PowerDirector 19で搭載された、7つの新機能まとめ。18との違い

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2020年9月25日、PowerDirector 19(以下、19)が発売されました。

PowerDirector 19

そこで今回は、

  • 19で搭載された新機能
  • 新機能の使い方

の2点について解説します。

解説ではサイバーリンク提供のPowerDirector 365を使用しており、これはバージョン19に該当します。

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バージョン19における注意点

全6種類は変わらず

まず前提として、PowerDirectorには全6種類のエディションがある点を覚えておいてください。

  • Standard
  • Ultra
  • Ultimate
  • Ultimate Suite
  • 365
  • Director Suite 365(以下、DS365)

この点は18と同じで変わりません。

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新機能を使えないエディションがある

19で追加された新機能のうち、注目すべきものを表にまとめました。「×」は、そのエディションが新機能に対応していないことを意味しています。

Standard Ultra Ultimate Ultimate Suite 365 DS365
セレクションマスク × ×
リニア / パラレルマスク
キーフレーム補完 : 停止 × ×
アンカーポイント移動
タイトル表示範囲マスク × ×
スケッチアニメーション × ×
Shutterstock × × × ×

以下、19の新機能がどのようなものなのか、簡単に見ていきましょう。

説明が難しくても気にしないでください。今回の新機能を使わなくても、実況動画の編集は問題なくできます

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セレクションマスク

セレクションマスクは、被写体を複雑な形に切り抜くことができる機能です。具体的にはベジェ曲線を使えるようになりました。

ベジェ曲線

たとえば、人物が写っている静止画像があるとして、人物の部分だけを切り抜きたい、壁の部分を透明にしたいとしましょう。

切り抜き

この場合、「ツール」→「マスク デザイナー」の順にクリックします。

「マスク デザイナー」を選択

つぎに、「カスタムのセレクション マスクを作成」をクリックします。

カスタムのセレクション マスクを作成

そして、画像の切り抜きたい範囲をクリックしていきます。すると、二重線の白点(アンカーポイント)が打たれます。

カスタムのセレクション マスクを作成

滑らかな曲線を作りたい場合は、二重線の白点をクリックし、表示された線(方向線)の白点をドラッグしてください。ベジェ曲線を使ううえで重要な部分です。

ハンドル
▲このあたりの話は難しいかもしれません。方向線の角度・長さを調整することで、思いどおりの曲線にすることができます。

以上の作業を繰り返し、任意の範囲を切り抜いていきましょう。背景を動画にすると効果的です。

リニア / パラレルマスク

マスクの種類にリニア(直線)、およびパラレル(並行線)が追加されました。

「マスク」という用語は少し難しいかもしれません。マスクを使うと、2個の異なる映像を合成したい場合に、手前にある映像の一部を隠して透明にできます。

マスク(mask)は、「隠す」という意味です。上述のセレクションマスクも、その名のとおりマスクのひとつです。

たとえば、星型のマスクを適用すると、映像を星型に切り抜くことができます。お菓子のクッキーの型抜きをイメージしてください。あれと同じで、さまざまなマスクが用意されています。

