AviUtl2の音声編集入門|BGM・効果音の入れ方から必須テクまで

AviUtl2BGM・効果音を追加してみましょう。

BGM・SE追加

そうすれば、完成度はぐっと上がります。

このページでは、AviUtl2を使って音声を追加・編集する方法をまとめました。

関連【完全ガイド】AviUtl2の導入方法・プラグインの入れ方・初期設定

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音声を読み込もう

音声をドラッグ&ドロップ

音声を読み込む方法は、動画を読み込む場合と同じです。

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好きなやり方でかまいません。音声ファイルをドラッグ&ドロップする方法が簡単です。

音声を追加

  • メイン画面 : 赤色の縦線位置に音声が配置される
  • タイムライン : マウスカーソルの位置に音声が配置される

オブジェクトの見方は以下のとおりです。

  • 青色 : 映像
  • 赤色 : 音声
  • 青色 + 赤色 : 音声の入った動画

オブジェクトの色分け

WAVファイルを読み込めない?

WAVファイルが読み込めない(入らない、出ない、聞こえない)場合は、

  • AviUtl2をbeta9以降にアップデードする(beta8ではなく)
  • 最新版のL-SMASH Worksプラグインを導入する(r1238以降)

という2つの対処法を試してみてください。

https://twitter.com/Mr_Ojii_Sub/status/1962701999339905438

よくわからない場合は、下記ページで本体・L-SMASH Worksについて情報をまとめています。

【完全ガイド】AviUtl2の導入方法・プラグインの入れ方・初期設定
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「プレビュー」時の音量調整

音声を再生(Spaceキー)してみましょう。

もし音がうるさい場合は、スピーカーアイコンで調整できます。あとでMP4出力する動画には影響しません自由に音量調整してください。

スピーカーアイコン

動画から音声を分離しよう

動画を読み込んだ場合は、映像・音声が1個のオブジェクトとして表示されます。

映像オブジェクト

通常はこれで問題ありません。初心者にもおすすめです。

しかし、

  • 映像オブジェクト・音声オブジェクトに分けたい
  • 動画内の音声を独立して編集したい

という場合は、音声を分離しましょう(beta5以降)。オブジェクト上で右クリックです。

音声を分離

すると、下記画像のように映像は青色、音声は赤色というように別れました。オブジェクトが2個になります。

音声を分離した結果

この点、動画編集が初めてなら音声は分離「しない」ほうがわかりやすいでしょう。

理由は

  • カットしやすい
  • 移動しやすい

からです。

いまの編集はCtrlキー + Zキーで戻せます。

もし音声を分離するのであれば、「グループ化」という機能を覚えておいてください(今回は割愛)。

同機能を使うことで、映像オブジェクト・音声オブジェクトの2つをまとめて扱えます。

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基本的な編集方法を理解しよう

位置を変更する

追加した音声を鳴らすタイミングを変更したい場合は、音声オブジェクトを左右にドラッグします(移動)。

このとき、音声オブジェクトの「端」をドラッグしないように注意してください。

不要な部分をカットする

音声をカットする方法は、動画をカットする場合と基本的に同じです。

  • 分割して削除
  • 音声オブジェクトの「端」をドラッグ
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音声波形が便利

カット編集時は、音声オブジェクト内に表示されている音声波形を目安にしましょう(beta6以降)。

無音部分でカットするのが基本です。

  • 波形が横線 : 無音部分
  • 波形が小さい : 音が小さい部分
  • 波形が大きい : 音が大きい部分

音声波形

音声波形が表示されていない場合は、以下のようにしてください。

  1. AviUtl2をbeta6以降にアップデートする。
  2. タイムラインの空白箇所で右クリックする。
  3. 「音声波形の表示」にチェックを入れる。

オブジェクト名(ファイル名)と音声波形が被って見づらい場合は、設定で変更できます。

  1. タイムライン上の適当な空白箇所で右クリックする。
  2. 「オプション」から「音声波形表示時はオブジェクト名を非表示」にチェックを入れる。

フェードイン・フェードアウトする

だんだんと音を変化させていく編集がフェードです。

  • フェードイン : じょじょに音が大きくなる
  • フェードアウト : じょじょに音が小さくなる

まず、音声オブジェクトをクリックしましょう(選択状態に)。

そして、オブジェクト設定の「+」→「音声効果」→「音量フェード」をクリックします。

音量フェードの追加

すると、「音量フェード」フィルターが追加されました。

音量フェード

「イン」「アウト」を任意の数値にします。数値が大きいほど音量変化が緩やかになります。

  • イン : フェードイン
  • アウト : フェードアウト

フィルターを削除したい場合は、「音量フェード」で右クリックして「フィルタ効果を削除」をクリックします。

フィルタ効果を削除

ループする(繰り返し)

