【AviUtl拡張編集】BGM・音楽を入れて音声編集する方法。カット・差し替え、全8個

AviUtl音声を動画に追加して編集するには、どうすればよいのでしょうか。

ここでいう音声というのは、

  • BGM、音楽
  • 効果音、SE
  • 動画とは別に録音しておいた自分の声(別撮り

のことをさしています。動画に入っている音声とは別に、違う音声を重ねたい、違う音声に差し替えたいというケースを想定しています。

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大きく2種類ある、音声を読み込む方法

AviUtlで音声を読み込む方法は、大別して2パターンあります。

  • AviUtl本体で音声を読み込むやり方
  • 拡張編集プラグインで音声を読み込むやり方

今回は、2番めの方法を採用します。拡張編集プラグインの導入方法については、以下のページをご覧ください。

AviUtlの導入は5分でできる。本体と各種プラグインのダウンロード・設定方法
AviUtlで本格的に動画編集するためには、以下のものが必要です。ダウンロード・インストールしたうえで、初期設定を変更していきましょう。 ...

1番めの方法は、AviUtl本体で音声を読み込んで編集する方法です。複数の音を重ねられないので、動画編集には向きません。

動画・音声を読み込む

まずは動画と音声を開きます。1と2の順番は逆でもかまいません。複数の音声ファイルをまとめて読み込むことはできません。1個ずつ読み込みます。

  1. 動画をタイムラインにドラッグ&ドロップする。
  2. 追加したい音声をタイムラインにドラッグ&ドロップする。

動画と音声をタイムラインにD&D

メインウィンドウに動画・音声をドラッグ&ドロップするわけではないので、その点は注意してください。

動画・音声を読み込んださい、場合によっては以下のようなエラーが出ることがあります。

  • ファイルの読み込みに失敗しました
  • 音声ファイルの読み込みに失敗しました

あるいは、オブジェクト(青い帯、赤い帯)が表示されないこともあるでしょう。

このようなときは、下記ページをご覧ください。記事のタイトルが「動画」となっていますが、音声の場合も同じです。

AviUtlで動画を読み込めないとき、試すべき10個の対処法
AviUtlで動画を読み込めない場合、どのようにして対処すればよいのでしょうか。 具体的には、以下のような症状が発生したときです。 ...

なお、音声ファイルがWAVという形式の場合、4GBを超えている音声は途中から音が消えます

音声を再生するタイミングを変更する

追加した音声を鳴らすタイミングを変更したい場合は、音声オブジェクト(赤色の帯)を左右にドラッグして移動します。

音声オブジェクトの移動

このとき、音声オブジェクトの端をドラッグしないように注意してください。音の前半部分、または後半部分がカットされてしまいます。

もし編集作業を戻したいときは、Ctrlキー + Zキーを押します。

不要な部分をカットする

音声のカット方法については、以下の記事をご覧ください。動画をカットする場合と基本的に同じです。

AviUtlでカット編集する方法。うまくカットできないときの対処法も
AviUtlで動画の不要なシーンを削除するには、コツが必要です。ほかの一般的な編集ソフトとは、カット編集の方法が少し異なります。 大き...

注意が必要なのは、動画に入っている音声を分割する場合です。具体的には、動画オブジェクトと音声オブジェクトのグループ化を解除して、音声オブジェクトのみを分割する場合です。

このとき、「動画ファイルと連携」をONにしたまま音声オブジェクトを分割すると、分割した地点以降の音が消えます。したがって、同項目をOFFにしてから分割してください。

動画ファイルと連携

よほどのことがないかぎり、「動画ファイルと連携」は触らないほうがよいかもしれません。音が消えたときは、Ctrlキー + Zキーで編集を戻しましょう。

音量を調整する

「音量」スライダーで調整する

音量を調整するには、音声オブジェクトの設定ダイアログを開き、「音量」のスライダーを左右に移動します。音が大きすぎると音割れするので、注意してください。

音量の調整

複数の音声を読み込んでいる場合は、音量バランスに気をつけながら調整しましょう

音声オブジェクトのあるレイヤーを非表示にすると音を消せます。出力した動画にも反映されます。

別の音声に差し替える方法

もとの動画の音声を消したい、別の音声に差し替えたいという場合は、「音量」を0にします。すると、もとの動画は無音になり、追加した音声だけが聞こえる状態になります。

音量を0に

もし特定のシーンだけ部分的に音を消したいということであれば、以下のようにしましょう。

  1. 無音にしたい部分で音声オブジェクトを分割する。
  2. 音声オブジェクトの「音量」を0にする。
  3. 音が突然消えるのは不自然なので、後述する「音量フェード」を適用する。
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音量が少しずつ大きくなる(小さくなる)ようにする

フェードをかける

フェードをかければ、だんだんと音量が大きく聞こえるようにできます。逆に、だんだんと音量を小さくすることも可能です。

  1. 音声オブジェクトの設定ダイアログを開く。
  2. 「+」から「音量フェード」を選択する。
  3. 必要に応じて「イン」と「アウト」の設定を変更する。

音量フェード

フェードインとフェードアウト

「イン」というのは、フェードインのことです。この数字が大きいほど、もとの音量になるまで時間がかかります。動画にもよりますが、0.5~1くらいが使いやすいかもしれません。

フェードイン

「アウト」はフェードアウトのことです。この数字が大きいほど、時間をかけてゆっくりと音を小さくします。余韻を残して終わりたいのであれば、5がお薦めです。

フェードアウト

音量フェードを削除したい場合は、設定ダイアログの「音量フェード」の下の部分で右クリックし、「フィルタ効果の削除」を選択してください。

そのほかの編集

モノラル化

設定を変えていないのに、音声が片方からしか聞こえないという場合は、以下のようにすることで左右から同じ音が聞こえるようになります。

  1. 音声オブジェクトの設定ダイアログを開く。
  2. 「+」から「モノラル化」を選択する。

モノラル化

ディレイ

ディレイとは、やまびこ(エコー)のように音を遅らせて再生することをいいます。音が響いているように聞こえます。

  1. 音声オブジェクトの設定ダイアログを開く。
  2. 「+」から「音声ディレイ」を選択する。

音声ディレイ

AviUtlだけでキレイに音を響かせたい、カラオケのようなリバーブをかけたいという場合は、VSThost4aviutlというプラグインを導入しましょう。

音声の途中部分だけディレイをかけることもできます。

  1. 無音にしたい部分で中間点を2個追加する(音声オブジェクトで右クリック→「中間点を追加」)。
  2. キーを押す(ディレイをかけたい部分が破線で囲われる)。
  3. 設定ダイアログの「音量」ボタンをクリックし、「瞬間移動」を選択する。
  4. 「音量」を0にする。

パン

音を左右どちらかに寄せたい、左右の音量バランスを変えたいという場合は、「左右」の設定を変更します。

左右

ループ再生

あくまでも一例ですが、追加した音声が動画よりも尺が短いときは、音声をループ再生すると効果的です。

  1. 音声オブジェクトの設定ダイアログを開く。
  2. ループ再生」にチェックを入れる。
  3. 音声オブジェクトの右端を右にドラッグして伸ばす。

ループ再生

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