ニコニコ生放送(以下ニコ生)でゲーム配信するには、どうすればよいのでしょうか。
このページでは、
- ゲーム配信(生放送)のやり方
- 必要な機材・ソフト
についてご紹介します。
目次
ニコ生用の準備をしよう
プレミアム会員になる(推奨)
原則として、プレミアム会員になることを推奨します。
一般会員でも配信はできるのですが、以下の点で不利です。
- 画質が悪い
- 1枠30分で、延長できない
- 配信予約できない
- ギフトを受け取れない

コミュニティを作成する
配信は、コミュニティという単位で行います。そこで、コミュティを作成しましょう。一般会員でも作れます。
- コミュニティの新規作成ページにアクセスする。
- コミュニティ名など、必要事項を入力する。
- 「確認画面へ」をクリックする。
どの端末で配信するか決めよう
PC
ゲーム配信は、一般的にPCを使って行います。
なぜPCを使うのでしょうか。一例ですが、以下のようなメリットがあるからです。
- Switch、PS4、PCゲーム、スマホゲームなど、あらゆる機種に対応できる
- カスタマイズ性の高い自由な配信ができる
ノートPCでもデスクトップPCでも、どちらでもかまいません。PCのスペックについては、下記ページを参考にしてください。

PS4
PS4のシェア機能でもゲーム配信できます。同機能は、ニコ生に対応しています。
この方法であればPCは必要ありません。特別な機材も不要です。しかも1か月間限定で、一般会員も無料配信できます。
詳しい配信方法については、以下のページをご覧ください。

スマホで配信する方法
では、スマホでゲーム配信するにはどうしたらよいのでしょうか。
2種類のやり方があります。
- ニコ生対応のゲームアプリの配信機能を使う
- スマホアプリの「ニコニコ生放送」をインストールして配信する
まず1番めの方法ですが、ニコ生対応のゲームアプリは数が限定されています。そのため、選択肢としては現実的ではありません。
2番めの方法は、スマホに映っている画面をそのまま配信するやり方です。ゲーム画面が映っているのであれば、PCを使わずスマホだけで配信できます。

ただ、ゲーム配信を前提とした場合、どちらの方法もニコ生では一般的ではありません。定番なのは、スマホの画面をPCに映し、PCから配信するやり方です(後述)。
なお、雑談配信であれば、上述のニコ生アプリでかまいません。
配信ソフトを用意しよう
ここからは、PCの使用を前提にしてゲーム配信のやり方を見ていきましょう。
配信ソフトとは
基本的に、PCで配信する場合は配信ソフトを用意します。
配信ソフトには、以下のような機能があります。
- PCに映っている画面を視聴者に見せる機能
- PCから出ている音を視聴者に聞かせる機能
- マイク音を視聴者に聞かせる機能
- 配信の開始・終了機能
たとえば、自分のPCにゲーム画面が映っているなら、そのゲーム画面を視聴者にも見せることができます。
また、かりに自分のPCでBGMを再生したとしましょう。そのBGMを配信で流せます。もちろん、自分の声も流せます。
さまざまな配信ソフト
配信ソフトとしては、以下の3種類が定番です。
- OBS Studio(以下OBS) - 無料
- XSplit
- Streamlabs Desktop - 無料
定番の配信ソフトを使いたいということであれば、広く使われているOBSを使うとよいでしょう。ただ、XSplitの使い方も覚えておいて損はありません。

N Airはニコ生公式配信ソフト
配信ソフトの設定は、多くの人にとって難しいはずです。じつは、ニコ生にはN Airという公式配信ソフトがあります。
これはニコ生用に特化している配信ソフトだと思ってください。枠取りから配信時の設定まで、いろいろと楽になります。他サイトでも使うことはできますが、ニコ生用として使うのがベストです。
「OBSの設定は意味不明」「めんどうくさい」という人は、N Airを使うとよいかもしれません。操作性はOBSに似ています。

キャプチャーボードを用意しよう
据置型ゲーム機の画面を映すのに必要
据置型ゲーム機(例 : Switch、PS4など)のゲーム画面は、どうすれば自分のPCに映せるのでしょうか。ここで必要になるのがキャプチャーボードです。
キャプチャーボードがあれば、ゲーム画面が自分のPCに映ります。また、ゲーム音も自分のPCから出ます。あとは、配信ソフトを使ってゲーム画面・ゲーム音を配信しましょう。
なお、PCゲームの場合、キャプチャーボードは必要ありません。ゲームを起動するだけでゲーム画面がPCに映るからです。
選び方・ポイント
キャプチャーボード賢く購入するには、いくつかポイントがあります。たとえば、以下の点は必ず理解しておきましょう。
- キャプチャーボードとPCの接続方法
- キャプチャーボードが対応しているゲーム機
- キャプチャーボードの遅延を回避する方法
めんどうかもしれませんが、あらかじめキャプチャーボードについて基礎知識を身に着けたうえで買うことをお薦めします。


製品例を2個(Switch、PS4用)
まず、外せないのがGC550です。これはド定番ともいえる製品で、ゲーム実況・ゲーム配信の機能が充実しています。しかも、SwitchやPS4はもちろん、PS2やWiiにも対応しています。ゲーマーなら1台持っておくとよいでしょう。
関連 【キャプチャーボード】GC550を3年使ったので、本音を打ち明けることにした
関連 【ガイド】GC550、GC550 PLUSの使い方・設定方法
もしGC550の価格が高すぎるということであれば、実売価格が2万円を切っているGV-USB3/HDに注目すべきです。動画編集ソフトである「PowerDirector 14」が付属されていてこの価格というのは、確実にお得です。
関連 初心者のためのGV-USB3/HD購入ガイド・レビュー
その他、必要なものを用意しよう
マイク
自分の声を配信したい場合にかぎり、マイクが必要です。声を入れないなら必要ありません。ヘッドセットとスタンドマイクの2種類があり、PCに接続して使います。
コメビュ・棒読みちゃん
コメントビューアー(コメビュ)があれば、視聴者のコメントを閲覧・管理しやすくなります。ただし、なくても問題はありません。
ニコ生対応のコメビュとしては、以下の2種類が定番です。
- ニコ生コメントビューアー(NCV)
- やります!アンコちゃん

基本的な機能はどちらも同じです。好きなほうを使ってください。ただ、更新頻度はNCVのほうが多く、安定感はあります。傾向としては、NCVがバランス型、アンコちゃんが多機能型といえるでしょう。
どちらのコメビュであっても、棒読みちゃんと連携させることでコメントを音声合成で読み上げることもできます。

なお、N Airにはコメント読み上げ機能が搭載されています。同機能を使う場合は、コメビュ + 棒読みちゃんは必要ありません。
ミラーリングソフト
スマホの画面をPCに映したいとき使うのがミラーリングソフトです。
Wi-Fi環境があれば、ミラーリングソフトを使うことでスマホの画面・音をPCに出力できます。ケーブルは必要ありません。

スマホの画面がPCに映ったら、あとは配信ソフトの出番です。したがって、まずはスマホの画面をPCに映す方法を覚えましょう。
- ミラーリングソフトをインストールする。
- スマホの画面がPCに映る。
- 配信ソフトを使い、PCに映っているスマホの画面を取り込む。
配信ソフトの設定をしてみよう
それでは、さっそく配信ソフトのほうで設定していきましょう。手順は、おおよそ4ステップです。
- 配信ソフトをインストールする。
- ゲーム画面を配信ソフトに映す。
- ニコ生に接続するための設定を行う。
- ニコ生のほうで枠を取り、配信を開始する。
詳細は、下記ページをご覧ください。

