OBS Studio(以下OBS)には、知っておくと便利な機能がたくさん搭載されています。
もちろん、知らなくても配信はできるのですが、知っていれば快適に配信できます。
「こんなことがOBSでできたらいいな」と思った機能は、じつはすでに搭載されているかもしれません。
目次
- 1 サイトごとに設定を保存したい(プロファイル)
- 2 画面を切り替えたい(シーン)
- 3 シーン・ソースを保存したい(シーンコレクション)
- 4 設定をバックアップしたい、別PCに引き継ぎたい
- 5 ソースを整理したい
- 6 テロップを表示したい、流したい
- 7 スクショ撮影したい、サムネを作りたい
- 8 「スタジオモード」について知りたい
- 9 Discord、ZoomにOBSの画面を映したい
- 10 複数のサイトで同時配信したい
- 11 マイクに入るノイズを除去したい、音質をよくしたい
- 12 リバーブ(エコー)をかけたい
- 13 マイク音声を遅らせたい
- 14 シーン切換えでマイクを自動的にON/OFFしたい
- 15 自分の声を自分で聞きたい
- 16 特定のアプリ、ウィンドウの音だけを流したい
- 17 ゲーム音だけを流したい
- 18 フィルターについて知りたい
- 19 録画したい、実況動画を作りたい
- 20 配信中、同時に録画したい(設定、プラグイン)
- 21 ショートカットキーを知りたい
- 22 アップデート(アプデ)の方法を知りたい
- 23 ダウングレードの方法を知りたい
- 24 その他、Q&Aはこちら
サイトごとに設定を保存したい(プロファイル)
複数のサイトを利用することがある場合、プロファイルが便利でしょう。サイトごとに配信設定を保存しておき、瞬時に切り替えることができます。
たとえば、YouTube用の設定と、Twitch用の設定を作って保存しておけます。気分や日によって配信サイトを変えたいという人に重宝する機能です。
かなり便利な機能なのですが、プロファイルの存在を知らない人もいるかもしれません。
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画面を切り替えたい(シーン)
シーン機能は、いま映っている画面を一瞬で別画面に切り替えられる機能です。たとえば、ゲーム画面とカメラ映像をワンクリックで切り替えることができます。
また、画面切り替え時のエフェクトも変更できます。上記動画ではフェードを使用しました。
詳細については、下記ページをご覧ください。
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シーン・ソースを保存したい(シーンコレクション)
シーンコレクションを使えば、OBSのシーン・ソースを保存しておき、必要なときに呼び出して切り替えられます。
シーンコレクションの使い方については、下記ページをご覧ください。
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設定をバックアップしたい、別PCに引き継ぎたい
設定を保存したいなら、プロファイルやシーンコレクションを使いましょう。上述したとおりです。
もし設定をバックアップしたい、あるいは別PCに設定を引き継ぎたいということであれば、下記ページをご覧ください。
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ソースを整理したい
ソースをただ追加するばかりでは、快適に配信できません。そこで、必要に応じて整理整頓しましょう。
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テロップを表示したい、流したい
テロップ(文字、字幕、テキスト)を画面に表示することもできます。
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スクショ撮影したい、サムネを作りたい
静止画を撮影したいならスクリーンショット機能の出番です。サムネイルの作成用に使うのもよいかもしれません。
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「スタジオモード」について知りたい
スタジオモードは、視聴者に別の画面を見せつつ、裏でソースを追加・編集できる機能です。
最初はわかりづらいかもしれませんが、慣れたらプロのような配信ができます。
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Discord、ZoomにOBSの画面を映したい
OBSに映っている画面をDiscordやZoomに流したい場合は、仮想カメラ機能を使えばできます。
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また、仮想カメラを使わない方法もあります。
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複数のサイトで同時配信したい
複数のサイトで同時刻に配信したい場合、同時配信プラグインを入れると簡単です。これがいちばん手軽でしょう。
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ほかにも、Restreamというサイトを使う方法もあります。YouTubeやTwitchで配信するなら無料です。
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マイクに入るノイズを除去したい、音質をよくしたい
マイクにノイズが入って音質が悪いときは、ノイズ除去の出番です。
以下のような音声を消すことができます。
- 「サーッ」などの音
- キーボードの打鍵音
- マウスのクリック音
詳細については、下記ページをご覧ください。OBSに音声フィルターというものを追加します。
