2つあるキャプチャーボードの遅延対策。パススルー出力と、分配出力

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キャプチャーボードには、遅延(タイムラグ)があります。

キャプチャーボードの遅延

場合によっては、これが原因で快適にゲームをプレイできないことがあるでしょう。

  • ふだんとゲームの操作感覚が違う
  • タイミングがズレる
  • 操作が重く感じる

では、キャプチャーボードの遅延を回避することはできないのでしょうか。2種類の対策方法をご紹介します。

大画面TVにゲーム画面を映しながら、PCで録画・ライブ配信したいという場合も、このページをご覧ください。

GV-USB2など、ゲーム機とキャプチャーボードをコンポジット端子(黄色の端子)で接続している場合は、下記ページをご覧ください。

参考 GV-USB2の使い方/遅延について

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遅延対策の方法

パススルー出力と分配出力

キャプチャーボードの遅延を回避する方法は、2種類あります。

  • キャプチャーボードのパススルー出力機能を使うやり方
  • 分配器を使うやり方

どちらも一長一短です。具体的なやり方は後述します。

TV、またはPCモニターが必要

HDMI端子を搭載したTV、または同端子を搭載したPCモニターを用意しましょう。どちらを使ってもかまいませんが、記事中では「TV」で表記を統一します。

TV、またはPCモニターを用意

ここで重要なのは、いま見ている画面とは「別に」TVを用意するという点です。

ノートとTV、デスクトップとTV

TVやモニターを用意できない場合、キャプチャーボードの遅延を完全に回避することはできません。

厳密には、TVにも遅延はあります。ただ、ふだんゲーム機とTVを接続した状態で、問題なくプレイできるのであれば心配いりません。

パススルー出力のやり方

パススルー出力、パススルー機能とは

パススルー出力は、キャプチャーボードに搭載されている機能です。

パススルー出力
▲HDMIケーブルでつなぐだけで、TVにゲーム画面が映ります。遅延はありません。ゲーム音もTVから出ます。

キャプチャーボードが入力したゲーム画面・ゲーム音をそのままTVに出力することができます。遅延対策として最重要と言ってよいでしょう。

やり方は、キャプチャーボードとTVをHDMIケーブルで接続するだけです。驚くほどシンプルにできます。特別な設定は必要ありません。

パススルー出力は、ほんとうに手軽です。TVにゲーム画面を映しつつ、PCで録画・ライブ配信したいなら、おすすめの機能です。

しいて注意点をあげるとすれば、キャプチャーボードの「IN」と「OUT」をまちがえないようにすることです。「OUT」はHDMI出力、つまりパススルー出力を意味しています。この部分とTVを接続しましょう。

パススルー出力

同機能を搭載したキャプチャーボードが必要

パススルー出力するためには、同機能を搭載したキャプチャーボードが必要です。たとえば、下記製品が対応しています。

関連 初心者のための、Elgato Game Capture HD60 S購入ガイド・レビュー

関連 【キャプチャーボード】GC550を3年使ったので、本音を打ち明けることにした

関連 初心者のためのGV-USB3/HD購入ガイド・レビュー

PCの電源はONにしておく

ほとんどのキャプチャーボードでは、基本的にPCの電源をONにしておく必要があります。もしPCの電源を切ったり、スリープ状態にすると、TVにゲーム画面が映りません。

この点がパススルー出力のデメリットです。もちろん、HDMIケーブルを取り外して、ゲーム機とTVを接続すればよいだけですが、めんどうという人もいるでしょう。

4Kパススルー対応製品も増えてきた

近年、4Kパススルー対応を謳う製品が増えています。重要なのは、4Kという部分です。

たとえば、PS4 Proの4K解像度の映像を、4K対応TVにパススルー出力しつつ、1080p/60fpsで録画・ライブ配信できるというものです。

4Kパススルー

高画質なゲーム画面を楽しめるので、4Kに対応する機器を持っている人にはうれしい機能でしょう。

ただ、4K対応機器を持っていない人には、まったく関係のない機能です。パススルー対応であれば、べつに4Kパススルーでなくても問題ありません。

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分配出力のやり方

HDMI分配器が必要

では、キャプチャーボードにパススルー出力がなかったり、同機能のデメリットが我慢できないという場合は、どうすればよいのでしょうか。

この場合は、HDMI分配器(HDMIスプリッター)を用意します。ゲーム画面・ゲーム音を、PCとTVの両方に分配出力するやり方です。

分配器

HDMI分配器としては、ゲーム実況だと下記製品がよく使われています。ほかの製品でもかまいません。

HDMI分配器の使い方・接続方法

HDMIケーブルで各機器を接続するだけです。設定は必要ありません。

HDMI分配器には、「IN」「OUT」と書かれたHDMI端子があります。以下のように各機器を接続しましょう。

  1. 分配器の「IN」とゲーム機を接続する。
  2. 分配器の「OUT」とキャプチャーボードを接続する。
  3. 分配器のもう1個の「OUT」とTVを接続する。
「IN」と「OUT」をまちがえると、ゲーム画面が映りません。また、ゲーム音も出ません。

なお、上記製品の場合はACアダプターが付属されています。忘れずにコンセントに接続してください。

よくある質問

遅延が「ない」製品を買いたい

遅延が発生しないキャプチャーボードはありません。「PC」に映っているゲーム画面は、必ず遅延します。

これに対し、パススルー出力、または分配出力しているのであれば、「TV」に映っているゲーム画面は遅延しません。キャプチャーボードによる遅延の影響は0です。

遅延が「少ない」製品を買いたい

遅延が少ない製品としては、ソフトウェアエンコード方式の製品があげられます。

逆に、ハードウェアエンコード方式の製品は、遅延が大きいのが一般的です。ただし、Game Capture HD60 Proは例外で、独自機能により遅延が小さい製品となっています。

参考 Game Capture HD60 Proの使い方

遅延は何秒あるのか

製品・設定・環境にもよりますが、少なくとも0.05秒程度はあると思ってください。

遅延が0.1秒以上ある場合は、PCの画面を見ながらのゲームプレイはできません。明らかに違和感があるからです。したがって、遅延対策が必須です。

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質問・コメント

  1. 匿名 より:

    HDMI分配器を使用する場合、PCモニターは二つ必要なのでしょうか?
    それとも、HDMIの切り替えができれば一つでいいのでしょうか?

    • 管理人 より:

      基本的にはモニターを2台用意します。

      ただ、モニター1台でもモニター側でHDMI入力を
      切り替えて画面を映すこと自体は可能です。

  2. 匿名 より:

    記事まで紹介していただきありがとうございます。
    とても参考になりました。
    場合によってはHDCP関連でややこしいことになるとのことですので、留意します。

  3. 匿名 より:

    SFC等の出力に一度HDMI変換器(アスペクト比4:3を維持)をかませてからキャプボに挿し、PC画面およびモニターにパススルー出力した際、アスペクト比は変換機の4:3を維持したまま出力できるものなのでしょうか。
    少々特殊な状況かと思いますが、ご存知でしたらお教えいただけますと幸いです。

    • 管理人 より:

      もう何年もHDMI変換器は使っていないので、
      記憶が不確かなのですが…。

      アスペクト比で苦労はしなかったと思いますが
      (ソフトやモニターで対応できるので)、
      HDCPでややこしいことになった覚えがあります。

      いちおう、そのときに書いた記事がこちらになります。
      古いので参考にならないかもしれません。

      https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/426.html