YouTubeでライブ配信しようとして、アイコンがクルクル回っている状態になっていませんか?
対処法を順に見ていきましょう。
OBS Studio(以下OBS)の使用を前提としています。
目次
じつは配信できている可能性
自分の配信を確認する
実際は配信できているにもかかわらず、見る場所をまちがえていて「配信できていないのでは?」と誤解するケースがあります。
まず、YouTube Studioにアクセスしてください。
つぎに、「コンテンツ」→「ライブ配信」の順にクリックします。
「ライブ配信中」と「配信予定」
そこに「ライブ配信中」、または「配信予定」と表示されていないでしょうか。
前者の場合、配信できています。任意の配信にカーソルを合わせて、電波アイコンをクリックしてください。
後者の場合は、予約配信になっています。OBSの「配信の管理」ボタンから配信を始めましょう。
そして、30秒~1分ほど待ってからページを更新(F5キー)します。少し待たないと最新情報が反映されません。
詳しい配信のやり方については、下記ページをご覧ください。
忘れずに配信を開始する
突発配信の場合
突発配信の場合は、「配信の管理」ボタンから「予約する」のチェックを外し、「配信を作成して配信開始」です。これは簡単でしょう。
予約配信の場合
しかし、予約配信の場合は以下の手順が必要です。
- 「配信の管理」ボタンからスケジュールを設定する。
- 時間になったら同ボタンから配信を選択し、「配信を選択して配信開始」をクリックする。
- 「今すぐ配信」をクリックする。
問題はこの3番めです。つい忘れてしまうことがありますが、「今すぐ配信」ボタンをクリックしないと配信が始まりません。突発配信とは異なります。
もし同ボタンをクリックするのが手間である場合は、スケジュール設定時に「自動開始を有効」をONにしておきましょう。そうすれば「今すぐ配信」ボタンをクリックする必要はありません。
▲チェックを入れます。
自動開始の詳細については、下記ページをご覧ください。
説明文の入力文字を変更する
配信を開始しようとして、下記画像のような「配信作成エラー 'Description is invalid'。」が表示されることがあるかもしれません。
この場合は、OBSの「説明」部分の文字列を見直してください。たとえば、「<」や「>」などを入力していないでしょうか。
試しに、説明欄に「abc」とだけ入力してどうなるか確認します。
それでもし配信できるのであれば、説明欄に入力した文字が原因だとわかります。
なお、「ライブ配信作成エラー」にはいくつかパターンがあり、その場合は別の対処法が必要になります。
しばらく待とう
配信を開始したら少し待ちましょう。
配信ソフトの画面がYouTubeに反映されなかったり、アイコンがクルクルと回っているかもしれません。
しかし、1分程度は様子を見てみます。遅延があるので、配信を開始してもすぐには画面は反映されません。
また、ページを更新(F5キー)も試してください。
ストリームキーで接続しよう
アカウントを切断する
ほとんどの人はアカウント接続して配信しているはずですが、エラーが出て接続できないことがあるかもしれません。
たとえば、「配信作成エラー 'Precondition check failed.'」などのエラーです。
--【2024.8.20追記】ここから--
このエラーについては、アカウント接続であってもOBS「配信の管理」からの設定画面でサムネイル画像を設定せずに配信すれば対処可能とのことです。
--ここまで--
このようなときはストリームキーで接続してみましょう。まず、「設定」→「配信」でアカウントを切断します。
すると、「ストリームキーを使用する」ボタンが表示されました。これをクリックすればストリームキーを入力できるようになります。
つぎに、ストリームキーをコピー&ペーストしましょう。YouTubeのライブ管理画面を開いてください。
- YouTubeにアクセスする。
- 右上のカメラアイコンから「ライブ配信を開始」をクリックする。
- 「エンコーダ配信」をクリックする。
ストリームキーが表示されます。これをコピーします。
そして、コピーしたストリームキーをOBSのほうにペーストし、「OK」をクリックします。
忘れずに配信を開始する
OBSの「配信開始」ボタンをクリックします。これを行わないと、YouTube上ではアイコンがクルクルと回り続けます。
しばらく待つとYouTube側で配信が開始します。
ストリームキーを使った予約配信のやり方については、下記ページをご覧ください。
それでも解決しない場合は
ここまでやって解決しない場合は、OBS側の設定を見直してみましょう。「設定」→「詳細設定」を変更します。
詳細については、下記ページをご覧ください。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。