星型マスク
▲トラック2に配置した夕焼けの町並みの画像を、星型に切り抜きました。星の外側の部分は透明になるため、トラック1に配置した海の画像が見えています。

そして、19で新たに追加されたマスクの種類がリニア / パラレルです。これは場面転換の演出に使うとおもしろいかもしれません。

マスクを適用するには、「ツール」→「マスク デザイナー」の順にクリックし、リニア / パラレルのどちらかを選択しましょう。

リニア / パラレル
▲マスク(パラレル、左側)を映像に重ねたところです。アイコンの白色の部分にあるものが表示され、黒色の部分にあるものは隠れて透明になります。

さらに、キーフレームを追加することでマスクに動きを加えることもできます。

キーフレーム

たとえば、下記動画ではマスクの大きさを変えたり、回転させたりしています。キーフレームについては後述します。

キーフレーム補間 : 停止

キーフレーム補間モードとして、「停止」が追加されました。

まず、キーフレームというのがわかりづらいかもしれません。これは、映像の途中で動きを変えたい、変化させたい場合に使う機能です。

たとえば、キーフレームを追加することで画像を滑らかに拡大・縮小させたり、画像が左から右に向かって移動するような演出ができます。

そして、19で追加された「停止」というのは、この動きのパラーメーターの種類のことをさしています。

「停止」にすると、カクカクしたような動きを作ることができます。「リニア」にすれば滑らかに動くのですが、あえて「停止」にするのもおもしろいかもしれません。

キーフレーム、停止

アンカーポイント移動

アンカーポイントを自由に移動できるようになりました。

アンカーポイント

いままではオブジェクト(素材)の中央を基点にして回転や拡大・縮小を行う仕様でしたが、19からはこの基点を自由に指定できます。

やり方は、クリップをダブルクリックし、「アンカー ポイントを表示」にチェックを入れます。

アンカー ポイントを表示

緑色のピンが表示されるので、任意の位置にドラッグしましょう。その後、緑色のピンを基点にして回転などができるようになります。

任意の位置にドラッグ

タイトル表示範囲マスク

マスクを利用して、タイトル(テロップ)を表示する範囲を指定できる機能です。

これを使うと、たとえば境界線からテロップが出現するような演出ができます。

やり方ですが、マスクでテロップを隠しておき、マスクからテロップが移動するようにキーフレームを追加しましょう。

具体的には、テロップを追加後、ダブルクリックして「タイトル デザイナー」ウィンドウを開きます。

そして、「詳細」タブ→「オブジェクト」タブ→「タイトル表示範囲マスク」にチェックを入れます。

タイトル表示範囲マスク

すると、長方形のマスクが表示されます。長方形の明るい部分にある文字は表示され、暗い部分にある文字は隠れます。ドラッグしてマスクの大きさを調整してください。

マスクの大きさ

あとは、キーフレームを追加して文字を移動させれば、文字の見える範囲が変わります。

スケッチアニメーション

動画で説明を加えてチュートリアルを作りたいときに役立つのがスケッチアニメーションです。手書きのようなアニメーションを作れます。

やり方ですが、ビデオオーバーレイルームを開いて、「スケッチ アニメーション」から任意のものを選ぶだけです。円や四角、矢印を引くアニメーションがわかりやすいかもしれません。

スケッチアニメーション

スケッチアニメーションによく似た機能として、ペイントデザイナーがあります。同機能の場合は、完全に自分で手書きするアニメーションを作成できます。

Shutterstock

動画を編集していると、静止画像やBGMを入れたくなることがあるかもしれません。このようなときは、Shutterstockから素材を無料ダウンロードしましょう。

Shutterstock

本来、Shutterstockは有料のサービスです。プロ仕様の高品質な素材を利用できるので、当然といえば当然かもしれません。

しかし、19ではShutterstockが使い放題です。商用利用にも対応しています。

素材を利用するには、画面左上のアイコンをクリックし、「Shutterstock からメディアをダウンロード」を選びましょう。

Shutterstockからダウンロード

まとめ

今回追加された新機能は、どちらかというと中・上級者向けの機能が多いかもしれません。実況動画の編集では使わないという人もいるはずです。

しかし、便利になったのは確かです。

とくに、ベジェ曲線を扱えるセレクションマスクや、テロップにマスクをかけられるタイトル表示範囲マスクは、従来のユーザーにとって待望の機能ではないでしょうか。

その意味では、もし過去バージョンのPowerDirector(例 : バージョン17)を使っているのであれば、アップデートするのもありです。17 → 18でも実用性がアップしています。

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まだPowerDirectorを使用したことがない場合は、ぜひ無料体験版を使ってみてください。

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