キャプチャーボードの価格は、2万円がひとつの基準です。しかし、この価格帯では高いと感じる人も多いでしょう。
では、安いキャプチャーボードは売っていないのでしょうか。Switch、PS4用と考えた場合、数千円で買えるまともな製品はありません。ただし、1万円程度のものならあります。
ゲーム実況の録画・ライブ配信で使える製品を見ていきましょう。
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目次
安い製品にありがちなデメリット
極端に安い製品にはリスクがあることを理解しておいてください。
- Amazonのレビューが怪しいことがある
- 似た製品が多すぎて違いがわからない
- わりと早く生産終了になり、Amazonから消える(もって数年)
- 色がにじむなど、画質がよくないことがある
- 出力解像度が1080p/60fpsに対応していないことがある
- ゲーム音がモノラル音声になる製品がある
もし不安であればきちんとした定番の製品を購入するようにしましょう。

ノート・デスクトップPC用
ezcap261
まずは、ezcap261(イージーキャプ)です。「ezcap」シリーズは、むかしからあるブランドです。Amazonでキャプチャーボードを探すと一度は見かけるでしょう。
ezcapは、いろいろな業者が販売しています。OEM・ODMなのか、正規品がどれなのか、詳細がはっきりしません。
Y&H HDMIキャプチャカード
Y&H HDMIキャプチャカードは、なんと1,000円以下で購入できる製品です。黒・赤の2バージョンがありますが、前者は確実に最安の部類に入ります。
2020年春ぐらいから、このような極端に安いキャプチャーボードが注目されるようになりました。Amazonでも人気です。
ただ、安易に手を出してはいけません。あくまでも割り切った使い方をしなくてはいけない製品です(Impress Watch参照)。
Chilison HDMIキャプチャーボード
Chilison HDMIキャプチャーボードも上述のY&H HDMIキャプチャカードと同様、格安製品のひとつです。
参考までに、この製品の注意点・使い方を下記ページにまとめました。購入まえに、必ず確認するようにしましょう。

注意!誤解して買うことがある製品
分配器
初心者がキャプチャーボードとよく勘違いするのがHDMI分配器(スプリッター)です。
HDMI分配器にはHDMI端子が搭載されており、しかも数千円から購入できます。キャプチャーボードのことをよく知らない人には、魅力的に見えるのかもしれません。
しかし、HDMI分配器とキャプチャーボードは、役割がまったく違います。キャプチャーボードの代わりにはなりません。
HDMI分配器は、キャプチャーボードの遅延を回避したいときに使うことがあります。


切替器
HDMI切替器(セレクター)も数千円から購入できますが、キャプチャーボードとは異なります。
これは複数のゲーム機をつなげて、1台のモニターでゲーム画面を切り替えるための製品です。HDMI切替器のボタンを押すと、SwitchとPS4の画面を切り替えられるようになります。
GV-USB2
数千円で購入できるキャプチャーボードといえば、GV-USB2が定番でしょう。しかし、この製品はSwitchやPS4には対応していません。

どういうことかというと、GV-USB2にはHDMI端子がないのです。したがって、両ゲーム機を接続できません。GV-USB2に接続できるのは、古い世代のゲーム機です。
まとめ
筆者としては、値段が高くとも定番メーカーの製品をおすすめします。たとえば、下記メーカーです。
- AVerMedia
- Elgato
- アイ・オー・データ機器
なぜなら、ドライバーやキャプチャーソフトが継続的にアップデートされ、安心感と情報収集のしやすさが段違いだからです。たとえば、Elgato Game Capture HD60 SとGC550 PLUSの2製品は、定番中の定番です。

それでも予算の都合上、1万円以下のキャプチャーボードを購入せざるをえないという場合は、ある程度割り切りったうえで購入しましょう。
コメント
OBSの使い方まで詳しく記載されててめちゃくちゃ助かりました。ありがとうございます。