脅すわけではありませんが、VTuberになってゲーム実況をやるのは、多大な労力がかかります。
しかし、それでもやりたいのであれば、
- ゲーム実況の部分
- VTuberの部分
の2つに分けて考えていきましょう。
このページには、難しい用語は登場しません。なんとなくでよいので、大まかなイメージをつかんでください。
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目次
PCを用意しよう
あのVTuberもPCを使用
私たちがイメージするVTuber(ゲーム実況系)は、一般的にPCを使用しています。
VTuber自体はスマホでもできるのですが、そこにゲームが絡んでくるとPCの存在が重要になってきます。たとえば、Switchのゲーム実況をやりたいならPCを使いましょう。
そこそこのスペックが必要
要求されるPCのスペックについては、なにをどうやりたいのかによって異なります。ただ、そこまで高性能なPCは必要ありません。
ひとつの目安としては、15~20万円台の価格帯のPCであれば問題ないでしょう(できれば20万円台)。TVゲームの実況の場合は、もっと安いPCでもできます。
PS5/PS4、Switch単体ではできない
通常のゲーム実況なら、PS5/PS4のシェア機能でもできます。
しかし、VTuberをやる機能はPS5/PS4にありません。PCが必要です。
では、Switchはどうかというと、やはりPCが必要です。そもそもPS5/PS4のようなシェア機能もありません。
ゲーム実況のやり方を理解しよう
ここが土台部分
VTuberとなってゲーム実況をやるためには、まず前提としてゲーム実況のやり方を理解する必要があります。
ついVTuberの部分に注目しがちですが、ゲーム実況が土台部分、基礎部分というイメージを持ってください。
学ぶ順番としては、
- ゲーム実況のやり方を理解する
- VTuberのやり方を理解する
という2ステップで考えます。
ライブ配信?録画?
ゲーム実況は、2種類に分類できます。
- ライブ配信(生放送)
- 動画投稿
VTuberでゲーム実況というと、ライブ配信のほうをイメージする人が多いかもしれません。いわゆるゲーム配信です。
しかし、録画・編集した動画を投稿したい、ライブ配信には興味がないという人もいるはずです。
両者でゲーム実況のやり方や、必要な機材・ソフトが異なります。したがって、ライブ配信と動画投稿、どちらにするか最初に決めておきましょう。
モデル、アバターについて理解しよう
VTuber用のソフト + Webカメラ
ゲーム実況をやるためには、配信者の分身となるモデルをゲーム画面上に表示する必要があります。
では、そのモデルはどのようにして動かすのかというと、VTuber用のソフトを使います。有名なのがAnimaze、およびVTube Studioです。
ほかに必要なのはWebカメラです。たとえば、私たちがカメラのまえで首をかしげると、モデルも同様に首をかしげます。また、表情や視線の動きも反映されます。
つまり、(1)AnimazeまたはVTube Studioと(2)Webカメラがあれば、簡単にVTuberになれるわけです。もちろん、ほかのソフトを使ってもかまいません。
自作と、外注依頼
では、肝心なモデルはどうやって用意すればよいのでしょうか。端的には2パターンあります。
- 自作する
- 他人に依頼する(外注)
自作は難易度が高かったり、時間がかかるので、現実的な選択肢としては外注になります。たとえば、「ココナラ」(PR)などを使います。
▲ココナラにアクセスすると、「VTuber」「Live2D」などの表現が並んでいるのがわかります。後者は「Live2D Cubism Editor」(外部リンク)などのソフトの総称のことで、上述したAnimazeやVTube Studioと連携できます。
ただ、いずれにせよいきなりはハードルが高いかもしれません。
そこで、ひとまず試してみたいということであれば、AnimazeやVTube Studioに入っている無料サンプルを使うとよいでしょう。
もちろん、外注依頼して作ってもらったモデルも両ソフトで使えます。
ゲーム画面に入れる方法
モデルをゲーム画面に入れる方法は複数あります。
一例ですが、ライブ配信の場合は上述したAnimazeまたはVTube Studioと、OBS Studio(以下OBS)というソフトを連携させます。
設定自体は難しくありません。
声について理解しよう
声については、まず前提としてマイクが必要です。マイクをPCに接続して声を入れます。
声を変えるかどうかは人それぞれですが、声を変える場合はボイスチェンジャー(ボイチェン)を使いましょう。2種類のやり方があります。
- 周辺機器を使う方法
- ソフトを使う方法
ただ、いずれにせよ設定で混乱することがあるかもしれません。いちばん簡単なのは地声でやることです。
声を入れる方法については、ゲーム実況のやり方を学ぶさいにわかります。心配ありません。
ゲーム実況のやり方について
ライブ配信(生放送)
最初に押さえるべきは、以下の3点です。
- ゲーム画面を視聴者に見せる方法
- ゲーム音を視聴者に聞かせる方法
- マイク音(自分の声)を視聴者に聞かせる方法
極論を言うと、この3点以外は無視してもかまいません。モデルをゲーム画面に入れる方法などは、後まわしにします。
録画・編集
押さえるべきは、以下の3点です。
- ゲームを録画する方法
- マイク音(自分の声)を動画に入れる方法
- 動画を編集する方法
録画 → 編集 → 投稿という流れになります。まずは、録画・編集方法について最初に理解しましょう。モデルをゲーム画面に入れる方法は、意外と簡単です。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。