詳しいBandicamの使い方と、高画質・低負荷にするための設定例

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Bandicamは、ゲーム実況で定番のキャプチャーソフトです。無料版と有料版があります。

Bandicam

特長は以下のとおりです。

  • 多機能
  • あらゆるものを録画できる
  • 設定が簡単
  • 設定を自由にカスタマイズできる(例 : 高画質な設定、低負荷な設定)
  • アップデートが活発
  • 公式ヘルプが充実

では、ほんとうに簡単に使えるのでしょうか。実際に使い方・設定方法を見ていきましょう。

ゲーム実況で必要な機能を網羅

Bandicamは、ゲーム実況(ゲームの録画)で必要な機能をすべて搭載しています。以下は一例です。

  • PCゲームの自動選択
  • 画面の任意の範囲を指定して録画
  • 録画の一時停止
  • タイマー機能
  • PinP機能(顔出し)
  • マウスクリック効果、マウスカーソル強調
  • お絵描き機能
  • スクショ撮影・連続スクショ撮影

とくに画面キャプチャー周りの機能は充実しています。

たとえば、ブラウザゲームを録画するときは、画面の指定した範囲を録画できる機能が重宝するでしょう。

画面キャプチャー

無料でダウンロード・インストールしよう

Bandicamは無料でダウンロードできます。

  1. Bandicam公式サイトにアクセスする。
  2. 「ダウンロード」をクリックする。

Bandicam公式サイト

画面を進めていけばインストールは完了です。

  1. ダウンロードしたEXEファイルを起動する。
  2. 画面を順に進めていく。
  3. インストールが完了する。

無料版と有料版の違いを理解しよう

Bandicamは、無料でずっと使えます。しかし、試用版ということで制限がある点に気をつけてください。

録画時間の制限 動画への公式ロゴ挿入
無料版 10分間 あり
有料版(4,320円) なし なし

機能的には、無料版も有料版もほぼ違いはありません。おそらくいちばん厳しいのは、10分という時間制限です。短いと感じる人が多いでしょう。

無料版の制限は、ライセンスキーを購入すれば解除されます。

根本的な解決にはなりませんが、10分録画して再度10分録画する、という使い方ならできます。そして、編集ソフトで複数の動画をつなげて1個にするのです。

【AviUtl拡張編集】実況動画を編集するための詳しい使い方
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もし、お金をかけたくない場合は、下記記事を参考にして別のキャプチャーソフトを導入するのもよいでしょう。ただ、全体的な完成度、使いやすさでいえばBandicamが最強です。

【2018年】PCゲームの録画・実況で使いたい、おすすめ動画キャプチャーソフト5本
キャプチャーソフト(録画ソフト)を使うことで、PCゲームを録画できます。 このページでは、 目的別、お薦めのキ...

最初に1つだけ設定を変更しよう

念には念を入れて、録画を始めるまえに初期設定を変更しておきましょう。

  1. 「ビデオ」タブを開く。
  2. 「設定」をクリックする。
  3. 「フレームレート」横の「...」をクリックする。
  4. CFR優先 - 固定フレームレート」を選択する。

CFR

動画編集のさい、映像と音声がズレる現象(音ズレ)を防止するための設定です。「VFR使用 - 可変フレームレート」だと音ズレするかもしれません。

ゲーム録画モードでPCゲームを録画しよう

多くの一般的なPCゲームを録画したい場合は、以下のようにします。

  1. ゲーム録画モード」にします。このモードは、DirectX/OpenGLを使用したゲームを録画するのに最適です。
  2. ゲーム録画モード

  1. PCゲームを起動します。
  2. フォートナイト

  3. PCゲーム左上に、緑色の数字が表示されたことを確認してください。数字が表示されていない場合は、録画を開始できません。対処法は後述します。
  4. フレームレート

  5. マイクのアイコンをクリックすると、マイクの音(自分の声)を動画に入れる設定ができます。詳細は後述します。
  6. マイク設定

  7. 準備が整ったら、F12キーを押しましょう。数字が赤色になり、録画が始まります。表示されている数字は録画されません。なお、ショートカットキーは「ビデオ」タブで変更できます。
  8. 録画開始

  9. 録画を停止したい場合は、F12キーを再度押します。緑色の数字に戻ります。
  10. 録画停止

  11. フォルダのアイコンをクリックすると、動画の保存フォルダが開きます。
  12. フォルダアイコン

ゲーム録画モードで録画できないときの対処法

ゲーム録画モードでは、PCゲームの画面左上に数字が表示されていることを確認しましょう。

フレームレート

数字が表示されていない場合は、以下のような対処法があります。

  • Bandicam → PCゲームの順に起動する。
  • Altキー + Tabキーで画面を交互に切り替える。
  • BandicamとPCゲームを交互にクリックする。
  • 「画面録画モード」で録画する(後述)。
筆者の経験では、2番めと3番めの方法で解決できることが多いです。公式ヘルプも参考にしてください。

注意したいのですが、すべてのPCゲームをこのモードで録画できるわけではありません。PCゲームの仕様にもよります。必要に応じて、後述する「画面録画モード」を使いましょう。

緑色の数字はフレームレートといって、動きの滑らかさを表す数字です。あえて非表示にすることもできます。

  1. ゲーム録画モードになっていることを確認する。
  2. 「フレームレート」タブを開く。
  3. 「フレームレート表示」のチェックを外す(通常は入れておく)。
フレームレートの表示
▲「フレームレート」タブは、ゲーム録画モードのときだけ表示されます。

