Switchのゲーム実況のやり方について見ていきましょう。
ここでは、
- 必要な機材・ソフト
- 実況動画を作る作業の流れ
の2点についてご紹介します。
目次
ライブ配信の方法は別ページで解説
ゲーム実況には、以下の2パターンがあります。
- 動画投稿 ← このページで解説
- ライブ配信 ← 別ページで解説
Switchのライブ配信(生放送、ゲーム配信)については、以下のページをご覧ください。必要なもの・やり方が動画投稿の場合と異なります。
以下、動画投稿するケースを前提にゲーム実況のやり方を見ていきます。
PCの使用が前提
実況動画を作成するためにはPCが必要です。なくてもできなくはないのですが、一般的には使うものと思ってください。
PCを使わない方法については、下記ページにやり方をまとめました。
PCは、ノートでもデスクトップでもかまいません。それ相応のスペックがあれば実況動画を作れます。
作業のすべてはPCで行います。
- Switchのゲーム画面をPCに映し、PCで録画する。
- 録画してできた動画をPCで編集する。
- その動画をPCから投稿する。
Switchの録画機能は使わない
Switchにも録画機能(キャプチャー機能)があります。Joy-Con(L)のキャプチャーボタンを長押しすることで動画をSwitchに保存できるという機能です。
ひょっとしたら、「Switchの録画機能を使って、Switchだけでゲーム実況ができるのでは?」と思う人がいるかもしれません。
しかし、ゲーム実況で同機能を使うことはないと思ってください。そのいちばんの大きな理由は、30秒しか録画できないからです。
Switch対応のキャプチャーボードが必要
Switchのゲーム画面をPCに映し、さらに録画するためには、キャプチャーボードという周辺機器が必要です。これにSwitchをつなげましょう。
Switchとキャプチャーボードは、HDMIで接続します。接続方法でまちがえる人がいるので、注意してください。
では、どのようなキャプチャーボードを購入すればよいのでしょうか。さまざまな製品があります。GC551G2、およびGame Capture HD60 Xがひとつの基準になるでしょう。
考慮すべき事情は複数ありますが、最低限HDMI端子を搭載したキャプチャーボードを購入しましょう。これでSwitchに対応できます。
「キャプチャーボードを使わずに、HDMIでつなげてゲーム配信できないの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。結論はできません。詳細は下記ページにまとめました。
マイクが必要
動画に自分の声を入れるためには、マイクが必要です。マイクはPCに接続します。
注意したいのですが、Switchにマイクを接続するわけではありません。PCに声を入れたいので、あくまでもPCにマイクを接続します。
ヘッドセットとスタンドマイクがありますが、これはどちらでもかまいません。最終的には好みの問題になります。
ゲーム実況の準備をしよう
必要な機材はわかりました。では、どのようなセッティングをすればよいのでしょうか。
Switch側
まず、Switchはドックに装着します。つまり、TVモードにします。テーブルモードや携帯モードでは、ゲーム画面をPCに映せません。
忘れやすいところですが、ACアダプターの接続を必ず行いましょう。そうしないとTVモードになりません。
Switch Liteはドックに装着できないので、注意してください。キャプチャーボードと接続することはできません。
もしイヤホンをSwitchに接続しているなら取り外します。そうしないと、ゲーム音がSwitchのイヤホンから出てしまい、PCから出ません。
「ボイチャしながら録画したい」という人もいると思いますが、最初のうちはやめておきましょう。難度が上がります。
PC・キャプチャーボード側
各機器を接続します。Switchとキャプチャーボードは、HDMIケーブルでつなぎます。ドックの裏側のカバーを開けてください。そこにHDMI端子があります。
キャプチャーボードのドライバー、および付属ソフト(キャプチャーソフト)をインストールしましょう。
▲キャプチャーボードを販売するメーカーの公式サイトでダウンロードできます。
Switchとキャプチャーボードのつなぎ方についてピンとこない場合は、下記ページをご覧ください。
Switchのゲームを録画しよう
キャプチャーボードの準備が整ったらSwitchの電源を入れ、PCのほうで付属のキャプチャーソフトを起動します。すると、Switchのゲーム画面が映ります。
自分の声を動画に入れたい場合は、キャプチャーソフトの設定を変更します。たいていはマイクの音を録音する設定があるので、探してください。
キャプチャーソフトの録画ボタンをクリックすると、ゲームの録画が開始します。マイクに向かって声を入れつつ、ゲームをプレイしましょう。
動画を編集しよう
録画した動画は、PCに保存されます。必要であれば、この動画を動画編集ソフトで編集します。
たとえば、以下のような編集をします。
- 不要なシーンをカットする
- 途中部分を早送り(倍速)にする
- テロップを入れる
- BGM・効果音を入れる
おすすめの動画編集ソフトについては、下記ページをご覧ください。
一例を挙げると、PowerDirectorが有名です。初心者でも簡単に使えるうえに、キャプチャーボードのGC550 PLUSやGV-USB3/HDにも無料で付属されています。
動画を投稿しよう
最後に、編集が完了した動画をYouTubeなどの動画サイトにアップロードします。
YouTubeの場合、15分より長い動画をアップロードするには、上限を引き上げる必要があります。簡単な設定をしましょう。
X(旧Twitter)の場合は、動画編集の段階で2分20秒以下、かつ512MB以下にして投稿します。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。
コメント
この方法でキャプチャーをした際にマルチプレイでのボイスチャットで、相手の声は聞こえると思うんですが(ゲーム内の音声だから)自分の声はキャプチャーボードを通じてでも相手に届くのでしょうか?
Switchですと、基本的にはスマホにNintendo Switch Onlineアプリを入れ、
スマホで相手とボイスチャットするかたちになります(フォトナなどの例外あり)。
そして、それとは別にPC側にマイクを接続して
PCで自分の声が入った実況動画を作る流れです。
録画時、通話相手の声を入れる方法もあるにはありますが、
かなり複雑になります。
追記 : 記事をアップしました。
https://vip-jikkyo.net/voice-chat