AviUtlでテロップ・字幕を入れる方法。動画映えを狙う

AviUtlで、画面上にテロップを入れるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法を詳しく見ていきましょう。

AviUtlで入れたテロップ

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拡張編集プラグインを導入する

拡張編集プラグインをインストールしていることを前提にしています。

同プラグインをまだインストールしていない場合は、AviUtlの導入は5分でできる。本体と各種プラグインのダウンロード・設定方法をご覧ください。

AviUtlの導入は5分でできる。本体と各種プラグインのダウンロード・設定方法
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テキストオブジェクトを追加する

まず、以下のようにしてテキストオブジェクトを追加します。

  1. 動画をタイムラインにドラッグ&ドロップして読み込む。
  2. 動画を配置したレイヤーよりも下のレイヤーの空欄上で、右クリックする。
  3. 「メディアオブジェクトの追加」から「テキスト」を選択する。

テキストオブジェクト

レイヤーの重なり順に注意してください。必ず動画オブジェクトがあるレイヤーよりも下のレイヤーにテキストオブジェクトを配置します。この順序が逆だと、テロップが動画の背後に隠れてしまいます。

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文字を入力する

設定ダイアログを開いて文字を入力します。設定ダイアログが見あたらない場合は、テキストオブジェクトをダブルクリックしてください。

テキストを入力

文字を入力したら、赤色の縦線をテキストオブジェクトがある位置に移動します。Spaceキーを押して動画を再生し、文字が表示されることを確認しましょう。

テキストオブジェクトの位置に移動して再生

画面上の表示位置を変更する

画面上における文字の位置を変えるには、画面の文字をドラッグします。Shiftキーも使ってドラッグするとよいでしょう。設定ダイアログの「X」「Y」のスライダーでも位置を変更できます。

画面上でテキストオブジェクトをドラッグ

画面左端から最初の文字までの距離と、画面右端から最後の文字までの距離を同じにしたい場合、つまり横の位置関係で文字を画面中央にそろえたい場合は、設定ダイアログで設定を変更します。

  1. 設定ダイアログの「X」に「0」と入力する。
  2. 「中央揃え」のいずれかを選択する。

文字を中央にそろえる

複数のテキストオブジェクトを追加した場合は、座標のリンクをうまく使いましょう。これを使うことで、テキストオブジェクトのどれかの表示位置を変更した場合、同一レイヤー上にあるほかのテキストオブジェクトの表示位置も連動して変わります。

  1. 同一レイヤー上に複数のテキストオブジェクトを配置する。
  2. そのレイヤー上で右クリックし、「座標のリンク」をクリックする。

座標のリンク

表示する時間、表示するタイミングを変更する

文字を何秒間表示するのかという設定は、テキストオブジェクトの長さを変えることで変更できます。すなわち、オブジェクトの端をドラッグしてください。オブジェクト上で右クリックし、「長さの変更」で設定してもかまいません。

長さの変更

また、文字をどのタイミングで表示するのかという設定は、テキストオブジェクトを左右にドラッグして移動すれば変更できます。

移動

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各種設定を変更する

文字のは、設定ダイアログの「文字色の設定」から変更します。

文字色の設定

文字にグラデーションをかけたい場合は、テキストオブジェクトにフィルタをかけましょう。

  1. 「+」をクリックし、「グラデーション」をクリックする。
  2. 「開始色」と「終了色」で色を設定する。
  3. その他、「幅」や「強さ」など必要な設定を行う。

グラデーションの設定

なお、追加したフィルタを削除するには、設定ダイアログの「グラデーション」と書いてある部分よりも下の位置で右クリックし、「フィルタ効果の削除」をクリックします。

サイズ

文字のサイズ(大きさ)は、「サイズ」で変更します。「拡大率」で文字を大きくすると、文字がぼやける原因になります。基本的に「サイズ」で大きさを変更するようにしてください。

「サイズ」で文字の大きさを変更

影・縁取り

文字に(シャドウ)をつけるには、以下のように設定します。

  1. 「標準文字」と書いてある部分で「影付き文字」を選択する。
  2. 「影・縁色の設定」で影の色を設定する。

シャドウ

文字を縁取り(ボーダー、境界線)するのも同じやり方です。

  1. 「標準文字」と書いてある部分で「縁取り文字」を選択する。
  2. 「影・縁色の設定」で縁の色を設定する。

ボーダー

縁の太さ・ぼかし具合を変更したい場合は、「+」から「縁取り」フィルタをかけましょう。「+」からは「シャドー」フィルタもかけられます。

縁取りフィルタ

フォント

必要に応じてフォントを変更します。フリーフォントをPCにインストールして追加すれば、選択できるフォントも増えます。

フォントの変更

字間・行間

字間は文字と文字の間隔を、行間は行と行の間隔を設定できます。

設定を保存する

「現在の設定を初期値にする」を使う方法

最後に設定を保存しておきましょう。そうすれば、毎回同じ設定を使うことができます。

  1. 設定ダイアログの適当な箇所で右クリックする。
  2. 「設定の保存」から「現在の設定を初期値にする」を選択する。
  3. 次回テキストオブジェクトを追加したときは、今回保存した設定が自動的に適用される。

現在の設定を初期値にする

入力した文字自体も現在の設定として保存されます。もし文字を保存する必要がないなら、文字入力欄は空欄でもかまいません

エイリアスを使う方法

では、複数の設定を保存しておき、必要に応じて使い分けたいという場合は、どうしたらよいでしょうか。この場合は、エイリアスを使います。

  1. 設定ダイアログの適当な箇所で右クリックする。
  2. 「設定の保存」から「現在の設定でエイリアスを作成する」を選択する。
  3. 「エイリアス名」に適当なファイル名を入力する。
  4. 「格納フォルダ」に適当なフォルダ名を入力する。空白でもよい。

エイリアスの作成

たとえば、(1)青文字で大きい文字の設定と、(2)赤文字で小さい文字の設定を使い分けたい、というようなケースではエイリアスの出番です。

保存したエイリアスは、レイヤー上で右クリックして「メディアオブジェクトの追加」から選択できます。

エイリアスの使用

エイリアスを削除したい場合は、拡張編集プラグインをインストールしたフォルダ内にあるエイリアス(拡張子は「.exa」)を削除してください。さきほどつけた名前のファイルがあるので、すぐにわかるはずです。削除後、AviUtlを再起動します。

その他

文字がぼやける原因は、複数考えられます。対処法については、以下のページをご覧ください。

https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/448.html#id_1fa3bc7f

文字をゆっくりとスムーズに表示させたい場合は、「+」から「フェード」を選択します。

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