AviUtlでカット編集する方法。うまくカットできないときの対処法も

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AviUtlで動画の不要なシーンを削除するには、コツが必要です。ほかの一般的な編集ソフトとは、カット編集の方法が少し異なります

大きく2種類あるカットの方法

AviUtlでカットする方法は、大別して2パターンあります。注意してください。

  • AviUtl本体でカットする方法
  • 拡張編集プラグインでカットする方法

AviUtlが初めてという人は、この時点ですでにまちがえる可能性があります。両者は同じように見えて、異なる方法です。

1番めの方法は、AviUtl本体で動画を読み込み、メインウィンドウにある矢印ボタンを使ってカットするやり方です。詳細は、AviUtlの使い方/カット編集をご覧ください。

メインウィンドウ

これに対して2番めの方法は、拡張編集プラグインで動画を読み込み、タイムライン上でカットするやり方です。

拡張編集

以下、拡張編集プラグインでカットする方法について見ていきます。

拡張編集の環境設定を確認しておこう

まず、拡張編集の設定を確認・変更しましょう。 この設定部分が違うと、解説どおりにカットできません。

  1. レイヤー上の空欄部分で右クリックする。
  2. 「環境設定」をクリックする。
  3. 「D&D読み込み時に複数オブジェクトをグループ化」にチェックが入っていることを確認する。
  4. 「中間点追加・分割を常に現在フレームで行う」にチェックを入れる。
  5. 「分割時にグループを別々にする」にチェックが入っていることを確認する。
  6. 「OK」をクリックする。

拡張編集の環境設定

D&D読み込み時に複数オブジェクトをグループ化」は、音声の入っている動画をタイムラインにドラッグ&ドロップして読み込んだときに、動画オブジェクトと音声オブジェクトをグループ化する設定です。チェックを入れておけば映像・音声を同時にカットできます。

中間点追加・分割を常に現在フレームで行う」にチェックを入れておくと、赤い縦線の部分で正確にカットできるようになります。もしチェックを入れていない場合、おおよその位置(マウスカーソルがある位置)でカットすることになります。そのため、カットしたい位置がずれることがあるかもしれません。

ここでいう「現在フレーム」というのは、赤色の縦線がある位置のことです。設定が自分に合わないと思ったら、チェックを外してもかまいません。

分割時にグループを別々にする」も、必ずチェックを入れておいてください。チェックを外している場合は、不要なシーンを思うように削除できなくなります。

分割・削除による、一般的なカットの方法

通常は、この方法でカットしましょう。

  1. 拡張編集プラグインで動画を読み込みます。
  2. 拡張編集画面に動画をドラッグ&ドロップ

  1. カットしたい部分の最初の位置(開始地点)に移動します。
  2. 開始地点に移動

  3. オブジェクト上で右クリックして「分割」をクリックします。
  4. 分割

  5. 青色と赤色、それぞれのオブジェクトに切れ目が入ります。
  6. 分割された状態

  7. カットしたい部分の終わりの位置(終了地点)に移動します。
  8. 終了地点に移動

  9. さきほどと同じように、右クリックして「分割」をクリックします。
  10. 終了地点で分割

  11. 不要なオブジェクト上で右クリックし、「削除」を選択します。青色と赤色、それぞれのオブジェクトがまとめて削除されます。
  12. オブジェクトを削除

  13. 右側にあるオブジェクトを左側(前方)にドラッグして移動します。注意したいのですが、オブジェクトの端を伸ばして詰めるわけではありません
  14. オブジェクトを前方に詰める

  15. レイヤー上の空欄部分で右クリックし、「範囲設定」から「最後のオブジェクト位置を最終フレーム」をクリックします。
  16. 最終フレームの設定

  17. 最終フレームの設定を行わないと、オブジェクトの終了点(右端のこと)と、灰色の縦線とのあいだに空白ができます。この空白部分は、動画を再生したときに画面が真っ暗になってしまいます。

解説どおりにカットできなかった場合の対処法

確認すべき点

カット編集がうまくいかなかった場合、以下の点を確認してください。

  • AviUtl本体で動画を読み込んでいないこと。
  • 拡張編集の環境設定を、きちんと解説どおりにしていること。
  • 分割したいオブジェクトを、きちんと選択したこと。
  • 分割したオブジェクトとオブジェクトのあいだに、隙間がないこと。
  • オブジェクトを前方に詰めるときに、オブジェクトの端を伸ばしていないこと。
  • 「最後のオブジェクト位置を最終フレーム」をきちんと選択したこと。

ショートカットキーによる分割

分割はSキーでもできますが、その場合は青色と赤色、それぞれのオブジェクトで1回ずつ、計2回キーを押すようにしてください。動画オブジェクトと音声オブジェクトがグループ化されていても、やはり1回ずつキーを押す必要があります。

  1. 任意の位置に移動する。
  2. 動画オブジェクトを選択してSキーを押す。
  3. 音声オブジェクトを選択してSキーを押す。

また、ショートカットキーによる分割では、「中間点追加・分割を常に現在フレームで行う」にチェックを入れているかどうかに関係なく、必ず現在位置で分割される点にも注意しましょう。

実況動画など、ふつうにゲーム音が入っている動画については、ショートカットキーを使わずに分割します。Ctrlキー + Zキーで編集作業を戻せることも覚えておいてください。

オブジェクトの両端をドラッグしてカットする方法

動画の最初の部分だけ、あるいは最後の部分だけカットしたいというときは、もっと簡単にドラッグだけでカットできます。

動画の最初の部分をカットしたい場合は、オブジェクトの左端を右にドラッグします。

前方をトリミング

逆に動画の最後の部分をカットしたいなら、オブジェクトの右端を左にドラッグしてください。

後方をトリミング

いずれの場合も、必要に応じてオブジェクトを移動したり、最終フレームの設定を行います。

切り取りでカットする方法

あまり使いませんが、切り取りによるカットもできます。

やり方は、カットしたい範囲をメインウィンドウの矢印ボタンで指定し、つぎにオブジェクト上で右クリックして「切り取り」をクリックします。この方法であれば、オブジェクトを自分で前方に詰める必要がありません。

切り取り

切り取ったオブジェクトは貼り付けることができます。

その他

オブジェクトの長さの変更や、移動がうまくいかない場合は、拡張編集の環境設定で「オブジェクトの端をつまむ時に隣接するオブジェクトも選択」のチェックを外してください。

「オブジェクトの端をつまむ時に隣接するオブジェクトも選択」をOFFに

もしAviUtlによるカットが難しい場合は、Premiere Elements、PowerDirector、VideoStudioなど、市販の一般的な動画編集ソフトを使いましょう。

作業を後日再開したい場合は、プロフジェクトを保存しておきます。「ファイル」→「編集プロジェクトの保存」です。

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