ツイキャスゲームズ（スクリーンキャス）は、スマホでのゲーム配信に特化したアプリです。
これをスマホにインストールすることで、スマホから簡単にゲーム配信ができるようになります。
ツイキャスゲームズにはiPhone版とAndroid版がありますが、今回は前者の使い方について見ていきましょう。
ツイキャスゲームズをインストールしよう
まずは、ツイキャスゲームズをインストールします（無料）。ほかのアプリは、いっさいインストールする必要はありません。これだけです。
アプリを起動して画面下部の「配信」をタップすると、ログイン画面になります。Twitterアカウントなどでログインしましょう。アカウントを新規作成することもできます。
「ツイキャスゲームズ」という名称については、少し注意してください。以前までは「スクリーンキャス」でした。名前が変わったのです。
また、PCから配信する場合もツイキャスゲームズ（ゲームズ配信）を選択できますが、PC版は専用アプリはリリースされていません。
ツイキャス・ライブとの違いは？
ツイキャス・ゲームズが登場するまえからあるのが、ツイキャス・ライブという配信アプリです。
- ツイキャス・ライブ
- ツイキャスゲームズ
この2つのスマホアプリは、いったいどこが違うのでしょうか。重要な相違点は下表のとおりです。
| ツイキャス・ライブ | ツイキャスゲームズ | |
| 延長コイン | 必要 最大4時間 |
不要 最大4時間 コインがあればさらに4時間 |
| お茶爆50・100の送信 | 30分1枠とし、終了直前の3分間 | 配信中いつでも |
| クリップ機能 | × | ○ |
| カスタムフレーム機能 | × | ○ |
| ゲームタイトルの設定 | △ | ○ |
| 配信の簡単さ | 易しい | 超易しい |
クリップは、配信を見ている視聴者が30秒の動画を保存・公開できる機能です。自分の配信の見どころをシェアしてもらいたい場合に重宝するかもしれません。
カスタムフレームは、静止画像を配信画面に重ねることができる機能です。
ツイキャス・ライブとツイキャスゲームズを比較すると、全体的には後者のほうが優れています。とくに、コインなしで最大4時間まで配信できるという点は大きなメリットでしょう。
ただ、筆者のiPhone 7では配信開始10秒程度でアプリが落ち、配信が終了することがありました（アプリのバージョンは4.203）。念のため書いておきます。
プライバシーを守る設定にしよう
個人情報の漏洩に注意
iPhoneでゲーム配信を行う場合、画面に映っているものはすべて配信されます。
したがって、たとえば配信中に別アプリのプッシュ通知が表示された場合、その内容が視聴者にも見えてしまいます。結果、個人情報が漏れるということになりかねません。
通知ぼかし機能を使う
まず、対策として通知ぼかし機能をONにしておきましょう。ほとんどのプッシュ通知をぼかしてくれます。
- ツイキャスゲームズを開く。
- 画面下の「配信」をタップする。
- 画面右上の歯車アイコンをタップする。
- 「通知ぼかし機能」をONにする（初期設定でON）。
配信者自身には、プッシュ通知の内容は通常どおり表示されます。しかし、視聴者が見ている配信画面にはぼかしが入り、プッシュ通知の内容は見えません。
iOSやアプリの設定を変更する
念のため、アプリごとにプッシュ通知の内容が表示されないように設定を変更しておきましょう。
- iOSの設定アプリを開く。
- 「通知」をタップする。
- 特定のアプリをタップする（例 : Twitter）。
- 「プレビューを表示」→「しない」の順にタップする。
LINEの場合は、LINEアプリを起動してから「設定」→「通知」→「メッセージ内容表示」をOFFにします。こうすることで、送信者名と内容は表示されなくなります。
まったく通知が不要なアプリであれば、「通知を許可」をOFFにしてもかまいません。
アプリを起動して設定しよう
配信ボタンをタップする
では、さっそくツイキャスゲームズを使ってみましょう。
まずはアプリを起動し、画面下部にある「配信」ボタンをタップしてください。
今度は大きなほうの「配信」ボタンをタップします。
配信するゲーム
プレイするゲームを「配信するゲーム」で選びます。
画面の向き
「画面の向き」については、基本的にゲームに合わせて設定しましょう。ゲーム画面が縦なら「たて向き」にします。
かりに「たて向き」に設定しつつ横画面のゲームを起動すると、配信画面の向きがおかしくなります。
「自動」の場合は、このあとの配信開始時におけるスマホの向きが重要になってきます。縦にしていれば縦画面に、横にしていれば横画面に、自動設定されます。
配信する音
「配信する音」は、どの音を配信で流したいのかという設定です。基本的には、「マイク音 (スピーカー)」にしておきましょう。
これは、スピーカーから出ている音をマイクで拾って配信する方式です。したがって、以下のような場合は、配信でもゲーム音は流れません。
- マナーモードにしている
- イヤホンを接続している
- スピーカー音をミュートにしている
もしイヤホンを使用したい場合は、「アプリ + マイク音」を選択してください。
「アプリ音のみ」は、ゲーム音のみを配信したいときに選択します。しかし、筆者のiPhone 7ではこれを選択した状態で配信を始めると、約10秒程度で配信が終了する不具合が毎回起きました（アプリのバージョンは4.203）。
なお、公式ヘルプには以下のように書かれています。
配信中はイヤホンを抜き差ししないでください。
Bluetoothマイクでは、正常に音声が取得できない場合があります。
配信を開始しよう
配信開始
ここまで設定できたら、あとは「配信開始」ボタンをタップしましょう。
「画面のブロードキャスト」という画面が表示されます。忘れずに「マイク」を「オン」にしてください。ただし、「アプリ音のみ」を選択した場合は「オフ」にしておきます。
最後に、「ブロードキャストを開始」をタップするとカウントダウンが始まります。配信開始です。ゲームを起動してプレイしましょう。
画面ぼかし機能について
画面ぼかしは、配信画面全体にモザイクをかけることができる機能です。個人的な情報を見られたくないときに使いましょう。
やり方は2種類あります。
- iPhoneを何回か振る
- ツイキャスゲームズを開き、画面上部のアイコンをタップする
1番めの方法は、60秒間で自動解除されるので気をつけてください。
配信終了
配信を終了したい場合は、ツイキャスゲームズの「配信」ボタンをタップします。
または、コントロールセンターを開いて配信を終了する方法でもかまいません。
こんなときは
高画質にしたい、カクつく
- ツイキャスゲームズを開く。
- 画面下の「配信」をタップする。
- 画面右上の歯車アイコンをタップする。
- 「画質」をタップする。
いちばん高画質なのは、「超高画質(WiFi時のみ)」です。
ただし、通知ぼかし機能と同時に使用することはできません。同機能も併せて使いたい場合は、「高画質」を選択しましょう。
また、配信者の上りの速度が遅い場合、画質設定によっては画面がカクカクします（カクつく）。このような場合は、「低画質」を選択してください。
プライベート配信したい
- ツイキャスゲームズを開く。
- 画面下の「配信」をタップする。
- 画面右上の歯車アイコンをタップする。
- 「プライベート配信」をONにする。
- 合言葉を設定する。
コメントを音声で読み上げたい
- ツイキャスゲームズを開く。
- 画面下の「配信」をタップする。
- 画面右上の歯車アイコンをタップする。
- 「コメント読み上げ」をONにする。