【OBS】ゲーム画面 + 顔出し配信のやり方。小窓でワイプ芸ができます

OBS Studio(以下OBS)を使い、ゲーム実況で顔出し配信するやり方について見ていきます。

OBS、PinP

大きく2つに分けて考えます。

  • ゲーム画面を映す方法
  • 自分の顔を映す方法

ゲーム画面・自分の顔を同じ画面内に表示させてみましょう。ゲーム画面右下に、自分の顔を小窓で表示できます。

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機材を用意しよう

必要な機材については、下記ページをご覧ください。

【最低限】いまからゲーム配信・生放送を始めるのに必要な機材は、これだけです
ゲーム配信、すなわちゲーム実況のライブ配信をやるには、機材をそろえる必要があります。YouTube Liveでもニコ生でも、これは変わりませ...

一例ですが、Switchのゲーム実況を顔出しでやる場合は以下の機材が必要です。

ゲーム画面を映そう

まず、OBSにゲーム画面を映しましょう。

OBS Studio

通常、ゲーム配信では「ソース」の「+」から以下のいずれかを選んで設定していきます。

  • 映像キャプチャデバイス
  • ゲームキャプチャ
  • ウィンドウキャプチャ
  • 画面キャプチャ

obs-studio

わからないことがある場合は、下記ページをご覧ください。

OBS Studioに画面を映したい。頻繁に使う4つのキャプチャー方法
OBS Studio(以下OBS)に画面を映すための設定を行ってみましょう。 今回は、4種類のキャプチャー方法について具体的な...
【OBS】こんなときは?よくあるトラブル、よくある質問まとめ
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自分の顔を映そう

つぎは自分の顔を映します。Webカメラの映像を映す設定です。

「映像キャプチャデバイス」を追加する

「ソース」の「+」をクリックし、「映像キャプチャデバイス」をクリックします。

映像キャプチャデバイス

わかりやすい名前をつけましょう。たとえば、「カメラ」や「顔」など任意の名称でかまいません。

任意の名前をつける

そして、「新規作成」が選択されていることを確認したうえで「OK」をクリックします。

新規作成

「デバイス」でカメラを選択する

ここまでできたら、「デバイス」でカメラを選択してください。

Webカメラ

たとえば、Webカメラを使うのであれば「HD Pro Webcam C920」などを選択します。通常はこれでWebカメラの画面が映ります。

ロジクールのWebカメラの場合

ただ、ロジクール社のWebカメラを使用している人のなかには画面が映らないという人もいるかもしれません。

画面が映らない

その原因のひとつとして、付属ソフトの「Logicool Capture」を起動している可能性があります。同ソフトを起動している状態だと、OBSのほうでカメラを選択しても画面が映りません。

Logicool Capture

対処法は2つあります。ひとつは、Logicool Captureを閉じる方法です(おすすめ)。同ソフトを閉じたうえで、OBSの「映像キャプチャデバイス」を削除し、再度上記設定をしてください。

そして、もうひとつは「デバイス」で「Logi Capature」を選択する方法です。Logicool Captureの機能を使いたいのであれば、こちらを選んでもかまいません。

Logi Capature
▲Logicool CaptureとOBSを連携させる方法です。Logicool Captureの機能としては、たとえばワイプに枠を表示する機能があります。

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Webカメラの設定をしよう

Webカメラを使用していて、一歩踏み込んで映像設定をしたい場合があるかもしれません。

16:9にする

横長の16:9の映像にするためには、以下のように設定します。

  1. 「解像度/FPS タイプ」を「カスタム」にする。
  2. 「解像度」を「1280x 720」や「1920x 1080」にする。
  3. 「OK」をクリックする。

