わんコメを使って、ライブ配信のコメント(チャット)を音声合成で読み上げさせてみましょう。
じつはわんコメだけでコメントの読み上げができます。ほかのアプリは必要ありません。簡単です。
しかも、多くの配信サイトに対応しています。
- YouTube
- Twitch
- ニコ生
- ツイキャス
- SHOWROOM
- ミクチャ
- ミラティブ
- その他、公式サイト参照のこと
関連 ほんの20秒でコメントをOBSに表示する方法、あります→わんコメ
目次
読み上げ方法は2種類
わんコメの場合、読み上げ方法は大きく2種類あります。
- 棒読みちゃんと連携させて行う方法
- 棒読みちゃんを使わない方法 ← 今回解説
今回は2番めの方法について見ていきます。
この方法では棒読みちゃんは使いません。わんコメだけでコメントを読み上げることができるため、準備不要で初心者向きです。
もちろん、棒読みちゃんと連携してコメントを読み上げることもできますが、そのやり方については下記ページをご覧ください。
ダウンロードする
わんコメをダウンロード・インストールしましょう。
- 公式サイトにアクセスする。
- 「Download for Windows (64bit)」をクリックする。
- わんコメをダウンロードする。
そしてインストールします。
- 「OneCommeSetup-x64-x.x.x.exe」をダブルクリックする。
- 「WindowsによってPCが保護されました」が表示されたら「詳細情報」をクリックする。
- 「実行」をクリックする。
- 画面を進めていく。
初回セットアップ
わんコメを初めて起動すると、初回セットアップの画面が表示されます。
今回は「次へ」をクリックしてスキップしますが、興味がある場合は配信予定のサイトを登録してください。あとでも設定はできます。
参考初回セットアップ
コメントを取得する
最初に、わんコメをコメビュとして使えるようにします。
具体的には、(1)適当な配信サイトを開き、(2)ライブ配信中のURLをわんコメの「視聴URL」にペーストします。
配信サイトは、わんコメが対応しているサイトであればどこでもかまいません。
また、だれの配信でもかまいません。わざわざ自分で配信を開始せずとも、コメントの読み上げはできます。
ここまでできたら、わんコメの「接続」をONにします。
▲もしURLをペーストできない場合は、いったん「接続」をOFFにすればできるようになります。
すると、ボタンが灰色から赤色に変化し、コメントがわんコメに表示されます。わんコメをコメビュとして使えるようになりました。
読み上げを開始・停止する
ワンクリックで開始
あとは「読み上げ」ボタンをONにするだけです。これだけで読み上げが開始します。
読み上げが始まらない場合は、右上の3点リーダーから「設定」→「連携」で「棒読みちゃん」のチェックを外します。
▲今回は棒読みちゃんを使用しないので、チェックを外します。棒読みちゃんを使用しないのにチェックが入っていると、わんこめで読み上げができません。
読み上げを停止したくなったら、「読み上げ」ボタンをOFFにしてください。
ただ、コメントが極端に多い配信だとすぐには読み上げが停止しないことがあります。その場合は、さらに上部にある「読み上げ停止」ボタンをクリックすることで、即座に読み上げが停止します。
音量調整・速度
読み上げの音量を調整するには、まず右上の3点リーダーをクリックし、「設定」をクリックしましょう。
そして、「読み上げ」タブで「読み上げボリューム」を調整します。自分が聞きやすいように調整してください。
もし自分が聞くぶんには問題ないのに、視聴者に「読み上げ音量が大きすぎる」と言われた場合は、配信ソフトのほうでデスクトップ音声を下げます。
読み上げ速度については、4~6がおすすめです。読み上げ音声を聞きとりやすくなりますし、コメント数が多い場合に読み上げが追いつかなくなるのを防止しやすくなります。
声の種類
声の種類は、「読み上げボイス」の部分で変更できます。4種類のなかから選べます。任意のものにしてください。
便利な設定
名前の読み上げ
初期設定ではコメントのみを読み上げる設定になっています。しかし、コメントに加えて名前も読み上げることもできます。
- 右上の3点リーダーから「設定」をクリックする。
- 「読み上げ」タブを開く。
- 設定画面を下にスクロールし、「読み上げフォーマット」に「{name}」を追加する。
- 「保存」をクリックする。
▲名前 + コメントを読み上げる設定
読み上げ文字数制限
必要に応じて読み上げる文字数を制限しましょう。以下のようなメリットがあります。
- 長文コメントによる荒らしを防止できる
- コメント数が多すぎて読み上げが追いつかなくなるのを防止できる
たとえば、「コメント読み上げ文字数制限」をONにし、10文字制限にしたとします。
この場合、視聴者が「クエストを消化しておこう」と12文字コメントしても、「クエストを消化してお」の10文字までしか読み上げません。
辞書機能
辞書機能を使うことで、コメントを変換して読み上げることができます。以下のようなケースで役立つでしょう。
- 意図した読み方をしてほしい
- 絵文字を読み上げたい
- 特定のイヤな表現(NGワード)は読み上げたくない
表記方法ですが、「読み上げ変換」の部分に「文字列,読み方」となるように記入します。
記入例 | 書き込まれたコメント | 実際の読み上げ |
FF10-2,えふえふてんつー | FF10-2 | エフエフテンツー |
ディス, | ディスられてたよ | られてたよ |
たとえば、「ディス」という表現がイヤな場合は、「ディス,」というように「,」の右側を空欄にします。すると、「ディス」の部分は読み上げません。
読み上げテスト
各種設定の読み上げテストをしたくなったら、プレビュー機能を使いましょう。いつでも思い立ったときに設定を試せます。
「コメント」の部分に文字を入力し、「プレビュー」を押してください。
かわいい声にしたい?
今回の読み上げ音声が味気ないと感じた場合は、「VOICEVOX」というアプリをインストールしましょう(無料)。
▲VOICEVOX
わんコメとVOICEVOXを連携させると声を30キャラ以上に増やせます。とくに「ずんだもん」というキャラの声は人気が高く、おすすめです。
わんコメとVOICEVOXの連携方法については、下記ページをご覧ください。設定らしい設定はありません。すぐにできます。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。
コメント
わんコメ、なかなか面白そうなソフトですね。
ただ、内部的にHTML+CSSを使用しているらしくメモリの消費量が多い...最近のソフトにありがちな問題点ではありますが