編集が完了したら、最後の締めとして動画を保存しましょう。
こうすることで、編集した動画を
- いつでも見られる
- YouTube、Twitterなどに投稿できる
ようになります。
動画を保存することを「出力」、あるいは「書き出し」と呼ぶこともあります。すべて同じ意味合いだと思ってください。
PowerDirector 365(バージョン21相当)のユーザーを対象にした解説です。
「出力」の各タブについて
まず、「出力」をクリックしてください。
出力画面には、4つのタブが並んでいます。
説明 | |
標準 2D | 通常の一般的な動画として保存 |
3D | 3D動画として保存 |
デバイス | 各種デバイスに適したかたちで保存 |
オンライン | YouTubeなどに「直接」アップロード |
基本的には、「標準 2D」を選びましょう。細やかな画質設定ができ、メリットが大きいからです。
かりに動画をYouTubeにアップロードする場合、「オンライン」を選んでもよいのですが、とくに大きな意味はありません。
ただ、PowerDirectorから動画を直接YouTubeにアップロードできるというメリットはあります。
「標準 2D」の設定をしよう
「標準 2D」をクリックしたら、つぎはファイル形式を選びます。
聞き慣れない用語が多いかもしれませんが、「H.264 AVC」にしておきましょう。これが主流のファイル形式なので無難です。
そして、「ファイル拡張子」「プロファイルの種類」「プロファイル名/画質」の設定を行います。
- ファイル拡張子 : MP4
- プロファイルの種類 : デフォルト
- プロファイル名/画質 : MPEG-4 1920 x 1080/60p (40 Mbps)
ただ、上記設定だとファイルサイズが大きくなりがちです。そこで、以下のように自動設定にするのもよいでしょう。
- 「プロファイル分析ツール」をクリックする。
- 「最適な出力形式」タブを開く。
- 複数の項目が表示された場合は、任意のものを選ぶ。
- 「OK」をクリックする。
なお、自分でプロファイルを作成したい場合は、「プロファイル名/画質」のところにある「+」をクリックしてください。
動画を出力しよう
ここまでできたら、あとは「開始」ボタンをクリックします。すると、動画が保存・出力されます。
動画の出力には時間がかかります。PCのスペックや、動画の長さ、編集内容、プロファイルの設定によって、待ち時間は大きく変動します。PCの動作も重くなりますが、不具合ではありません。
出力が終わったら、動画を確認してみましょう。「ファイルの場所を開く」をクリックして開いたフォルダーに動画があります。
動画の保存場所は「書き出しフォルダー」で変更できます。
動画の一部分を出力しよう
ひょっとしたら、動画の一部分だけを出力したいという場合があるかもしれません。
- 動画が長すぎるので、2個に分けてアップロードしたい
- 途中の見どころ部分だけを切り出したい
この場合、プレビュー画面下にある「開始位置」「終了位置」のアイコンで出力したい範囲を設定しましょう。あとは上述した方法で動画を出力して完成です。
別の方法としては、「編集に戻る」をクリックして出力範囲を設定するやり方もあります。
そして、タイムラインの任意の位置に移動します。黄色いアイコンをドラッグし、出力したい部分を指定しましょう。
あとは、「範囲の出力」をクリックするだけです。
SVRTについて
SVRT(Smart Video Rendering Technology)という技術を使うことで、動画出力による待ち時間を短縮できる場合があります。
設定方法は、以下のとおりです。
- 「プロファイル分析ツール」をクリックする。
- 「インテリジェント スマート レンダリング (SVRT) 」タブを開く。
- 複数の項目が表示された場合は、任意のものを選ぶ。
- 「OK」をクリックする。
上記設定にすると、「高速ビデオ レンダリング技術」にチェックが入り、「スマート レンダリング (SVRT)」が選択された状態になります。
プロジェクトの保存
動画の出力とまちえがえやすいのが、プロジェクトの保存です。
プロジェクトの保存は、あくまでも編集作業を保存しておくだけです。動画そのものではないので、YouTubeにアップロードすることはできません。
詳細については、下記ページをご覧ください。
関連 プロジェクトを保存しよう
動画を投稿しよう
このあとの動画投稿の方法については、下記ページをご覧ください。


まとめ
動画を出力するさいの設定をどうするのかによって、さまざまな要素に影響します。
- 画質
- ファイルサイズ
- 出力にかかる待ち時間
画質に関係する設定は、以下の2種類です。
- 解像度 : 「1920 x 1080」の部分
- ビットレート : 「40 Mbps」の部分
コメント
その他のアップ方法で言いますと、
ふつうにYouTubeにアクセスして手動でアップしたほうが確実です。
https://vip-jikkyo.net/how-do-lp-videos-on-youtube#i-9
直接アップロード機能を搭載している動画編集ソフトは多いですが、
YouTube側の都合で調子が悪くなることがあるという話は
たまに聞きます。
度々失礼いたします!
パソコンの購入等様々な事でお世話になっております。
パワーディレクター15を使用しているのですがパワーディレクターから直接動画投稿しようとするとスクリプトエラーになり困っています…
何か対処法、その他のアップ法はあるのでしょうか…