Webカメラの解像度設定

反転させる

映像を左右に反転させることもできます。

  1. OBSのカメラ映像の部分で右クリックする。
  2. 「変換」から「水平反転」をクリックする。

露出などを固定する

カメラの自動調整機能は便利ですが、場合によっては使いづらいことがあるかもしれません。

  • 露出
  • フォーカス
  • ホワイトバランス
たとえば、自動露出補正をONにしている場合、白いものを映すと自動的に画面が暗くなります。

もし自動調整が不要であるなら、「映像を構成」から設定を変更できます。

映像を構成

一例ですが、ロジクールのC922n/C920の場合は下記画像のような設定画面が開きます。目的に応じて設定を変更してください。

画像の調整

カメラ制御

もちろん、自動調整機能はONでもかまいません。そこは自分しだいです。たとえば、多くの人にとってフォーカス(焦点)は自動のほうが便利でしょう。

サイズ・位置を変えよう

いよいよ最終段階です。

現在、カメラ映像が画面いっぱいに映っているはずです。これではカメラ映像によって隠れてしまい、ゲーム画面が見えません。

レイヤー構造

そこで、カメラ映像を小さくしましょう。PinP(ピクチャーインピクチャー)、いわゆるワイプと呼ばれる小窓の画面を作ります。

ワイプ

やり方は、カメラ映像の赤色の点をドラッグするだけです。すると、背後に隠れていたゲーム画面が見えるようになります。

ワイプの位置は、どこでもかまいません。ワイプの位置によっては視聴者がゲーム画面を見づらくなるので、臨機応変に変えます。

ソースの基本的な操作方法については、下記ページをご覧ください。

OBS Studioでソースを追加・設定する方法。配信画面を自由にレイアウト
OBS Studio(以下OBS)で画面を視聴者に見せたいときは、「ソース」の「+」をクリックしましょう。 適切に設定できれば...

枠を付けよう

下記画像のように装飾を入れたいなら、枠画像を自作してみましょう。GIMPという画像編集ソフトを使って無料でできます。

枠

詳細については、下記ページをご覧ください。

【サンプル配布】無料で配信画面の枠素材を作る方法。簡単なデザインを例に
ゲーム配信でよく見かけるような、配信画面の枠(オーバーレイ)を実際に作ってみましょう。 一般的に、枠の多くは静止画像でできてい...

全画面とワイプを切り替えてみよう

シーン機能を使う

これも必須ではないのですが、カメラ映像の全画面・ワイプ画面を瞬時に切り替えることもできます。

  • カメラ映像(全画面)
  • ゲーム画面 + カメラ映像(ワイプ画面)

OBSのシーン機能を使いましょう。

設定方法

まず、ゲーム画面 + カメラ映像の画面を作成しておいてください(上述)。

つぎに、シーンを新規作成します。

  1. シーン」の「+」をクリックする。
  2. 適当な名前をつける(例 : 「カメラ全画面」)。
  3. 「OK」をクリックする。

シーン作成

最後に、以下の方法でソースを追加すれば完成です。

  1. ソース」の「+」をクリックする。
  2. 「映像キャプチャデバイス」を選択する。
  3. 既存を追加」を選択する。
  4. 「映像キャプチャデバイス」(カメラのこと)をクリックする。
  5. 赤点をドラッグしてカメラ映像のサイズを大きくする。

既存を追加

「既存を追加」を選ぶようにしましょう。さきほど追加したWebカメラの映像を使いまわしできます。「新規作成」だとカメラ映像が映りません。

通常は「新規作成」を選ぶのですが、今回は「既存を追加」を選びます。

カメラ映像の全画面・ワイプ画面を切り替えられるようになりました。シーン機能の詳細については、下記ページをご覧ください。

【OBS Studio】シーン機能の便利な使い方。画面をスムーズに切り替える
OBS Studio(以下OBS)のシーン機能を使うと、画面を一瞬で切り替えられるようになります。 たとえば、以下のような場面...

まとめ

ゲーム画面 + 顔出し配信は、3ステップでできます。

  1. ゲーム画面を映す。
  2. カメラ映像を映す。
  3. カメラ映像のサイズ・位置を調整する。

カメラの性能を最大限に引き出し、見栄えをよくするためには照明が重要です。下記ページに照明の配置方法をまとめたので、参考にしてください。

【ゲーム実況】顔出し配信の方法と、「映える」自分を作るためのヒント5個
ゲーム実況で顔出し配信(ライブ配信)するには、どうしたらよいのでしょうか。 顔出し配信というと、ついカメラにだけ意識が行きがち...
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