HDCPの回避が必要なゲーム機と、3種類の対処法。PS3で重要に

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ゲーム機とキャプチャーボードHDMIで接続したとき、ゲーム画面がPCに映らないということがあります。

さまざまな原因が考えられますが、HDCPというコピーガードが原因になっているかもしれません。

HDCPとは

HDMI出力で問題になる

HDCPとは、各機器をHDMI接続しているときに機能するコピーガードのことです。

重要なのは、HDMI接続という点です。もしゲーム機とキャプチャーボードをHDMI接続していないなら、HDCPは関係ありません。

ゲーム機とキャプチャーボードをHDMI接続している場合は、以下のようなことが起こります。

  • ゲーム画面がPCに映らない。
  • ゲーム画面はPCに映るものの、録画ができない。

大半のケースは1番めです。たとえば、「No Signal」「HDCPにより保護されたコンテンツ」などと表示されます。ゲーム画面は映らず真っ暗で、録画できません。

HDCPとゲーム機

この場合、HDCPを回避することで、はじめてゲーム画面をPCに映せるようになります。

では、どうすればよいのでしょうか。

まずは、HDCPの回避が必要なゲーム機かどうか、という点を抑えましょう。なぜなら、ゲーム機によってHDMI出力・HDCPの取扱いが異なるからです。

HDCPの回避が必要なゲーム機

PS3

PS3とキャプチャーボードをHDMI接続する場合は、HDCPの回避が不可欠です。

PS3とキャプチャーボード

PS3はすでに古いゲーム機ですが、HDCPにより映像コンテンツが厳格に保護されています。対処法を考えておかないと、ゲーム実況ができません。

PS Vita TV

PS Vita TVの場合もHDCPの回避が必要です。

この点、PS Vitaと混同しないようにしましょう。同機は携帯型ゲーム機であり、キャプチャーボードと接続できません。

Androidデバイス

キャプチャーボードと接続してAndroidデバイスの画面をPCに映す場合、HDCPの回避が必要です。

参考 Android端末の画面をPCで録画・配信する方法

HDCPの回避が不要なゲーム機

PS4シリーズ

PS4、およびPS4 Pro(以下PS4)については、本体側の設定でHDCPを無効にできます。そのため、HDCPの回避は事実上必要ありません。

  1. すべてのアプリを終了する。
  2. 「設定」→「システム」で、「HDCPを有効にする」のチェックを外す。

HDCPを無効にする

Switch、Wii Uなど

Switchなどの任天堂のゲーム機は、HDCPは使用されていません。したがって、HDCPが原因でゲーム画面が映らない、ということはありません。

  • Switch
  • Wii U
  • ミニSFC
  • ミニFC

Switch

Xboxシリーズ

Xboxシリーズは、少なくともゲームについてはHDCPがかけられていません。

  • Xbox One X/Xbox One S/Xbox One
  • Xbox 360

iPhoneなど

iPhone(iOSデバイス)については、特殊な事情があります。ただ、細かい話は抜きにすると、大半のキャプチャーボードが対応しています。ただし、MonsterX U3.0RやMonsterXX2などの例外はあります。

  • iPhone
  • iPad
  • iPod touch

iPhone

iPhoneに対応している製品を知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

参考 キャプチャーボードを使ってiPhoneの画面をPCに映す方法

HDCPを回避する3種類の方法

特定のHDMI分配器を使う

特定のHDMI分配器を使うと、HDCPをキャンセルできます。ゲーム機とキャプチャーボードのあいだに、挟み込むようなかたちでHDMI接続して使います。

分配器

注意したいのですが、どのHDMI分配器でもよいというわけではありません。ゲーム実況だと、「KanaaN」という文言が入った下記製品がよく使われます。

この方法は、キャプチャーボードの遅延対策にもなります。HDCP対策と遅延対策が同時にできるため、合理的な方法といえるでしょう。

分配器

HDMI分配器の使い方については、以下の記事をご覧ください。「IN」と「OUT」をまちがわなければ、簡単に使えます。

2つあるキャプチャーボードの遅延対策。パススルー出力と、分配出力
キャプチャーボードには、遅延(タイムラグ)があります。場合によっては、これが原因で快適にゲームをプレイできないことがあるでしょう。 ...

特定のHDMIキャプチャーボードを使う

特定のHDMIキャプチャーボードを使えば、HDCPを回避できます。

これもやはり、「特定の」という点が重要です。いくつかありますが、DC-HE1U、およびDC-HC4FSPECが該当します。

どちらの製品も、購入したままではHDCPを回避できません。基板上のピンをニッパーで切断する(分断する)必要があります。切断自体は、1秒で終わる作業です。

参考 DC-HE1Uの使い方

DC-HE1U

コンポーネント接続する

HDCPの回避が必要なゲーム機のうち、PS3だけが可能な対処法です。キャプチャーボードをコンポーネント端子(またはD端子)で接続するのです。いちばんの正攻法といえるでしょう。

コンポーネント/D端子

コンポーネント接続できる製品としては、売れ筋でいえばGC550、およびAVT-C875があります。

関連 【キャプチャーボード】GC550を3年使ったので、本音を打ち明けることにした

参考 GC550の使い方

参考 AVT-C875の使い方

どちらの製品も、PS3用のコンポーネントケーブルが付属されています。これを使ってPS3とキャプチャーボードを接続すればHDCPを回避できるため、ケーブルを別途購入する必要はありません。

コンポーネントケーブルを使った接続

ただ、HDMIと比較して少し精細さに欠けた画質になります。これは、コンポーネント端子がアナログ端子だからです。

HDMI接続とコンポーネント接続の画質比較

条件つきで画面が映るキャプチャーボード

ゲーム機とキャプチャーボードをHDMI接続していても、付属のキャプチャーソフトでならゲーム画面がPCに映るというキャプチャーボードもあります。たとえば、AVT-C875MonsterX U3.0Rが該当します。

ただし、付属のキャプチャーソフトの録画ボタンをクリックしても録画はできません。あくまでも、「映すだけならできる」という意味です。

また、OBS StudioやアマレコTVなど、ほかのソフトでは画面は映りません。あくまでも「付属のキャプチャーソフトでだけ画面が映る」という意味です。

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