使用します。

L-SMASH Works

AviUtl2で動画を読み込みます。読み込めたら成功です。

動画を読み込む

もしトラブルが発生した場合は、下記記事をご覧ください。

AviUtl2で動画を読み込む方法|よくある頻出トラブルまとめました
AviUtl2を使って動画編集するには、最初に動画を読み込む(開く)必要があります。この作業ができていないと編集を始められません。 ...

MP4Exporter

「ファイル」→「ファイル出力」から「MP4 Exporter version X.X.X By えすご(Esugo)」をクリックします。

MP4 Exporter version X.X.X By えすご(Esugo)

詳しい設定方法については、下記記事をご覧ください。

AviUtl2で動画をMP4出力する方法|プラグイン導入から設定まで
AviUtl2で動画を出力してみましょう。 これを行うことで 編集した動画をYouTubeやXに投稿できる ...

x264guiEx

「ファイル」→「ファイル出力」から「拡張 x264 出力 (GUI) Ex」をクリックします。

拡張 x264 出力 (GUI) Ex

補足 : 自分でフォルダーを作る場合は

「Plugins」ではなく「Plugin」

初代AviUtlを使っていたユーザーのなかには、自分で「Plugin」フォルダーを作成する人もいます。

注意したいのは2点です。

  • フォルダー名は「Plugin『s』」ではなく「Plugin」にする
  • フォルダーを作る場所は、基本的に「ProgramData」にする

「aviutl2.exe」の場所にフォルダーを作る方法

もし「ProgramData」に「Plugin」フォルダーを作れない環境の場合は、以下のようにしましょう。

  1. 「aviutl2.exe」がある場所を開く。
  2. 適当な箇所で右クリックし、「新規作成」→「フォルダー」をクリックする。
  3. フォルダー名を「data」にする。
  4. 「aviutl2.exe」をダブルクリックする。
  5. AviUtl2を閉じる。
  6. 「data」フォルダー内に「Plugin」フォルダーができあがる。
  7. 「Plugin」フォルダーにプラグインを配置する。

この方法であれば、「aviutl2.exe」と同じ場所にプラグインをインストールできます。

まとめ

プラグインをインストールときは、あまり難しく考える必要はありません。

  1. AviUtl2に対応しているプラグインをダウンロードする。
  2. 「その他」→「アプリケーションデータ」→「プラグインフォルダ」をクリックする。
  3. 開いたフォルダーにファイルを配置する。
  4. AviUtl2を再起動する。

x264guiExの場合は、インストーラーを使えば自動でインストールが完了します。

当サイトでは、AviUtl2の使い方を解説しています。わからないことがある場合は、下記記事をご覧ください。

AviUtl2使い方ガイド|基本操作から編集・出力まで初心者向け完全解説
AviUtl2(AviUtl ExEdit2)は、長年愛されてきたAviUtlの後継となる動画編集ソフトです。 AviUtl2...
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