コメジェネ + マルチコメビュでコメントを表示する方法。ニコ生以外もOK

HTML5コメントジェネレーター(以下、コメジェネ)を使うと、配信画面上にコメントをニョキニョキと表示できます。

コメジェネ

ライブ配信でコメントを映す方法は、複数のやり方があります。コメジェネを使った方法は、見た目が華やかで楽しくなるような画面にしたい場合に最適でしょう。

関連 【サイト別】コメント・チャットを配信画面に表示する方法。背景は透明に

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必要なものを準備しよう

HTML5コメントジェネレーター

まず、コメジェネをダウンロードします。

  1. 公式サイトにアクセスする。
  2. 「hcg_0_0_8b.zip」をダウンロードする。
  3. ZIPファイルを解凍し、生成されたフォルダを任意の場所に置く(例 : Cドライブ直下)。

HTML5コメントジェネレーター

マルチコメントビューア

つぎに、Ryu氏開発のマルチコメントビューア(以下、マルチコメビュ)をダウンロードします。

  1. 公式サイトにアクセスする。
  2. マルチコメビュをダウンロードする。
  3. ZIPファイルを解凍し、生成されたフォルダを任意の場所に置く。

公式サイト

コメビュからコメジェネにコメントを送って連携するかたちになります。コメジェネだけでは、コメントを画面に映せません。

マルチコメビュ以外のコメビュでも代替はできます(例 : NCV)。ただ、マルチコメビュは多くの配信サイトに対応しているため、とても便利です。

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そこで、今回はマルチコメビュの使用を前提に解説しています。

配信ソフト

以下のいずれかの配信ソフトを用意してください。

基本的な設定方法は、どれも同じです。ふだん使っている配信ソフトでかまいません。

対応サイトについて

マルチコメビュが対応しているサイトであれば、コメジェネを使ってコメントを配信画面に映すことができます。

マルチコメビュの対応サイトは、以下のとおりです。

  • YouTube Live
  • Twitch
  • ニコ生
  • ツイキャス
  • ミラティブ
  • OPENREC
  • LINE LIVE
  • ふわっち
  • SHOWROOM
  • Mildom
ニコ生以外にも対応している点に注目してください。マルチコメビュを使うことで、さまざまなサイトのコメントを表示できます

また、別のやり方、たとえばStreamlabsを使ってコメントを表示する方法だと、YouTubeやTwitchなど対応サイトがかなり限定されてしまいます。

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したがって、コメジェネ + マルチコメビュを使ったやり方は、対応サイトの多さが最大のメリットと言えるでしょう。

コメジェネの設定をしよう

さきほど解凍してできた「CommentGenerator0.0.8b」フォルダを開いてください。同フォルダ内にある「hcg_setting.exe」をダブルクリックして起動します。

コメジェネ

そして、以下のように設定します。

  1. 「参照」ボタンをクリックする。
  2. 「CommentGenerator0.0.8b」フォルダを選択する。
  3. 「OK」をクリックする。

コメジェネの設定

すると、「コメジェネの場所」のところに「CommentGenerator0.0.8b」と表示されます。「OK」をクリックして設定画面を閉じましょう。

コメジェネの場所

配信ソフトの設定をしよう

ブラウザソースを追加する

つぎは、配信ソフトの設定でブラウザソースを追加します。配信ソフトによって名称が違うので、下表を参考にしてください。

ソースの名称 備考
OBS ブラウザ
Streamlabs ブラウザソース
N Air Webページ
XSplit ウェブページ 追加後、「参照」を忘れずにクリック

たとえば、OBSの場合は以下のように設定します。

  1. 「ソース」の「+」をクリックする。
  2. ブラウザ」を選択する。
  3. わかりやすい名前(例 : 「コメジェネ」)を付ける。
  4. 「OK」をクリックする。

ブラウザ

「CommentGenerator.html」を選択する

ブラウザソースを追加したら、配信ソフトとコメジェネを連携させるための重要な設定を行います。

具体的には、「CommentGenerator0.0.8b」フォルダ内の「CommentGenerator.html」を選択します。

  1. ローカルファイル」にチェックを入れる(OBS、Streamlabs、N Air)。
  2. 「参照」をクリックし、「CommentGenerator.html」を選択する。
  3. 「幅」に520、「高さ」に150と入力する。
  4. 「OK」をクリックする。

ブラウザソースのプロパティ
▲OBSの設定例

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マルチコメビュの設定をしよう

最後に、マルチコメビュの設定をして終わりましょう。

  1. 「プラグイン」→「コメジェネ連携」の順にクリックする。
  2. 「HTML5コメジェネと連携」にチェックを入れる。
  3. 設定画面を閉じる。

コメジェネ連携

これでマルチコメビュとコメジェネが連携できるようになりました。

コメジェネと配信ソフトの連携もすませてあるので、(1)マルチコメビュ → (2)コメジェネ → (3)配信ソフトという連携ができあがります。

完成

テストする

コメントを配信画面に表示できるか、テストしてみましょう。

マルチコメビュで配信に接続してください。テストなので、他人の配信でかまいません

コメビュで接続

意外かもしれませんが、配信を開始する必要もありません。配信外であってもテストできます。

しばらく待ち、配信ソフトの画面にコメントが映っていることを確認しましょう。

配信ソフトの画面

「ロード失敗」の対処法

コメジェネのバージョンが0.0.8aだと、「JavaScript Alert ロード失敗」というエラーが出てコメントが止まることがあります。

ロード失敗

この場合、メモ帳を使って直すことができます。

見た目の変え方

コメントの見た目を変えることで、印象が大きく変わります。

「CommentGenerator0.0.8b」フォルダ内にある「hcg_setting.exe」を起動してください。

コメジェネの設定画面

デザインという観点からいえば、以下の4つの設定が重要です。

  • 文字の色
  • 背景の色
  • 文字の縁(ボーダー、境界線のこと)
  • スキン(外観、スタイルのこと)

たとえば、スキンを固定して背景色をランダムにしてみましょう。オシャレになります。

  1. 「スキン」を「使う(固定)」にする。
  2. 「スキン」の「ファイル参照」をクリックする。
  3. 「skin_messenger2.png」を選択し、「開く」をクリックする。
  4. 「背景の色」を「ランダム」にする。
  5. 「OK」をクリックする。

まとめ

ポイントは、(1)マルチコメビュ、(2)コメジェネ、(3)配信ソフトの3つに分けて考えることです。

(1)は問題ないと思いますが、(3)については少し注意が必要かもしれません。というのも、バージョンによってはコメントが配信ソフトに表示されないということがあるからです。

たとえば、いままで問題がなかったのに、OBSの更新が来てバージョンアップしたらコメントが表示されなくなったというパターンです。

このようなときは、GitHubにアクセスして過去バージョンのOBSをインストールしてみましょう。ブラウザソースが影響している可能性があります。

なお、各サイトにおける配信方法については、下記ページをご覧ください。

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コメント

  1. たろ より:

    この通りやったけどOBSに表示されないわ 使えな

  2. 名無し より:

    コメジェネをダウンロードしたのですが、”CommentGenerator.html”のファイルがhtml形式で保存されず、Microsoft edge html document “という形式で保存されてしまって上手くいきません。

    この場合どうすれば良いのでしょうか、ちなみにこのファイルを開こうとするとロード失敗となって開けませんでした