GV-USB3/HDの使い方について見ていきましょう。
この記事を読めば、以下の内容をマスターできます。
- ゲーム機、およびPCとの接続方法
- ソフトのインストール方法
- ゲーム画面の映し方
- ゲーム実況のやり方(録画・ライブ配信)
GV-USB3HDS/E、およびGV-USB3HDSの設定方法については、こちらの記事をご覧ください。
目次
初めに確認しよう(レビューもこちら)
もし製品をまだ購入していないという場合は、あらかじめ下記ページをご覧ください。製品を購入するまえに確認しておくとよい点をまとめました。
ソフトをインストールしよう
ダウンロード
まず、必要なソフトをダウンロードします。製品付属のDVD-ROMに収録されているものを使う場合は、ダウンロードする必要はありません。
- 公式サイトにアクセスする。
- 「ご使用のOSを選択してください」でOSを選択し、「ダウンロードページに進む」をクリックする。
- 「ダウンロード」をクリックする。
ダウンロードしたソフトを解凍しましょう。
- ダウンロードしたEXEファイルをダブルクリックする。
- 「gvusb3hd」というフォルダができるので、これを開く。
- 「GVUSB3HD.exe」(または「GVUSB3HD」)をダブルクリックする。
- メニュー画面が開く。
インストール
表示されたメニュー画面から、各種ソフトを順にインストールします。ドライバーがいちばん重要です。
- ドライバー
- HD Mix Capture(キャプチャーソフト)
- PowerDirector 14(DVD-ROM収録)
ゲーム機をGV-USB3/HDに接続しよう
Switch
Switchの場合は、本体をドックに装着してTVモードにしてください。
ヘッドセットやイヤホンをSwitchに接続しているのであれば外します。そうしないと、ゲーム音がPCから出ません。
Switchとキャプチャーボードの接続方法について不明な点がある場合は、下記ページをご覧ください。
PS4
PS4の場合は、接続するまえに本体側の設定でHDCPを無効にしておいてください。有効だとゲーム画面がPCに映りません。
また、ヘッドセットやイヤホンをPS4本体、またはコントローラーから取り外します。PCからゲーム音を出すためです。
PS3
注意したいのですが、PS3をそのままGV-USB3/HDに接続してもゲーム画面は映りません。PS3のHDMI出力には、コピーガードであるHDCPが入っているからです。
対策としては、下記画像のようなHDMI分配器を使って、ゲーム機とGV-USB3/HDのあいだに噛ませる方法があります。
iPhone
iPhoneをGV-USB3/HDに接続するには、Lightning - Digital AVアダプタが必要です。
イヤホンをiPhoneに接続している場合は外し、マナーモードを解除してください。そうしないと、スマホの音がPCから出ません。
付属ソフトにゲーム画面を映そう
- GV-USB3/HDをUSB 3.0端子に接続していることを確認してください。USB 2.0では動作しません。
- ゲーム機の電源を入れます。
- HD Mix Captureを起動するとゲーム画面が映ります。また、ゲーム音もPCから出ます。うまくいかない場合は、こちらをご覧ください。
- ゲーム音量は、スピーカーアイコンで調整できます。ここでの音量調整は、録画には影響しません。自由に調整してください。
- ゲーム画面をダブルクリックするとフルスクリーン表示になります。
遅延はパススルー出力で回避しよう
パススルーとは
GV-USB3/HDの遅延(タイムラグ)を回避したい場合、下図のようにパススルー出力しましょう。
パススルー出力は、ゲーム画面をTVにも出力する機能です。ゲーム機の映像・音声をそのままTVに出力するため、TV画面上では遅延が発生しません。
パススルーのやり方
TV、またはモニターを別途用意し、GV-USB3/HDとHDMIケーブルで接続してください。特別な設定は必要ありません。
PCをスリープにしたり、PCをシャットダウンすると、パススルー出力が停止します。この点はパススルー出力の不便な点かもしれません。
もしTVにゲーム画面が映らない、パススルー出力できないという場合は、下記ページをご覧ください。
録画のやり方を理解しよう
設定方法
録画するまえに各種設定をしておきましょう。スパナアイコンをクリックすることで設定画面が開きます。
「録画設定」タブで、画質を設定します。高画質なほどファイルサイズは増えます。必要であれば動画の保存先も変更してください。
また、「GPU 設定」を変更します。初期設定では「使用しない」になっていますが、このまま録画するとPCの動作が重くなり、画面がカクカクするかもしれません。そこで、負荷が軽くなるように設定を変更します。
▲「NVidia NVENC」を選択したところ。録画時におけるCPU使用率を減らすことができます。
録画方法
録画方法は簡単です。録画ボタンをクリックするだけです。
録画を停止すると動画がPCに保存されます。さきほど設定した「録画ファイルの保存先」に動画があるので、確認してください。
この動画は、GV-USB3/HD付属のPowerDirectorで編集できます。
自分の声を動画に入れる方法
マイク音声を動画に入れて実況動画を作りたい場合は、設定を変更します。
まず、マイクをPCに接続してください。
そして設定画面を開きます。
「カメラ/マイク設定」タブの「使用するマイク」でマイクを選択します。「マイク音量」のスライダーも右に移動させておきましょう。
マイクのアイコンがミュートになっていないこと、および緑色のレベルメーターが動いていることを確認し、録画を開始します。
マイク音がゲーム音に比べて小さすぎる場合は、「その他の設定」タブの「HDMI 入力の音量」を50~70%にして再度録画してみましょう。ゲーム音量を小さくできます。
ライブ配信のやり方を理解しよう
HD Mix Captureには、ライブ配信するための機能は搭載されていません。
しかし、OBS Studio(以下OBS)などの配信ソフトを使えばゲーム配信ができます。どの配信サイトでも、基本的なやり方は同じであると思ってください。
大まかな手順は、おおよそ3ステップです。
- OBSにゲーム画面を映す(重要)。
- 各種設定を行う。
- 配信を開始する。
▲「ソース」の「+」から「映像キャプチャデバイス」を選択して、ゲーム画面を映したところ。ここに映っているものを視聴者に見せることができます。
設定で難しいと感じる人が多いのは、1番めの部分でしょう。OBSの「+」アイコンから設定するのですが、ゲーム画面が映らないという人が出てきます。ゲーム音が聞こえないというのも頻出パターンです。
トラブルが起きた場合の対処法
画面が映らない、音が出ない場合の対処法については、下記ページをご覧ください。
そのほかのトラブルについては、旧サイトをご覧ください。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。