X(旧Twitter)で見かけるゲーム系の動画は、どのような方法で投稿(アップロード)し、ポストしているのでしょうか。
今回は、PCから動画を投稿することを前提に、具体的なやり方を見ていきましょう。
目次
ゲームを録画して動画を用意しよう
まず、用意すべきは動画です。当然ですが、動画が手元にないと投稿しようがありません。
では、どうすれば動画を作れるのでしょうか。ゲーム画面を録画すればよいのです。
必要な機材・ソフトは、ゲーム機の種類によって異なります。
- Switch、PS5/PS4などのゲーム専用機
- PCゲーム(例 : Steam)
- スマホゲーム
たとえば、Switchのゲームを録画するには、キャプチャーボードというPC用の周辺機器を用意しましょう。
関連 失敗してわかった。おすすめキャプチャーボードを4個紹介します
逆に、Steamのゲームを録画したい場合は、キャプチャーボードは必要ありません。キャプチャーソフトという録画ソフトを使います。
▲初心者でも簡単に使えるBandicam
ゲームを録画する方法の詳細については、下記ページをご覧ください。


Xの仕様を確認しよう
投稿できないこともある
動画によっては、Xに投稿できない場合があるかもしれません。Xの仕様に合致していない動画は、投稿できないのです。
ヘルプセンターには、下表のような要件が掲載されています。
ヘルプセンターでの説明 | 備考 | |
ファイル形式 | 記載なし | |
ファイルサイズ(容量) | 512MBまで | |
長さ(時間) | 2分20秒(140秒)まで | |
ビットレート | 25Mbpsまで | ・40Mbpsでも投稿できた ・数字が大きいほど高画質 ・数字が大きいほどファイルサイズ大 |
解像度 | 1920 x 1200まで | ・3840 x 2160でも投稿できた |
フレームレート | 40fpsまで | ・60fpsでも投稿できた |
ただし、有料サービスである「Xプレミアム」を利用している場合は、最大4時間(ファイルサイズは16GB以内)の動画を投稿できます。
参考Xプレミアムサブスクライバー向けの長い動画について(外部サイト)
用語の意味がわからなくても問題なし
難しい用語があったかもしれません。
しかし、ファイルサイズと長さの2点さえ注意しておけば、投稿できる可能性が高いでしょう。
というのも、ほかの要件については問題になるケースが少ないからです。ファイル形式や解像度がその例です。
そこまで厳密に考えなくても動画を投稿できることが多いのです。
X用に動画を編集・変換しよう
動画編集ソフトを使う
ただ、以下のようなケースもあるでしょう。
- ファイルサイズ、長さがオーバーした(上述)
- なぜか動画を投稿できない
このような場合は、Xの仕様に合わせた動画にする必要があります。具体的には、PowerDirectorなどの動画編集ソフトを使うのです。
おすすめの動画編集ソフトについいては、下記ページをご覧ください。

2分20秒以下にする方法
たとえば、動画の長さを短くしたいとします。
この場合は、編集ソフトを使って(1)不要なシーンをカットするか、または(2)早送り(倍速)にします。2分20秒以下に収まるように調整するわけです。
512MB以下にする方法
では、ファイルサイズを小さくしたい場合はどうでしょうか。この場合は、以下の方法が考えられます。
- ビットレートを下げる(例 : 6Mbpsに)
- 解像度を下げる(例 : 1280 x 720に)
- フレームレートを下げる(例 : 30fpsに)
- 動画の長さを短くする
用語が難しかったかもしれません。
しかし、端的には編集ソフトで(1)画質を落とし、かつ(2)短い動画にすればよいと思ってください。
下記ページではPowerDirectorの使用を想定していますが、どの編集ソフトでも基本は同じです。

実際に動画を投稿しよう
投稿する動画を選択する
それでは動画を投稿してみましょう。ブラウザーでXにアクセスします。
「いまどうしてる?」の部分に動画をドラッグ&ドロップします。または、山のアイコンから動画を選択する方法でもかまいません。
X側で動画が表示されたことを確認してください。表示されていない動画は投稿できません。
ポストする
最後に、「ポストする」ボタンをクリックします。動画投稿が完了するまでは時間がかかります。場合によっては、長時間待つことになるでしょう。
投稿が完了すると、動画を再生できるようになります。また、60秒以下の動画は自動的にループ再生されます。
OBSで録画して投稿できないときは
古いバージョンのOBS Studioで録画した場合、初期設定のままだとMKVというファイル形式の動画になります。このままではXに投稿できません。
しかし、OBSの「ファイル」→「録画の再多重化」で動画をMP4に変換すれば投稿できるようになります。
詳細については、下記ページをご覧ください。


画質が悪くなるのは回避できない
ひょっとしたら、「Xにアップした動画の画質が悪すぎる」「モザイクのように荒い画質だ」と感じる人もいるかもしれません。これは仕様です。回避できません。
とくに、動きが激しい動画ほど画質が落ちます。オリジナルが高画質であっても、低画質な動画に自動変換されてしまうのです。画質で重要な映像ビットレート・解像度がガクッと落ちます。
ただ、動画の途中から画質が切り替わり、「まし」になることがありました。動画の冒頭、約7~8秒あたりで画質が切り替わるのですが、詳しいことは不明です。
▲出典 : 『スーパーマリオワールド』(任天堂)。どちらもXに投稿した同じ動画です。画質が自動的に切り替わることがあります。
根本的な解決方法にはなりませんが、YouTubeに動画を投稿し、それをXに引っ張ってくる方法も覚えておきましょう。
- YouTubeに高画質な動画を投稿する。
- YouTubeの動画再生ページを開き、「共有」をクリックする。
- 表示されているURL(短縮URL)をコピーする。
- コピーした短縮URLをXにペーストし、ポストする。
- X上でYouTubeの動画が再生できるようになる。


60fpsの動画投稿も可能に
ヘルプセンターでは、最大フレームレートが40fpsまでとなっています。
しかし、いつからかは不明ですが、2019年8月時点で60fpsの動画を投稿できました。60fpsで動画を再生可能です。通常どおり動画を投稿してください。
参考までに、ストリートファイター公式Xが投稿した60fps動画を掲載しておきます。
https://twitter.com/StreetFighterJA/status/1513532957528498178
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。