【全6種類】PowerDirectorで動画をカット編集する方法

不要なシーンをPowerDirectorカットしてみましょう。

PowerDirector

たとえば、実況動画の場合はゲーム中の以下のようなシーンをカットします。

  • 単調な作業場面(例 : レベル上げ、アイテム集め)
  • ロード画面(読み込み画面)
  • ロビー、待機画面

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準備しよう

最初に動画を読み込みましょう。「メディア」を開いて動画を読み込みます。

メディア

動画を読み込んだら、タイムラインドラッグ&ドロップします。これで編集の準備が整いました。

動画をドラッグ&ドロップ

動画の開き方で不明な点がある場合は、下記ページをご覧ください。

PowerDirectorで動画を開く方法と、タイムラインに配置するときのコツ、複数動画の連結
PowerDirectorで動画編集するためには、最初に動画を読み込む(開く)必要があります。 逆に言うと、動画を読み込まない...

【重要】分割してカットしよう

動画の途中部分をカットしたい場合、よく使うのがこの分割です。

  1. カットしたい部分の開始地点にスライダーを移動させます。
  2. 開始地点

  1. 分割アイコンをクリックします。Ctrlキー + Tキーでもかまいません。なお、分割アイコンはスライダーがクリップ端にあると表示されません。
  2. 分割アイコン

  3. スライダーの位置で素材が分割されました。
  4. 分割

  5. 同様に、カットしたい部分の終了地点にスライダーを移動させ、分割アイコンをクリックします。
  6. 終了地点で分割

  7. タイムライン上での操作方法がよくわからない場合は、「3つの要素で理解する、PowerDirectorの編集画面の見方」をご覧ください。
  8. 分割された部分をクリック(削除したい部分を選択)し、白い境界線で囲われた状態にします。きちんとクリックしないと、このあと削除できません。
  9. 削除したい部分を選択

  10. 最後にDeleteキーを押します。メニューが表示されるので、「削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する」をクリックしましょう。
  11. 削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する

  12. 完了です。カットできました。
  13. 削除完了

  14. カットのつなぎ目が気になる場合は、トランジションというエフェクトを入れます。詳細は、「PowerDirectorでトランジションを入れる方法。簡単にオシャレ感アップ」をご覧ください。

範囲選択してカットしよう

もっとスピーディーにカットしたいなら、範囲選択して削除する方法もあります。

やり方ですが、タイムライン上のクリップをクリックし、Xキーを押してください。

すると、クリップが黄色く表示されました。両端に黄色のハンドルがあるので、これをドラッグしてカットする範囲を選択します。

黄色のハンドル

最後に、Deleteキーを押します。

途中で範囲選択を解除したくなった場合は、黄色のハンドル下の「×」ボタンをクリックするか、またはEscキーを押してください。

なお、この範囲選択した状態で出力することもできます。動画を分割保存したい場合に向いています。

PowerDirectorでMP4保存。YouTube・X用に動画を書き出そう
PowerDirectorでの編集が完了したら、最後の締めとして動画を保存しましょう。 こうすることで、編集した動画を ...

トリミングで切り出そう

上述した分割カット、および範囲選択カットは、「不要な部分」を決めて削除する方法でした。

これに対し、「残したい部分」を決めて必要な部分だけ切り出し、ほかの部分を自動的に削除する方法のことをトリミングといいます。

トリミングの説明

残したい部分が少ない(不要な部分が多い)動画の場合はトリミングが便利かもしれません。

素材を選択

トリミングの方法については、下記ページをご覧ください。

PowerDirectorでトリミング(カット)する方法2種類
PowerDirectorで動画の不要な部分をカットする方法のひとつとして、トリミングがあります。 トリミングとは、動画の「残...

素材の最初、または最後をカットしよう

使用頻度は高くないかもしれませんが、タイムライン上で素材の端をドラッグしてカットする方法もあります。

素材を選択

この方法は、動画の途中部分をカットすることはできません。しかし、動画の最初の部分、または最後の部分だけをスピーディーにカットできるのがメリットです。

まず、素材をクリックして白色の境界線が表示された状態にしてください。

白色の境界線

つぎに、素材の左右どちらかの端にカーソルを合わせます。

  • 冒頭をカットしたい → 左端にカーソルを合わせる
  • 終盤をカットしたい → 右端にカーソルを合わせる

そして、左右の矢印アイコンが表示されたことを確認し、左右いずれかの方向にドラッグします。これだけです。

  • 冒頭部分をカットしたい → 右方向にドラッグ
  • 終盤部分をカットしたい → 左方向にドラッグ

ドラッグ

ドラッグ

AIで無音部分を自動カットしよう

ここまではすべて手動でカット編集する方法を見てきました。

じつは、PowerDirectorには無音部分を自動でカットしてくれる機能があります。「文字でカット編集」という機能です。

文字でカット編集
▲「編集」→「動画」→「ツール」→「文字でカット編集」の順にクリックします。

実況動画ではあまり使わないかもしれませんが、いわゆる「ジャンプカット編集」のようなテンポのよい動画にしたいときに使ってみてください。

無音部分は青色で表示
▲AIが自動で無音部分を検出し、その部分を青色で表示してくれます。青色の部分はワンクリックで全削除できます。

同機能の詳しい使い方を下記ページにまとめました。

【AI活用】PowerDirectorで無音部分を「自動」カットする方法
PowerDirectorには、無音部分を自動でカットしてくれる機能があります。 その機能のことを「文字でカット編集」といいま...

