OBS Studio（以下OBS）を導入しましょう。設定するうえでのポイントも、ざっと見ていきます。
手順としては、以下のとおりです。
- OBSをダウンロード・インストールする。
- OBSに画面を映す。
- BGM・マイクの設定をする。
- 配信サイトごとに設定する。
一見すると難しそうに感じるかもしれません。
たしかに、設定しなければいけない箇所は多いのですが、それも最初だけです。2回めからは楽になります。
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ダウンロード・インストール
では、さっそくOBSをダウンロードしましょう。
- 公式サイトにアクセスし、「Windows」をクリックする。
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行する。
- 画面を順に進めていく（設定変更は不要）。
- OBSのインストールが完了する。
- 「自動構成ウィザード」は、いったん「キャンセル」を選択する。
ダウンロード方法のより詳しい解説については、下記ページをご覧ください。
ソースを追加して、OBSに画面を映そう
「ソース」のところにある「+」をクリックしてください。いろいろな項目が出てきます。
たとえば、ここで「画像」を選ぶと、PCに保存してある画像を視聴者に見せることができます。
視聴者にゲーム画面を見せたい場合は、「映像キャプチャデバイス」「ウィンドウキャプチャ」「ゲームキャプチャ」のいずれかを選択します。
ほかにも、PCのなんらかの画面を視聴者に見せたいのであれば、「ウィンドウキャプチャ」や「画面キャプチャ」を選ぶのもよいでしょう。
このあたりについては、下記ページに詳しくまとめました。
ただし、場合によっては画面が映らない、真っ暗ということもあるでしょう。ここでイライラしたり、とまどったりする人が多いのです。挫折する人もいます。
対処法は「OBSに画面が映らないときの対処法」に書きましたが、いまは気にする必要はありません。
PCの音・マイクの音を流そう
PCの音や、マイクの音（自分の声）を流したいなら「設定」→「音声」で設定します。
初期設定でPCの音（自分に聞こえている音）が流れる設定になっています。あとはマイクの音を流すための設定をしましょう。
注意点ですが、Discordで通話しつつ相手の声を配信に流さないようにする設定は手間がかかります。初回配信時はおすすめしません。
配信サイトごとに設定しよう
どのサイトで配信する予定でしょうか？
- YouTube Live
- Twitch
- ニコ生
- ツイキャス
- OPENREC
- ミラティブ
- その他
OBSはあらゆるサイトに対応していますが、配信サイトごとに設定を変更しなくてはいけない部分があります。
具体的には、
- 「設定」→「配信」
- 「設定」→「出力」
の2つです。
配信サイトごとの設定方法を「配信サイトに合わせて設定しよう」にまとめました。すぐに配信するための設定を掲載しています。
「設定がめんどい」という人へ
細かいことは抜きにして、いったん配信してみるのもよいでしょう。
準備がまだ整っていなくて、
- OBSの画面が真っ暗
- マイクがない
という状況であっても問題ありません。配信自体はできます。練習として1回テスト配信すればおおよその流れがつかめるはずです。
たんなるテスト配信なので、気軽にやってみましょう。
また、「あれもこれも」と手を広げすぎないようにしてください。配信に慣れないうちは、以下の3点ができれば成功です。
- ゲーム画面を視聴者に見てもらえた
- ゲーム音を視聴者に聞いてもらえた
- マイク音（自分の声）を視聴者に聞いてもらえた
下記ページにも書きましたが、よけいないことはやらないほうが無難です。トラブルのもとです。
ちょっとした小話
YouTubeで配信したいという人が多いのですが、意外と設定方法は難しめです。OBSの使用を前提とした場合、Twitchでの配信がいちばん簡単でしょう。
- YouTube : 複雑で、つまずく人が多い
- Twitch : シンプルな方法で配信でき、設定が簡単
筆者としては、初心者にOBS + YouTube配信の組み合わせは難しいと思っています。なにをするにしても手間がかかり、覚えておかないといけない仕様が多く存在するからです。
簡単なのはTwitchです。実際に同サイトで配信を続けるかどうかは人それぞれですが、少なくとも初回配信には向いています。YouTubeのような複雑さはありません。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく！ゲーム実況界の教科書をめざしています。