PowerDirectorでの編集が完了したら、最後の締めとして動画を保存しましょう。
こうすることで、編集した動画を
- PowerDirectorを起動せずとも見られる
- YouTube、X(旧Twitter)などに投稿できる
ようになります。
動画を保存することを「出力」、あるいは「書き出し」と呼ぶこともあります。すべて同じ意味合いだと思ってください。
最新版「PowerDirector 2024」を使用しています。
目次
「書き出し」ボタンから
まず、「書き出し」ボタンをクリックしてください。
すると、「書き出し」ウィンドウが表示されます。
同ウィンドウには6つのタブが並んでいますが、いちばん重要なのが「動画」タブです。細やかな画質設定ができ、文字どおり標準的なやり方です。
説明 | 重要度 | |
動画 | 通常の一般的な動画として保存 | A |
音声 | 動画内に入っている音声のみを抽出して保存 | C |
画像 | GIF画像などとして保存 | C |
YouTube | YouTubeに動画を「直接」アップロード | B |
Vimeo | Vimeoに動画を「直接」アップロード | C |
DVD/BD | 動画をDVD/BDに書き出す | C |
かりに動画をYouTubeにアップロードする場合、「YouTube」を選んでもよいのですが、とくに大きな意味はありません。
PowerDirectorから動画を「直接」YouTubeにアップロードできるだけで、ほかにメリットはありません。
「動画」の設定をしよう
「動画」をクリックしたら、まずは「名前」と「フォルダー」の設定をしましょう。
つぎに、「動画の設定」の部分で画質設定を行います。
聞き慣れない用語が多いかもしれませんが、もし意味がわからないのであれば(ひとまずは)設定を変更しなくてもよいでしょう。
説明 | |
形式 | ・映像・音声を入れる器(コンテナフォーマット)のこと ・MP4が主流 |
コーデック | ・映像を圧縮して軽くするのに使われるソフトのこと ・H.264が主流 |
解像度 | ・画面サイズ(幅x高さ)のこと ・1280x720または1920x1080が無難 |
フレームレート | ・1秒間に表示される画像の数(動きの滑らかさ)のこと ・通常は30fpsまたは60fps |
ビットレート | ・1秒間あたりのデータ量(画質の美しさ)のこと ・数字が大きいほど高画質設定だが、ファイルサイズも大きくなる ・5,000~10,000kbpsあたりがおすすめ |
なお、自分で設定を変更した場合、その設定は「プロファイルを保存」から保存できます。
動画を出力しよう
ここまでできたら、最後に「書き出し」ボタンをクリックしましょう。すると、動画が保存・出力されます。
動画の出力には時間がかかります。PCのスペックや、動画の長さ、編集内容、画質設定によって待ち時間は大きく変動します。PCの動作も重くなりますが、不具合ではありません。
出力が終わったら動画を確認してみましょう。「ファイルの場所を開く」をクリックします。さきほど「フォルダー」で設定した場所が開きます。
動画の一部分を出力しよう(分割的な)
具体例
ひょっとしたら、動画の一部分だけを出力したいという場合があるかもしれません。
- 動画が長すぎるので、何個かに分けたい
- 途中の見どころ部分だけを切り出したい
たとえば、30分の動画が1個あるとして、これを前半15分、後半15分の計2個の動画に分けてYouTubeにアップロードしたい、というような場合です。
やり方
やり方ですが、タイムライン上のクリップをクリックし、Xキーを押してください。
すると、クリップが黄色くなりました。両端に黄色のハンドルがあるので、これをドラッグして出力範囲を設定します。
最後に、「範囲の書き出し」をクリックします。
もちろん、あらかじめ動画をカットしておく(切り出しておく)方法でもかまいません。
なお、途中で範囲選択を解除したくなった場合は、黄色のハンドル下の「×」ボタンをクリックするか、またはEscキーを押してください。
注意点
出力範囲を設定するやり方は、「動画」以外の項目を選んだときはできません。
たとえば、出力範囲を指定して「YouTube」を選んだ場合、指定した出力範囲は無視されて動画全体が書き出されます。
プロジェクトの保存
動画の出力とまちえがえやすいのが、プロジェクトの保存です。
プロジェクトの保存は、あくまでも編集作業を保存しておくだけです。動画そのものではないので、YouTubeにアップロードすることはできません。
詳細については、下記ページをご覧ください。
動画を投稿しよう
このあとの動画投稿の方法については、下記ページをご覧ください。
まとめ
動画を出力するさいの設定をどうするのかによって、さまざまな要素に影響します。
- 画質
- ファイルサイズ
- 出力にかかる待ち時間
画質に大きく影響する設定は以下の2種類です。
- 解像度
- ビットレート
ビットレートは大きな数字にするほど高画質設定となりますが、ファイルサイズは大きくなります。もしファイルサイズが大きすぎるという場合は、ビットレートを下げて書き出してみてください。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。
コメント
ブルーレイ書き込みが複雑で、残念ながら説明が無い!。
例えば、チャート式等、もう少し分かりやすいindexがあって欲しいです。
その他のアップ方法で言いますと、
ふつうにYouTubeにアクセスして手動でアップしたほうが確実です。
https://vip-jikkyo.net/how-do-lp-videos-on-youtube#i-9
直接アップロード機能を搭載している動画編集ソフトは多いですが、
YouTube側の都合で調子が悪くなることがあるという話は
たまに聞きます。
度々失礼いたします!
パソコンの購入等様々な事でお世話になっております。
パワーディレクター15を使用しているのですがパワーディレクターから直接動画投稿しようとするとスクリプトエラーになり困っています…
何か対処法、その他のアップ法はあるのでしょうか…