キャプチャーボードの価格は、2万円台がひとつの基準です。しかし、この価格帯では高いと感じる人も多いでしょう。
Switch、PS5/PS4用と考えた場合、数千円で買えるまともな製品はありません。ただし、妥協すれば場合によってはよい買い物になる可能性はあります。
ゲーム実況の録画・ライブ配信で使える製品を見ていきましょう。
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目次
覚悟しておきたいデメリット
極端に安い製品にはリスクがあることを理解しておいてください。
- 発売早々、大半は数年以内にAmazonから消える
- トラブルが起きたときに困りやすい(情報が少ない)
- 色がにじむなど、画質がよくないことがある
- 出力解像度が1080p/60fpsに対応していない製品がある
- ゲーム音がモノラル音声になる製品がある
- 最低限の機能(しょうがない)
もし不安であればきちんとした定番の製品を購入するようにしましょう。
でも3つあるメリット
とはいえ、安いキャプチャーボードにはメリットもあります。
- 気軽に試せる
- オモチャ感覚で使えるので、乱暴に扱える
- よけいな機能がなく、シンプル
本格的にやりたい人には向いていませんが、軽い気持ちでキャプチャーボードを試したい人にはよいかもしれません。
ただし、その場合でも上述したデメリットは理解しておいてください。
こんな製品があります
Chilison
Chilison HDMIキャプチャーボードは、数千円で購入できる格安製品のひとつです。
参考までに、この製品の注意点・使い方を下記ページにまとめました。
Newluck
上述したChilisonの製品とそっくりな外観です。価格も同価格帯です。
Amazonの商品ページに「4Kパススルー機能」と書いてありますが、本製品にそのような機能はありません。表記が誤っています(2024年4月現在)。遅延対策したいなら別途対策が必要です。
また、これはChilisonの製品も同じですが、音声はモノラルです。
UGREEN
上記2製品よりは高くなりますが、コスパがよい製品のひとつです。
有名メーカーの製品よりは安い価格で手に入り、一般的なキャプチャーボードと同じ感覚で使えるはずです。
TreasLin(HSV321)
Amazonで2018年から販売されており、安価なキャプチャボードのなかでは珍しく息の長い製品です。
筆者も持っていますが、PS5/PS4などのHDCPをOFFにしなくても(ONのままでも)使える製品でした。
注意!安くて誤解しやすい製品
分配器
初心者がキャプチャーボードとよく勘違いするのがHDMI分配器(スプリッター)です。
HDMI分配器にはHDMI端子が搭載されており、しかも数千円から購入できます。キャプチャーボードのことをよく知らない人には、魅力的に見えるのかもしれません。
しかし、HDMI分配器とキャプチャーボードは、役割がまったく違います。キャプチャーボードの代わりにはなりません。
HDMI分配器は、キャプチャーボードの遅延を回避したいときに使うことがあります。
切替器
HDMI切替器(セレクター)も数千円から購入できますが、キャプチャーボードとは異なります。
これは複数のゲーム機をつなげて、1台のモニターでゲーム画面を切り替えるための製品です。HDMI切替器のボタンを押すと、SwitchとPS4の画面を切り替えられるようになります。
GV-USB2
数千円で購入できるキャプチャーボードといえば、GV-USB2が定番でしょう。しかし、この製品はSwitchやPS5/PS4には対応していません。
どういうことかというと、GV-USB2にはHDMI端子がないのです。したがって、上記ゲーム機は接続できません。GV-USB2に接続できるのは、古い世代のゲーム機です。
まとめ
筆者としては、値段が高くとも定番メーカーの製品をおすすめします。たとえば、下記メーカーです。
- AVerMedia
- Elgato
- アイ・オー・データ機器
なぜなら、製品が継続的にアップデートされ、安心感と情報収集のしやすさが段違いだからです。
それでも予算の都合上、1万円以下のキャプチャーボードを購入せざるをえないという場合は、ある程度割り切りったうえで購入しましょう。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。
コメント
OBSの使い方まで詳しく記載されててめちゃくちゃ助かりました。ありがとうございます。