LonelyScreenは、iPhoneの画面をPCに映したいときに使うミラーリングソフトです。
このLonelyScreenをライブ配信で使う場合、どのように設定すればよいのでしょうか。具体的な使い方・設定方法を見ていきましょう。
Wi-Fi環境があることを前提としています。
iPadの場合も同じやり方です。
目次
必要なものを用意しよう
LonelyScreen
LonelyScreenは、公式サイトでダウンロードできます。
- 公式サイトにアクセスする。
- 「Download for Windows」をクリックする。
- ダウンロードした「lonelyscreen-win-installer.exe」を起動する。
- 画面を順に進めていく。
ソフトを起動後、ファイアーウォールにブロックされている旨の表示が出てきたら、「Fix It(Administrator)」→「はい」の順にクリックしてください。
配信ソフト
配信ソフトは、一般的なものであればどのようなものでもかまいません。ライブ配信するために必要です。
- OBS Studio(以下OBS)
- XSplit
- Streamlabs OBS(以下SLOBS)
ミラーリングソフトと配信ソフトの役割は、それぞれ異なります。
説明 | |
ミラーリングソフト | ・iPhoneの画面をPCにも映す ・iPhoneの音をPCから出す |
配信ソフト | ・PCに映っている画面をライブ配信する ・PCから出ている音をライブ配信する |
まずは、ミラーリングソフトであるLonelyScreenを使い、iPhoneの画面をPCに映すことから始めましょう。
無料版には制限がある
LonelyScreenは、ずっと試用できます。「無料期間は何日間で、それを過ぎたら使えない」というような制限は設けられていません。
ただし、無料版を起動すると、最初に必ず「Warning: You are using a free trial version. Do you want to subscribe now?」というメッセージが表示されます。
この表示は「Maybe Later」をクリックすれば消えますが、約8分おきに再度表示されるようになっています。
無料版の制限を解除するには、ライセンスを購入しなくてはいけません。年額14.95ドルです。
ほかのミラーリングソフトを使ってみたい場合は、下記ページをご覧ください。
画面ミラーリングを開始しよう
では、さっそくLonelyScreenを使ってみましょう。
- LonelyScreenを起動しておきます。つい忘れそうになりますが、最初に起動してください。
- iPhoneでコントロールセンターを開き、「画面ミラーリング」をタップします。
- 「LonelyScreen」をタップします。
- すると、画面ミラーリングが始まります。PCにiPhoneの画面が映り、かつゲーム音がPCから聞こえてきたら成功です。
- つぎは、この画面を視聴者に見せるための設定を行っていきましょう。配信ソフトのほうで設定します。
基本的な注意点を押さえておこう
配信ソフトの設定を行うまえに、以下の点を覚えておいてください。
- iPhone側で「おやすみモード」にしておく
- iPhoneの操作は、iPhoneで行う
- ミラーリング中、ゲーム音はiPhoneから出ないのでPCから聞く
- マナーモードを解除しておく
- iPhone側の音量が0だとゲーム音がPCから出ないので、上げておく
iPhoneを「おやすみモード」にしておく理由は、通知や着信が配信画面に表示されるのを防止するためです。
また、マナーモードを解除しておくのは、そうしないとゲーム音がPCから出ないからです。
OBSにiPhoneの画面を映そう
PCにiPhoneの画面を映すことができたら、つぎはこの画面を配信ソフトのほうにも映してみましょう。OBSを例に取ります。
「ウィンドウキャプチャ」を追加する
「ソース」の「+」から「ウィンドウキャプチャ」を選択します。これは、ウィンドウ画面を視聴者に見せるための機能です。
適当な名前を付けて「OK」をクリックします。そのままの名前でもかまいません。
「[LonelyScreen .exe]: LonelyScreen AirPlay Receiver」を選択して、「OK」をクリックします。すると、画面が映ります。
ウィンドウキャプチャー中、LonelyScreenのウィンドウを最小化しないようにしましょう。最小化してしまうと、そのあいだOBSの画面が止まるからです。
うまく画面が映らない場合は、下記ページをご覧ください。
よけいな部分を削る
iPhoneの画面がOBSに映りましたが、よけいな部分が映って気になるかもしれません。そこで、赤丸の部分にカーソルを合わせてください。
そして、Altキーを押しながら辺・角をドラッグします。画面端を削るイメージです。
うまくいかない場合は、下記ページをご覧ください。
画面を合わせる
画面サイズが小さいので大きくします。「ウィンドウキャプチャ」上で右クリックし、「変換」から「画面に合わせる」を選択します。
すると、画面内にピッタリと収まります。
画面を合わせる方法については、下記ページにまとめました。
視聴者に画面を見せる設定はできました。あとはOBSの「設定」ボタンから設定を行いましょう。
ほかの配信ソフトの設定
XSplit
以下のように設定します。
- 「ソースの追加」をクリックする。
- 「Screen キャプチャー...」→「ウィンドウキャプチャ」の順にカーソルを合わせる。
- 「LonelyScreen AirPlay Receiver (LonelyScreen.exe)」を選択する。
- LonelyScreeのウィンドウは最小化しないこと。画面が真っ暗になるため。
画面のよけいな部分は、Altキーを押しながら辺をドラッグして削りましょう(クロップ)。
画面サイズが小さいですが、「スクリーンに合わせる」をクリックすれば大きくできます。
▲「スクリーンに合わせる」をクリックしたところ
SLOBS
OBSと同じやり方です。
- 「ソース」の「+」から「ウィンドウのキャプチャー」をクリックする。
- 「ソースを追加」をクリックする。
- 適当な名前を付けて、「ソースを追加」をクリックする。
- 「Windows」で「[LonelyScreen.exe]: LonelyScreen AirPlay Receiver」を選択する。
- 「完了」をクリックする。
画面ミラーリングを終了しよう
以下の方法で画面ミラーリングを停止できます。
- iPhoneでコントロールセンターを開く。
- 「LonelyScreen」をタップする。
- 「ミラーリングを停止」をタップする。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。