PS4のゲーム実況のやり方について見ていきましょう。
ここでは、
- 必要な機材・ソフト
- 実況動画を作る作業の流れ
の2点についてご紹介します。
目次
ライブ配信について
ゲーム実況には、以下の2パターンがあります。
- 動画投稿 ← このページで解説
- ライブ配信
ライブ配信(生放送、ゲーム配信)については、以下のページをご覧ください。
PCの使用が前提
PS4のシェア機能でもゲーム実況ができますが、今回はPCの使用を前提にしています。
PCは、ノートでもデスクトップでもかまいません。相応のスペックがあれば実況動画を作れます。
作業のすべてはPCで行います。すなわち、
- PS4のゲーム画面をPCに映し、PCで録画する
- 録画してできた動画をPCで編集する
- その動画をPCから投稿する
という流れです。
録画のためには、PS4対応のキャプチャーボードが必要
PS4のゲーム画面をPCに映し、さらに録画するためには、基本的にキャプチャーボードという周辺機器が必要です。PS4をこれにつなげましょう。
PS4とキャプチャーボードは、HDMIで接続します。接続方法でまちがえる人がいるので、注意してください。
では、どのようなキャプチャーボードを購入すればよいのでしょうか。考慮すべき事情は複数ありますが、最低限HDMI端子を搭載したキャプチャーボードを購入しましょう。これでPS4に対応できます。
リモートプレイでもゲーム画面を映せる
一般的な方法ではありませんが、PS4のリモートプレイを使ってゲーム画面をPCに映す方法もあります。この場合、キャプチャーボードは必要ありません。
リモートプレイというのは、ワイヤレスでPS4のゲーム画面をPCに映せる機能です。つまり、キャプチャーボードがなくてもよいのです。
ただ、以下のようなデメリットがあります。
- 画質があまりよくない
- Windows 7に対応していない
- ゲームによっては、リモートプレイに対応していない
- 別途ソフトを用意しないと、画面を録画できない
詳細については、以下のページをご覧ください。キャプチャーボードを使用する方法が一般的です。
参考 PS4リモートプレイの使い方。キャプチャーボードなしで録画・ライブ配信
マイクが必要
動画に自分の声を入れるためには、マイクが必要です。マイクはPCに接続します。
PS4に接続するわけではありません。PCに声を入れたいので、PCにマイクを接続します。この点は注意してください。
マイクには、ヘッドセットとスタンドマイクがあります。どちらでもかまいません。最終的には好みの問題になります。
ゲーム実況の準備をしよう
必要な機材はわかりました。では、どのようなセッティングをすればよいのでしょうか。
PS4側
まず、本体側の設定でHDCPを無効にする必要があります。そうしないと、キャプチャーボードと接続しているPS4の画面をPCに映せません。
- PS4とモニター(またはTV)を直接、HDMIで接続する。
- 「設定」→「システム」で、「HDCPを有効にする」のチェックを外す。
- PS4をモニターから取り外し、キャプチャーボードと接続する。
注意したいのですが、フレンドとボイスチャットをしたいからといって、PS4にヘッドセットを接続しないようにしましょう。つなげたままだと、ゲーム音が動画に入りません。
「ボイチャ(パーティー)しながら録画したい」という人もいると思いますが、最初のうちはやめておきましょう。難度が上がります。
PC・キャプチャーボード側
各機器を接続します。PS4とキャプチャーボードは、HDMIケーブルでつなぎます。
キャプチャーボードのソフトもインストールしましょう。具体的には、ドライバーとキャプチャーソフトです。
▲どちらも、キャプチャーボードを販売するメーカーの公式サイトでダウンロードできます。
PS4のゲームを録画しよう
キャプチャーボードの準備が整ったらPS4の電源を入れ、PCのほうで付属のキャプチャーソフトを起動します。すると、PS4のゲーム画面が映ります。
自分の声を動画に入れたい場合は、キャプチャーソフトの設定を変更します。たいていはマイクの音を録音する設定があるので、探してください。
キャプチャーソフトの録画ボタンをクリックすると、ゲームの録画が開始します。マイクに向かって声を入れつつ、ゲームをプレイしましょう。
動画を編集しよう
録画した動画は、PCに保存されます。必要であれば、この動画を動画編集ソフトで編集します。
▲ゲーム画面は『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(スクウェア・エニックス)より
たとえば、以下のような編集をします。
- 不要なシーンをカットする
- 途中部分を早送り(倍速)にする
- テロップを入れる
- BGM・効果音を入れる
おすすめの動画編集ソフトについては、下記ページをご覧ください。
一例を挙げると、PowerDirectorが有名です。初心者でも簡単に使えるうえに、キャプチャーボードのGC550 PLUSやGV-USB3/HDにも無料で付属されています。
動画を投稿しよう
最後に、編集が完了した動画をYouTubeやニコニコ動画にアップロードします。
YouTubeの場合、15分より長い動画をアップロードするには、上限を引き上げる必要があります。簡単な設定をしましょう。詳細は、YouTube ヘルプをご覧ください。
X(旧Twitter)の場合は、動画編集の段階で2分20秒以下、かつ512MB以下にして投稿します。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。