OBS StudioでBGM・マイクの音を流すための設定方法

この記事をシェアする

PCの音、およびマイクの音を配信するためには、OBS Studio(以下OBS)でどのように設定すればよいのでしょうか。

obs-studio

ここでいう「PCの音」というのは、たとえば以下のような音のことです。配信者がPCで聞いている音、配信者のPCから出ている音であると思ってください。

  • BGM、音楽
  • ゲーム音
  • SkypeやDiscordの通話相手の声

また、「マイクの音」というのは、PCに接続したマイクに入れている音のことです。つまり、通常は配信者の声です。

PCの音を流すための設定

まずは、PCの音を流すための設定方法について見ていきましょう。ヘッドホンをしていてもPCの音は流せます。

  1. 「設定」をクリックします。
  2. obs-studio

  1. 「音声」をクリックします。
  2. obs-studio

  3. 「デスクトップ音声デバイス」で「既定」が選択されていることを確認します。これ以外を選択する必要はありません。
  4. obs-studio

マイクの音を流すための設定

PCの音に加えて、さらにマイクの音も流したいのであれば、引き続き設定をしていきましょう。マイクの音を流さないなら、以下の設定は不要です。

  1. あらかじめマイクをPCに接続しておきます。マイクはUSB接続でもかまいません。また、オーディオインターフェイスを使用しているのであれば、そちらにマイクを接続してもかまいません。
  2. obs-studio

  1. さきほどの設定画面を開き、使用するマイクを「マイク音声デバイス」で選択します。
  2. obs-studio
    ▲ここに表示されるマイクの名称は、PC環境によって異なります。

  3. 「OK」をクリックして設定画面を閉じます。
  4. obs-studio

BGMの音量調整

便宜上「BGM」としていますが、PCの音のことです。BGMの音量を調整するには、「ミキサー」の「デスクトップ音声」などのスライダーを左右に移動させます。

「デスクトップ音声」の音量

この操作をしたとき、音量が変化するのは視聴者側です。配信者自身が聞いている音量には影響ありません。したがって、たとえば視聴者に「BGMが大きいから下げて」といわれた場合は、スライダーを左に移動させます。

視聴者に音量のことを指摘されたら、まずは「ミキサー」にあるスライダーを調整するクセをつけましょう。

もちろん、ゲームやiTunes、YouTubeの動画プレイヤーなどのほうで、音量を直接調整してもかまいません。その場合は、視聴者が聞いている音量に加えて、配信者自身が聞いている音量にも影響があります。

自分には適切な音量であっても、視聴者に聞こえている音は小さかったり、逆に大きいというケースがあります。そこで、レベルメーターで音量を把握するようにしましょう。

マイク音量の調整

OBSの「マイク」のスライダーは最大にしておきます。

マイク音量が小さい場合の対処法については、下記ページをご覧ください。OBSのフィルター機能を使って、マイク音量を大きくすることもできます。

【OBS Studio】マイク音量が小さいときの対処法。コンプレッサーなど全5種類
OBS Studio(以下OBS)を使用していて マイクの音が小さい マイクが音を拾ってくれない マイクの音...

レベルメーターの確認

基本的に、レベルメーターが動いていれば、その音は視聴者に聞こえています。

obs-studio

逆に、レベルメーターが動いていない場合は、視聴者には音が聞こえていません。対処法については、下記ページをご覧ください。

参考 OBS Studioでゲーム音・PCの音が出ない、流せないときの対処法

注意したいのは、「ソース」で「映像キャプチャデバイス」や「メディアソース」を追加している場合です。初期設定では、これらのソースを追加しても配信者には音が聞こえません。しかし、視聴者には聞こえています。

「映像キャプチャデバイス」と「メディアソース」については、「視聴者に音が聞こえていないのではないか」と誤解しやすいところです。

「音声モニタリング」の設定

「映像キャプチャデバイス」と「メディアソース」の音を自分でも聞きたい場合は、OBSの設定を変更しましょう。

映像キャプチャデバイス

「映像キャプチャデバイス」の場合は、以下のように設定します。

  1. 「映像キャプチャデバイス」のプロパティを開く(ソース名をダブルクリック)。
  2. 「音声出力モード」を「デスクトップ音声出力 (WaveOut)」にする。
  3. 「OK」をクリックする。

obs-studio

詳しい設定については、以下のページをご覧ください。

OBSの「映像キャプチャデバイス」でゲーム画面を映す設定方法
OBS Studio(以下OBS)の「映像キャプチャデバイス」の設定方法について見ていきましょう。 具体的には、ゲーム機をキャ...