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また、NVIDIAのグラフィックボード(GPU)が搭載されているPCの場合は、GPUでノイズ除去する方法もあります。
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ただ、ひとまずOBS標準搭載のノイズ除去機能を使ってみるとよいでしょう。これがいちばん手軽な方法です。
リバーブ(エコー)をかけたい
カラオケのように声を響かせたい場合は、VSTプラグインを導入します。初めて聞く用語かもしれませんが、難しい部分はありません。
一例ですが、「OrilRiver」というVSTプラグイン(無料)を使います。
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さらに、「filter-hotkeys」を使うことでリバーブのON/OFFをホットキーで切り替えられるようになります。OrilRiverを導入後、こちらも入れてみてください。
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マイク音声を遅らせたい
遅延の大きいキャプチャーボードなどを使用している場合に、ゲーム画面・ゲーム音声に合わせてマイク音声を遅延させることができるのが「同期オフセット」です。
たとえば、PCの画面を見ながらではゲームをプレイできないほどの遅延があるキャプチャーボードの場合は、マイク音声を遅延させたほうがよいでしょう。
- 「音声ミキサー」の歯車アイコンをクリックする(または「編集」→「オーディオの詳細プロパティ」)。
- 「オーディオの詳細プロパティ」が開く。
- 「マイク」の「同期オフセット」に1,000~2,500msの数字を入力する。
シーン切換えでマイクを自動的にON/OFFしたい
シーンに「マイク入力キャプチャ」を追加することで、特定のシーンに切り替えたときだけマイクをON/OFFできるようになります。
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自分の声を自分で聞きたい
自分の声を聞きながら話す(音声モニタリング)には、まず「オーディオの詳細プロパティ」の設定画面を開きます。
▲ここに歯車アイコンがない場合は、上部メニューバー「編集」→「オーディオの詳細プロパティ」でも開けます(バージョン28.0以上で同アイコンが表示)。
そして、「マイク」の「音声モニタリング」を「モニターのみ (出力はミュート)」にしましょう。自分の声が聞こえる状態になります。
ただ、音声モニタリングには遅延があります。自分の声を聞きながら歌うというような用途には向きません。
オーディオインターフェイス(例 : AG03)を導入しているのであれば、そちらのモニター機能を使いましょう。
また、マイクテストしたいという場合は、下記ページもご覧ください。
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特定のアプリ、ウィンドウの音だけを流したい
OBS 28.0以降であれば、特定のアプリの音を視聴者に聞こえないようにする機能が標準搭載されています。
このような機能を使うことにより、
- Discordで通話しつつ相手の声は入れない、
- 動画を視聴しつつ、その動画の音は入れない
というようなことが可能になります。
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ゲーム音だけを流したい
ゲーム音だけを入れたい場合、とても簡単な設定でできます。3つのケースを想定して、やり方をまとめました。
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フィルターについて知りたい
一例ですが、フィルター機能でできることをまとめました。映像・音声を加工できます。
- ノイズ抑制
- リバーブ(VSTプラグイン)
- コンプレッサー
- クロマキー
- マスク
- スクロール
- 色補正
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録画したい、実況動画を作りたい
一般的にはライブ配信用として知られているOBSですが、録画機能も搭載しています。
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配信中、同時に録画したい(設定、プラグイン)
もしライブ配信しながら録画したいという場合は、下記ページもご覧ください。切り抜き動画を作成するのに使うとよいでしょう。
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「Source Record」プラグインを導入することで、録画するものを選ぶことができるようになります。
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ショートカットキーを知りたい
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アップデート(アプデ)の方法を知りたい
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ダウングレードの方法を知りたい
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その他、Q&Aはこちら
OBS使用時によくあるトラブル、よくある質問については、下記ページをご覧ください。
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また、OBSの使い方全般については、下記ページをご覧ください。
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2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。