PowerDirectorで動画を開く方法と、タイムラインに配置するときのコツ

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PowerDirectorで動画編集するためには、最初に動画を読み込む(開く)必要があります。

ライブラリー

逆に言うと、動画を読み込まないことには編集を始められません。動画編集を始めるための第一歩であり、とても重要な部分です。

PowerDirector 365(バージョン21相当)のユーザーを対象にした解説です。

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PowerDirectorを起動しよう

動画の縦横比

まず、PowerDirectorを起動しましょう。

動画の縦横比」は、通常は「16:9」のままでかまいません。

縦横比

ここで選ぶ縦横比の設定が不適切だと、画面の周りに黒帯が表示されます。ただ、あとでも設定を変更できるので、まちがえても気にする必要はありません。

新規プロジェクト

新規プロジェクト」をクリックします。

新規プロジェクト

「プロジェクト」というと難しく聞こえるかもしれませんが、とりあえずは「動画編集をするときに使うファイル」とだけ理解しておいてください。

備考

なお、設定によっては上記起動画面は表示されず、いきなり編集画面になります。

それで問題ありませんが、起動画面を最初に表示させたい場合は以下のように設定します。

  1. PowerDirectorを起動する。
  2. 右上の歯車アイコンをクリックする。
  3. 「全般」をクリックする。
  4. 「PowerDirector の起動時にプロジェクトのライブラリー ウィンドウを表示する」をクリックする。
  5. PowerDirectorを再起動する。

PowerDirector の起動時にプロジェクトのライブラリー ウィンドウを表示する

素材を読み込もう

いよいよ動画などの素材を読み込みます。

  1. 素材を読み込むためには、「編集」タブの「メディア ルーム」を開きます。
  2. メディアルーム

  1. 「メディアの読み込み」から、「メディア ファイルの読み込み」をクリックします。
  2. メディアファイルの読み込み

  3. 任意の素材を選びます。複数の素材を選択したい場合は、Ctrlキーを押しながら素材をクリックします。
  4. 素材選択

  5. 素材を読み込むとサムネイルが表示されます。この場所のことをライブラリーというので覚えておきましょう。
  6. ライブラリ

  7. 素材の読み込み方法として、素材をライブラリーにドラッグ&ドロップするやり方もあります。どちらでもかまいません。
  8. ドラッグ&ドロップ

  9. 読み込んだ素材は、プレビューウィンドウで内容を確認できます。
  10. プレビュー

  11. なお、素材のことを別名でクリップとも言います。

素材を1個だけ配置しよう

タイムラインにドラッグ&ドロップ

素材を読み込んだら、タイムラインと呼ばれる部分に素材をドラッグ&ドロップしましょう。

タイムラインにドラッグ&ドロップ

タイムラインは、各種素材を配置する場所です。実際の作業場だと思ってください。編集したい素材は、すべてここに配置します。

タイムライン

試しに動画を再生してみましょう。目盛の任意の位置をクリックして、再生ボタンをクリックします。Spaceキーでもかまいません。

目盛

タイムラインの拡大・縮小は、Ctrlキー + マウスホイールでできます。

タイムライン上での前後位置

動画を再生するとわかりやすいのですが、タイムラインの目盛は時間の流れを意味しています。

したがって、タイムラインにおける素材の前後の位置は重要です。位置を変えたい場合は、以下のようにしましょう。

  1. 素材が青色になっていることを確認する。
  2. 素材の上にカーソルを合わせる。
  3. 手のアイコンが表示された状態で、左右いずれかにドラッグする。

必ず手のアイコンが表示された状態でドラッグしましょう。

もし手のアイコンが表示されていないときは、以下のようにします。

  1. 素材をクリックする(全体が青色になる)。
  2. カーソルを素材の中央付近に合わせる。

複数の素材を並べてつなげよう

ここまでは、1個の素材をタイムラインに配置する場合を見てきました。

では、複数の素材をタイムラインに配置し、つなげるにはどうしたらよいのでしょうか。

通常の結合

まず、2個めの素材を1個めの素材の後ろにドラッグ&ドロップしてみましょう。これは簡単にできます。

素材の後ろにドラッグ&ドロップ

特殊な結合

注意したいのは、2個めの素材を1個めの素材の上に、重ねるようにしてドラッグ&ドロップした場合です。このとき、下記画像のような選択肢が表示されます。

素材上にドラッグ&ドロップ

自分がどのような動画にしたいのかによって、選ぶべき項目は異なります。詳細については、公式ユーザーガイドの「クリップの追加」を参照してください。

挿入
▲「挿入」を選ぶと、このように1個めの素材に割って入ります。挿入した素材の長さぶんだけ、動画全体の尺も長くなります。

通常は、素材を重ねて配置する必要はありません。さきほど述べたとおり、1個めの素材の後ろに別素材を配置すればよいだけです。そうすれば選択肢は出てきません。

もし操作をまちがえた場合は、編集作業を戻しましょう。

  • 元に戻す : Ctrlキー + Zキー
  • やり直し : Ctrlキー + Yキー

少し細かい設定を確認しておこう

フレームレートの設定

これはわかる人だけでよいのですが、初期設定では60fpsの動画をタイムラインに配置した場合でも、30fpsで再生されます。

60fpsの動画は60fpsで編集したいので、初期設定を変更しましょう。

  1. 画面右上の歯車アイコンをクリックする。
  2. 「全般」タブを開く。
  3. 「タイムライン フレームレート」を「60 FPS (NTSC)」にする。
  4. 「OK」をクリックする。

60fps

縦横比の設定

動画をタイムラインに配置したさい、「縦横比が一致しません」というエラーが出る場合があります。このようなときは、「OK」を選べば問題ありません。

もしまちがえて「いいえ」をクリックした場合は、設定を変更しましょう。

  1. プレビュー画面右下の、縦横比が書かれてあるアイコンをクリックする。
  2. 任意の縦横比を選択する。

プロジェクトを保存しよう

動画編集というのは、すぐに作業が終わるとは限りません。凝った編集になると何時間、あるいは何日とかかることがあります。

そうすると、途中で編集作業をやめて後日再開したいということもあるでしょう。そこで、編集作業を保存しておきます。

編集作業を保存しておけば、いつでも編集を再開できます。タイムラインに配置した素材の位置も、すべてそのままです。

やり方ですが、画面上部の「プロジェクトの保存」をクリックしてください。

プロジェクトの保存

保存したプロジェクトは、「ファイル」→「プロジェクトを開く」で開くことができます。

なお、動画を保存・出力する方法については、下記ページをご覧ください。

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まとめ

今回は動画を読み込む方法を解説しましたが、画像についても基本的には同じやり方になります。

素材を読み込んでタイムラインに配置することが動画編集のスタートラインです。必ずマスターしましょう。これができたらカット編集に挑戦です。

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