PowerDirectorで動画保存。YouTube・X(旧Twitter)用に高画質動画を出力しよう

PowerDirectorでの編集が完了したら、最後の締めとして動画を保存しましょう。

出力画面

こうすることで、編集した動画を

  • PowerDirectorを起動せずとも見られる
  • YouTube、X(旧Twitter)などに投稿できる

ようになります。

動画を保存することを「出力」、あるいは「書き出し」と呼ぶこともあります。すべて同じ意味合いだと思ってください。

最新版「PowerDirector 2024」(2023年9月発売)を使用しています。

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「出力」の各タブについて

まず、「書き出し」をクリックしてください。

書き出し

すると、書き出し画面に切り替わり、4つのタブが並んでいるのがわかります。

書き出し画面4つのタブ

説明 重要度
標準 2D 通常の一般的な動画として保存 A
3D 3D動画として保存 C
デバイス 各種デバイスに適したかたちで保存 C
オンライン YouTubeなどに「直接」アップロード B

基本的には「標準 2D」を選びましょう。細やかな画質設定ができ、文字どおり標準的なやり方だからです。

標準 2D

かりに動画をYouTubeにアップロードする場合、「オンライン」を選んでもよいのですが、とくに大きな意味はありません。

YouTube

PowerDirectorから動画を「直接」YouTubeにアップロードできるだけで、それ以上のメリットはありません。

「YouTube」ではなく「標準 2D」を選んだ場合であっても、同サイトに動画をアップロードできます。通常は「標準 2D」を推奨します。

「標準 2D」の設定をしよう

「標準 2D」をクリックしたら、つぎはファイル形式を選びます。

聞き慣れない用語が多いかもしれませんが、「H.264 AVC」にしておきましょう。これが主流のファイル形式なので無難です。

H.264 AVC

そして、「ファイル拡張子」「プロファイルの種類」「プロファイル名/画質」の設定を行います。

  • ファイル拡張子 : MP4
  • プロファイルの種類 : デフォルト
  • プロファイル名/画質 : MPEG-4 1920 x 1080/60p (40 Mbps)

プロファイル

プロファイルというのは、あらかじめ用意されている画質設定のことだと思ってください。どのプロファイルを選ぶかによって画質が違ってきます。

ただ、上記設定だと高画質であるぶんファイルサイズが大きくなりがちです。

そこで、以下のように自動設定にするのもよいでしょう。

  1. プロファイル分析ツール」をクリックする。
  2. 「最適な出力形式」タブを開く。
  3. 複数の項目が表示された場合は、任意のものを選ぶ。
  4. 「OK」をクリックする。

プロファイル分析ツール

なお、自分でプロファイルを作成したい場合は、「プロファイル名/画質」のところにある「+」をクリックしてください。

プロファイル作成

動画を出力しよう

ここまでできたら、あとは「開始」ボタンをクリックします。すると、動画が保存・出力されます。

開始ボタン

動画の出力には時間がかかります。PCのスペックや、動画の長さ、編集内容、プロファイルの設定によって、待ち時間は大きく変動します。PCの動作も重くなりますが、不具合ではありません

出力が終わったら動画を確認してみましょう。「ファイルの場所を開く」をクリックします。そこで開いたフォルダーに動画があります。

ファイルの場所を開く

動画の保存場所を変更したい場合は、「書き出し先」で変更できます。

書き出し先の変更

動画の一部分を出力しよう

具体例

ひょっとしたら、動画の一部分だけを出力したいという場合があるかもしれません。

  • 動画が長すぎるので、2個に分けたい
  • 途中の見どころ部分だけを切り出したい

たとえば、30分の動画が1個あるとして、これを前半15分、後半15分の計2個の動画に分けてYouTubeにアップロードしたい、というような場合です。

やり方1

この場合、プレビュー画面下にある「開始位置」「終了位置」のアイコンで出力したい範囲を設定しましょう。

編集画面

あとは上述した方法で動画を出力して完成です。簡単にできるのでおすすめです。

やり方2

別の方法として、「編集に戻る」をクリックして編集画面に戻り、出力範囲を設定するやり方もあります。

編集に戻る

タイムラインの任意の位置に移動し、黄色いアイコンをドラッグして出力したい部分を指定しましょう。

あとは、「範囲の書き出し」をクリックするだけです。

範囲の書き出し

プロジェクトの保存

動画の出力とまちえがえやすいのが、プロジェクトの保存です。

プロジェクトの保存

プロジェクトの保存は、あくまでも編集作業を保存しておくだけです。動画そのものではないので、YouTubeにアップロードすることはできません

詳細については、下記ページをご覧ください。

PowerDirectorで動画を開く方法と、タイムラインに配置するときのコツ、複数動画の連結
PowerDirectorで動画編集するためには、最初に動画を読み込む(開く)必要があります。 逆に言うと、動画を読み込まない...

動画を投稿しよう

このあとの動画投稿の方法については、下記ページをご覧ください。

【2024】YouTubeに動画を投稿する方法。録画・編集後、これだけやればOK
YouTubeに動画を投稿(アップロード)するには、ちょっとしたポイントを押さえておく必要があります。 たとえば、以下のような...
Twitter(現X)にPCから動画を投稿する方法。ゲーム実況と絡めて一気に解説します
Twitter(現X)で見かけるゲーム系の動画は、どのような方法で投稿(アップロード)し、ツイートしているのでしょうか。 今回...

SVRTについて

SVRT(Smart Video Rendering Technology)という技術を使うことで、動画出力による待ち時間を短縮できる場合があります。

設定方法は、以下のとおりです。

  1. プロファイル分析ツール」をクリックする。
  2. 「インテリジェント スマート レンダリング (SVRT) 」タブを開く。
  3. 複数の項目が表示された場合は、任意のものを選ぶ。
  4. 「OK」をクリックする。

SVRT

「OK」をクリックできない場合は、SVRTを使用できません。たとえば、編集で色補正をした場合などが該当します(詳細)。

上記設定にすると、「高速ビデオ レンダリング技術」にチェックが入り、「スマート レンダリング (SVRT)」が選択された状態になります。

まとめ

動画を出力するさいの設定をどうするのかによって、さまざまな要素に影響します。

  • 画質
  • ファイルサイズ
  • 出力にかかる待ち時間

画質に関係する設定は、以下の2種類です。

  • 解像度 : 「1920 x 1080」の部分
  • ビットレート : 「40 Mbps」の部分
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コメント

  1. ノグチけヨフミ より:

    ブルーレイ書き込みが複雑で、残念ながら説明が無い!。

    例えば、チャート式等、もう少し分かりやすいindexがあって欲しいです。

  2. 管理人 より:

    その他のアップ方法で言いますと、
    ふつうにYouTubeにアクセスして手動でアップしたほうが確実です。

    https://vip-jikkyo.net/how-do-lp-videos-on-youtube#i-9

    直接アップロード機能を搭載している動画編集ソフトは多いですが、
    YouTube側の都合で調子が悪くなることがあるという話は
    たまに聞きます。

  3. ttttt より:

    度々失礼いたします!
    パソコンの購入等様々な事でお世話になっております。
    パワーディレクター15を使用しているのですがパワーディレクターから直接動画投稿しようとするとスクリプトエラーになり困っています…
    何か対処法、その他のアップ法はあるのでしょうか…