プレカットで切り出そう

長時間動画の編集で役立つのがプレカット機能です。

プレカット

これは、タイムラインに動画素材を配置するまえの段階で、必要な部分を切り出しておける機能です。

すなわち、(1)必要な部分を切り出し(トリミング)、(2)その部分だけをタイムラインに配置するので、タイムライン上での作業をシンプルにできるメリットがあります。

やり方は以下のとおりです。

  1. 「メディア」ライブラリーにある素材上で右クリックし、「プレカット ツール」を選択する。
  2. 「トリミング」ウィンドウが表示されるので、必要な部分をトリミングする(上述)。
  3. 「OK」をクリックする。
  4. トリミングした素材をタイムラインに配置する。
イメージしづらい機能かもしれませんが、たとえば動画の冒頭にダイジェストを入れたい、というようなケースで便利でしょう。

少し細かいこと

別トラックの素材も同時カットする

複数のトラックに配置した素材をまとめて分割することもできます。Ctrlキーで複数の素材をクリックし、その状態で分割します。

同時カット

映像のみ、または音声のみをカットする

通常、映像・音声の両方を同時にカットするわけですが、以下のようなケースがあるかもしれません。

  • 映像はカットしたいが、音声はカットしたくない
  • 音声はカットしたいが、映像はカットしたくない

このような場合は、トラックをロックしましょう。たとえば、下図のように音声トラックをロックすると、映像のみを分割できます。

ロック
▲音声トラックをロックしたため、いっさいの音声編集ができなくなります。

まとめ

複数のカット方法をご紹介しました。ひょっとしたら、いくつか難しい方法があったかもしれません。

状況に応じて複数の方法を使い分けるのがベストですが、最悪でも分割カットができれば問題ありません

もしカットするのが惜しいシーンがある場合は、早送り(倍速)にするのも効果的です。

まだPowerDirectorを購入していないなら、ぜひ下記リンクから製品を入手してみてください。

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コメント

  1. GoPeo星人 より:

    少し記事の主旨と違いましたら申し訳ありません。

    GoProで撮影したVlogをジェットカット(マルチトリミングの多用)をしているのですが、映像のつなぎ目で「プツッ」と音が入ってしまいます。
    調べてみるとクリックノイズというらしいですが、こちらを除去する機能はPowerDirectorには存在しないのでしょうか?
    ちなみに20 Ultimate Suiteを使用しています。

    ご教示いただけると幸いです。

  2. しんたろ より:

    aviutilからPOWERdirectorに乗り換えたのですが、プレビューした時、タイムラインスライダーの位置が再生終了時間で止まってしまうのを不便に感じてしまいます。
    aviutilのようにプレビューが終わったらプレビュー前に設定していた地点にタイムラインスライダーを戻す設定などはありますか?

    • 管理人 より:

      AviUtlからの乗り換えだと、プレビュー時のタイムラインスライダーの
      位置が気になることがありますよね。

      PowerDirectorの場合、これを設定で変更できればよいのですができません。

      【1】

      いちおう代替案としては、タイムラインスライダー上部にある
      黄色のアイコンを使う方法があります。

      黄色の部分にカーソルを合わせてグググッと横方向にドラッグすると、
      黄色の範囲が広がっていきます。
      再生したい範囲をドラッグしてください。

      そして、スペースキーを押します。
      すると後方の黄色い線に到達したとき、自動で前方の黄色い線に
      タイムラインスライダーが戻ります。

      これを利用すればそれっぽい動作にはなりますが、
      手間ですし、求めているものとは大きく違うと思います。

      【2】

      タイムラインマーカーを使う方法も、あるにはあります。

      任意の位置にタイムラインスライダーを移動し、右クリックから
      タイムラインマーカーを追加します。

      そして動画を再生し、再生中に(停止は不要)タイムラインマーカーを
      クリックすると(クリックするだけ)、その地点にタイムラインスライダーが戻り、
      動画が再生されます。

      【3】

      あとはこれもちょっと違うとは思いますが、任意の位置に
      タイムラインスライダーを移動し、そのまま動画を再生してください。

      そして動画を再生したまま(停止は不要)、タイムラインの目盛りを
      クリックします(クリックするだけ)。

      すると、クリックした箇所にタイムラインスライダーが移動し、
      動画が再生されます。

      これをうまく利用すればプレビュー開始地点までタイムスライダーを
      戻せますが、やはり求めているものとはちょっと違うかもしれません。