画面を録画しよう

デスクトップ画面の任意の範囲を録画してみましょう。

  1. 画面録画モード」にします。
  2. 画面録画モード

  1. 枠が表示されたことを確認してください。この枠内にあるものを録画できます。枠が非表示でも録画はできますが、今回は練習です。
  2. 枠

  3. 枠上部の黒い部分をドラッグして、移動させてみましょう。キーボードのキーやキーで枠を1pxずつ移動させることもできます。
  4. 枠移動

  5. 枠のサイズ調整をするには、辺・角をドラッグします。
  6. 枠のサイズ

  7. あらかじめ用意されたサイズを選択する方法もあります。
  8. 枠のサイズ選択

  9. ウィンドウに合わせて、自動で枠の位置・サイズを調整することもできます。枠のルーペアイコンをクリックしてください。
  10. ターゲット画面選択

  11. そして、録画したいウィンドウにマウスカーソルを移動させ、赤色の枠が表示されたらクリックです。これが「ターゲット画面選択」という機能です。
  12. ターゲット画面選択

  13. 録画を開始します。

動画にマイク音声を入れよう

ゲーム実況で自分の声を動画に入れたい場合は、Bandicamの音声設定を変更しましょう。

  1. まずはマイクをPCに接続し、マイクのアイコンをクリックします。
  2. マイク設定

  1. 「音声」タブを開き、下記画像のように設定します。「基本オーディオデバイス」を「既定のデバイス」にすることで、ゲーム音などPCから出ている音を動画に入れることができます。
  2. 基本オーディオデバイス

  3. 使用するマイクを「追加オーディオデバイス」で選択してください。ここを「使用しない」にしている場合は、基本的にマイクの音は入りません。
  4. 追加オーディオデバイス

  5. 忘れずに、「2つのオーディオデバイスの音声をひとつのトラックにミックスする」にチェックを入れましょう1)もしチェックを外している場合、「動画内に」ゲーム音とマイク音が別々のオーディオトラックとして録音されることになります。重要なのは、「動画内に」という部分です。動画ファイルと音声ファイルが別々に生成されるわけではありません。動画を再生・編集するソフトによっては、マイクの音が入っていない、録音されていないと誤解する人がたまにいます。チェックを外すのは中・上級者向けと思ってください。通常は、チェックを入れておきます。。ミスしやすい部分です。
  6. 音声をひとつに

  7. 「OK」をクリックし、通常どおり録画を開始します。
  8. 録画開始

目的別、おすすめ設定

Bandicamでは、目的によって設定を自由に変更できます。「ビデオ」タブの「設定」をクリックしてください。

「ビデオ」タブの「設定」

高画質にしたい

ファイルサイズは極端に大きくなりますが、それでも高画質にしたいという場合の設定例です。

  1. 「ファイル」で「AVI」を選択する。
  2. 「サイズ」を「オリジナル」にする。
  3. 「コーデック」を「YV12」、または「RGB24」にする。
  4. 「OK」をクリックする。

高画質設定

「YV12」よりも「RGB24」のほうが高画質になりますが、ファイルサイズが大きくなります。「RGB24」は、あまり実用的な設定ではありません。

ファイルサイズを小さくしたい

ファイルサイズを小さくしたい場合の設定例です。

  1. 「ファイル」で「AVI」を選択する。
  2. 「コーデック」を「MPEG-1」にする。
  3. 「VBR」にチェックを入れる。
  4. 「画質」を下げる。
  5. 「OK」をクリックする。

ファイルサイズを小さくする設定

サイズ」や「フレームレート」を落とす方法もあります。これらの設定を下げれば下げるほど、ファイルサイズは小さくなります。

その気になれば、いくらでもファイルサイズは小さくできます。しかし、画質とのバランスが重要です。

カクカクしないように軽くしたい

PCの動作を軽くしたい、CPU使用率を下げたいという場合の設定例です。

  1. 「ファイル」で「MP4」を選択する。
  2. 「コーデック」を「H264 (NVIDIA NVENC)」などにする。
  3. 「OK」をクリックする。

「H264 (NVIDIA NVENC)」が表示されない場合は、「Intel Quick Sync video」または「AMD VCE」を選択しましょう。ハードウェアエンコーダーとよばれるものです。

ほかにも、「サイズ」や「フレームレート」を下げることでも低負荷にできます。たとえば、前者を「横幅・高さ50%」にし、後者を「30」にします。

それでもPCの動作が重い場合は、PCゲーム側のグラフィック設定を変更してください。PCゲームのオプションを開いて、解像度・フレームレート、および品質を下げます。

グラフィック設定

まとめ

Bandicamなら、録画できないものはありません。用途に応じて録画モードを切り替えましょう。設定も簡単です。

上で述べた設定例ですが、これは一例と考えてください。画質・ファイルサイズ・軽さ、いずれを重視するかは私たちしだいです。もちろん、バランスのとれた設定にすることもできます。自由に設定をカスタマイズできるのがBandicamの強みです。

Bandicamをダウンロードする

動画を録画したあとは、動画編集に進みましょう。当サイトでは、無料の動画編集ソフトとしてAviUtlの使い方を解説しています。

【AviUtl拡張編集】実況動画を編集するための詳しい使い方
AviUtlは、無料の動画編集ソフトです。ゲーム実況で必要になる範囲で、具体的な使い方を見ていきましょう。 AviUtlの読み...

Bandicamの姉妹ソフトにBandicutがありますが、これは有料の編集ソフトです。

References   [ + ]

1. もしチェックを外している場合、「動画内に」ゲーム音とマイク音が別々のオーディオトラックとして録音されることになります。重要なのは、「動画内に」という部分です。動画ファイルと音声ファイルが別々に生成されるわけではありません。動画を再生・編集するソフトによっては、マイクの音が入っていない、録音されていないと誤解する人がたまにいます。チェックを外すのは中・上級者向けと思ってください。通常は、チェックを入れておきます。
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