動画によっては、BGMをループさせたい場合があるかもしれません。

複数のやり方がありますが、いちばん簡単な方法は以下のとおりです。

  1. 音声オブジェクトをクリックする。
  2. オブジェクト設定の「ループ再生」にチェックを入れる。
  3. タイムライン上で音声オブジェクトの「端」をドラッグする。

ループ再生

「ループ再生」にチェックを入れると、音声オブジェクトを伸ばした地点まで音声が繰り返されます。

音声オブジェクトを伸ばす

編集で音量を調整しよう

音を下げる、上げる

音量が小さい、または大きいということがあるかもしれません。

この場合、編集で音量を調整できます。

  1. 音声オブジェクトをクリックする。
  2. 音量」の数値を変更する。

音量

レベルメーターの確認が大事

音量を変更する場合は、レベルメーターで音量を確認しながら行いましょう(beta8以降)。

  • MAX : 音割れ
  • 赤色 : BGMだと大きめ
  • 黄色 : 充実した音量
  • 緑色(上側) : ふつう
  • 緑色(下側) : 小さい

レベルメーター

もしレベルメーターが表示されていない場合は、以下のようにしてください。

  1. AviUtl2をbeta8以降にアップデートする。
  2. メイン画面上で右クリックし、「音量レベルメーターの表示」にチェックを入れる。
  3. 同様に、メイン画面上で右クリックし、「オプション」→「再生中のみ音量レベルメーターを反映」のチェックを外す。

部分的に音量を調整する

1つの音声オブジェクトの途中部分だけ音量調整したい場合は、フィルターオブジェクトを追加しましょう。

  1. タイムライン上の空白箇所で右クリックする。
  2. 「フィルタ効果を追加」→「音声効果」→「音量調整」をクリックする。
  3. フィルターオブジェクトが追加される(黄色)。
  4. 同オブジェクトの端をドラッグして長さを調整する。
  5. 同オブジェクトをクリックし、「音量」を変更する。

「フィルタ効果を追加」→「音声効果」→「音量調整」

フィルターオブジェクトは、音量を変更したい音声オブジェクトよりも下位のレイヤーに配置してください。

フィルターオブジェクトの配置
▲この場合、「Layer4」のフィルターが上位にある「Layer3」の音声に適用されます。

もしレイヤーの順序をまちがえると、フィルター効果が反映されません(音量が変わらない)。

レイヤーの順序を変えたい場合は、「Layer」の部分を上下方向にドラッグしましょう。

音を消す

音声を消すこともできます。

  • 一部の音が不要な場合に(例 : 別のBGMに差し替え)
  • 特定の音だけ集中して再生・編集したいときに
ここでの編集は、出力する動画(完成動画)に影響する点に注意してください。

レイヤーを非表示にすることで、そのレイヤーに配置したすべての音声オブジェクトがミュートになります。

レイヤーを非表示にした状態
「Layer3」をクリックして非表示にしました。同レイヤー上の全音声オブジェクトの音が消えます。

もし特定の音声オブジェクトだけをミュートにしたい場合は、以下のようにしましょう。

  1. レイヤーを表示する(「Layer」部分をクリック)。
  2. 赤色の縦線を、特定の音声オブジェクト上に移動する。
  3. その音声オブジェクトのチェックを外す(オブジェクトを非表示に)。

音声オブジェクトを非表示

もちろん、音声オブジェクトの「音量」を0にする方法でもかまいません。

音量

まとめ(このあとは)

音声編集は、以下のような流れで考えるとよいでしょう。

  1. 音声を読み込む。
  2. 位置を調整する。
  3. 音量を調整して仕上げる。

あとはテキストを追加したり、動画を出力して公開するだけです。

続けてこちらの記事もチェックして、動画を仕上げてみましょう。

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