YouTubeでライブ配信する場合、予約配信(スケジュール設定)というやり方があります。
このページでは、以下の2点について見ていきましょう。
- メリット・デメリット
- やり方
ただ、予約配信はあまり初心者向きの方法ではありません。そのあたりの理由も含めてポイントをまとめました。
PCの使用を前提とした記事です。
予約配信とは
予約配信とは、ライブ配信する日時をあらかじめ指定しておくやり方です。
ホテルの予約をイメージしてください。あれと似ていて、事前に「○○月○○日、○○時から配信しますね」とYouTube側に伝えておく(スケジュールを設定する)わけです。
この予約は、配信するのに必須というわけではありません。予約せずにいきなり配信を始めることもできます(突発配信)。
ただ、予約配信には複数のメリットがあるので、使う人がいるのです。
メリット
予約配信のメリットはどのような点でしょうか。3つあります。
待機所を作れる
YouTube上に待機所(予約枠)を作れます。
待機所とは、配信が始まるまえに表示される画面のことで、視聴者どうしチャット(コメント)できる場所のことです。
視聴者からすると、この画面を開いて待っていれば自動的に配信が始まるため、まさに待機所という表現がピッタリでしょう。
大手配信者の場合、配信開始まえに視聴者が続々と待機所に集まり、チャットでにぎわいます。配信を始める時点で人が集まっていれば、「ある程度視聴者が集まるまで待つ」という機会が減るかもしれません。
配信開始を通知できる
待機所には「通知する」ボタンがあります。
これはリマインダー設定といって、視聴者がONにしておくと配信時に通知を受け取ることができるのです。
配信者からすると、通知が届いた視聴者が自分の配信に見に来てくれる可能性があるわけですから、リマインダーは重要な機能といえるでしょう。
予約配信すればリマインダー設定が使えます。
事前に配信を告知できる
配信で人を集めるためには、事前の告知・宣伝が必要です。
この点、予約配信であればX(旧Twitter)などを通じて視聴用URLを拡散しやすいはずです。事前に配信者が日時を告知することによって、視聴者は予定を組みやすくなり、配信を見てもらいやすくなるでしょう。
https://twitter.com/usadapekora/status/1543167655238139904
デメリット
予約配信のメリットを見てきましたが、初心者にとってはデメリットが多いかもしれません。
なぜなら、端的にいって設定が難しいのです。よくあるトラブルとしては、以下のようなものがあげられます。
- ミスで突発配信してしまう
- ミスで複数のスケジュールを設定してしまう(ムダな予約枠が複数発生)
- 告知するURLをミス
- 配信できているのに、できていないと誤解
- 配信できていないのに、できていると誤解
- 配信が続いているのに、終了したと誤解
これらは、初心者にとって予約配信のハードルが高いことに起因しています。
筆者としては、突発配信で慣れてから必要に応じて予約配信を試すのを推奨します。突発配信のやり方については、下記ページをご覧ください。
やり方
配信ソフトから直接設定
予約配信の方法は、配信ソフトに組み込まれたYouTube配信機能を使うのが一般的です。
配信ソフトとしては、以下のようなものがあげられます。
- OBS Studio(以下OBS) - 無料
- XSplit
- Streamlabs Desktop(旧称Streamlabs OBS) - 無料
詳しくは別ページで
たとえば、OBSを使う場合は「配信の管理」ボタンをクリックします。
▲このボタンは初期設定では表示されません。表示方法は別ページで解説しています。
そして、「予約する」の部分にチェックを入れましょう。ここにチェックを入れないと突発配信になります。
詳細については、下記ページをご覧ください。一から順に解説しています。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。