メディアソース

「メディアソース」の場合は、以下のように設定します。

  1. 「ミキサー」の歯車アイコンから「オーディオの詳細プロパティ」を選択する。
  2. 「メディアソース」の「音声モニタリング」で「モニターのみ(出力はミュート)」を選択する。

obs-studio

音声の細かい設定

「ミキサー」の歯車アイコンから、「オーディオの詳細プロパティ」を開くことができます。ここでは、少し細かい音声設定が可能です。

obs-studio

音声をモニタリングする

「音声モニタリング」の設定を変更します(上述)。

音声モニタリング

マイク音声を両耳から聞こえるようにする

オーディオインターフェイスを使用していて、マイクが左耳からしか聞こえない(片方しか聞こえない)という場合、「マイク」の「モノラルにダウンミックス」にチェックを入れてください。マイク音声をモノラルにできます。

モノラルにダウンミックス

音声トラックを選択する

トラック」の部分では、配信で使う音声トラックを選択できます。基本的に初期設定のまま、すべてチェックを入れておいてください。「設定」→「出力」で、「出力モード」を「詳細」にしたときに表示される「音声トラック」の設定と関係しています。

トラック

マイク音声を遅らせる

遅延の大きいキャプチャーボードを使用している場合に、ゲーム画面・ゲーム音声に合わせてマイク音声を遅延させることができるのが「同期オフセット」です。すべての製品で必須の設定というわけではありません1)具体的には、PCの画面を見ながらではゲームをプレイできないほどの遅延があるキャプチャーボードの場合は、マイク音声を遅延させたほうがよいでしょう。もし設定するのであれば、1,000~2,500msの数字を入力してください。

同期オフセット

ノイズを除去するための設定

OBSには、ノイズを除去するための機能が2種類搭載されています。

  • ノイズ抑制
  • ノイズゲート

ノイズ除去

この機能をうまく使って、マイクの音質を改善しましょう。詳細は、OBS StudioでBGM・マイクの音を流すための設定方法 をご覧ください。

OBS Studioでマイクのノイズを除去して、高音質にする方法
OBS Studio(以下OBS)には、マイクのノイズを除去(低減)するための機能が搭載されています。ノイズ抑制とノイズゲートです。 ...

シーン機能と音声設定

最後に、少しだけ難しい話をします。さきほど、マイクの音を配信する設定を「設定」→「音声」で行いました。

しかし、じつは「ソース」の「+」をクリックすると、「音声入力キャプチャ」というものがあります。ここからの設定でマイクの音を入れることもできます。

  1. 「設定」→「音声」で、「マイク音声デバイス」をすべて「Disabled」にする(重要)。
  2. 「OK」をクリックする。
  3. ソースに「音声入力キャプチャ」を追加して、使用するマイクを「デバイス」で選択する。

「音声入力キャプチャ」を追加

では、「音声入力キャプチャ」にどのようなメリットがあるのでしょうか。それは、特定のシーンに切り替えたときだけマイクの音を配信できるという点です。詳細は、 【OBS Studio】シーン機能の便利な使い方 をご覧ください。

【OBS Studio】シーン機能の便利な使い方。画面をスムーズに切り替える
OBS Studio(以下OBS)のシーン機能を使うと、以下のような場面で画面を一瞬で切り替えられるようになります。 ...

References   [ + ]

1. 具体的には、PCの画面を見ながらではゲームをプレイできないほどの遅延があるキャプチャーボードの場合は、マイク音声を遅延させたほうがよいでしょう。もし設定するのであれば、1,000~2,500msの数字を入力してください。
スポンサーリンク
レクタングル(大)