NVIDIAアプリでマイク音を入れる方法。入らない原因は?

NVIDIAアプリで自分の声を入れて実況プレイ動画を作ってみましょう。

NVIDIAアプリ、マイク

難しい設定はありません。3ステップで完了です。

  1. マイクをPCに接続する。
  2. NVIDIAアプリでマイク音声を入れる設定にする。
  3. NVIDIAアプリで録画を開始する。

ただ、注意点としてはオーディオトラックの設定があります。

この設定について理解していないと、「マイク音が入っていない」と誤解する可能性があります。

さらに、NVIVIDAアプリにはマイク音関連で不具合があるので、その点も注意してください。

関連NVIDIAアプリ録画機能の使い方。GeForce Experienceが新しくなりました

【スポンサーリンク】

マイクを接続しよう

ゲーム実況をやるためにはマイクが必要です。どのようなタイプでもよいので用意しましょう。

そのうえでマイクをPCに接続します。PC用マイクの場合、接続方法は大きく2種類あります。

  • USBで接続
  • ステレオミニプラグで接続

マイクの接続

一見、単純そうですが、接続方法が不適切だと声が入らないことがあります。詳細については、下記ページをご覧ください。

【図解】マイク、ヘッドセットをPCに接続する方法。つなぎ方、全パターンまとめ
ゲーム実況では、マイクをPCに接続する必要があります。自分の声を入れるためです。 では、どのようにしてマイクをつなげればよいの...

オーディオインターフェイスなどを導入している場合は(例 : AG03)、PCではなくそちらにマイクを接続してください。

オーディオインターフェイス

マイク音を入れる設定にしよう

マイクをONに

まず、Altキー + Zキー押してオーバーレイを開きます。「マイク」を「常にオン」にしましょう。

マイク

「プッシュ・ツー・トーク」も選べますが、これは特定のキーを押しているときだけマイク音が入る(押していないと入らない)設定です。ゲーム実況では通常使いません。

マイクを選択

つぎに、画面上部にある歯車アイコンをクリックします。

歯車アイコン

そして「オーディオ」をクリックします。

オーディオ

ここに「ソース」があるので、自分が使用するマイクを選択してください。

マイクを選択

もし「ソース」がグレーアウトしている場合はマイクを選べませんが、そのままで問題ありません。

グレーアウト

注意したいのはマイクを複数選べる状態のときです。正しく選択しないと自分の声を入れることができません。

マイクの音が入らないときは、まず最初に「ソース」でマイクを選択できているか確認します。

加えて、マイクを選択しても勝手に変わる不具合があります(後述)。

なお、そもそもマイクが表示されていない場合は、Windows側の設定を変更する(マイクを有効にする)必要があります。

【Win 11】絶対に確認すべき。マイク・ヘッドセットのサウンド設定
マイク(ヘッドセット含む)をPCで使うなら、Windows 11のサウンド設定を必ず行いましょう。 これを行わないと、トラブル...

シングルトラックに

オーディオトラック」の「形式」については、いったん「シングルトラック」にしておいてください。

シングルトラック

詳細は後述しますが、「個別のトラック」にするよりも初心者向けの設定です。

録画

これでマイク音を入れる設定は完了しました。あとは実際に録画してみましょう。Altキー + F9キーで録画開始です。

NVIDIAアプリ録画機能の使い方。GeForce Experienceが新しくなりました
NVIDIAアプリは、PCゲーム録画機能などを搭載した無料アプリです。 従来、GeForce Experienceというアプリ...

適当に声を入れたあと録画を停止し、動画を再生してみてマイク音が入っていることを確認してください。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

オーディオトラックに注意しよう

「個別のトラック」は音声を分ける設定

オーディオトラックの設定を変更することで、ゲーム音・マイク音を分けて分離することができます。

  1. Altキー + Zキーを押す。
  2. 歯車アイコン→「オーディオ」の順にクリックする。
  3. 「オーディオトラック」の「形式」を「個別のトラック」にする。
  4. 録画を開始する。

個別のトラック

これをマルチトラックオーディオといいます。例えるなら、家のなかに複数の部屋(=トラック)がある状態をイメージしてください。各部屋は独立しており、分けて使えます。

「個別のトラック」にして録画した動画には、2個の音声(ゲーム音・マイク音)がそれぞれ独立して存在しています。

マルチトラック

したがって、動画編集時にゲーム音・マイク音を別々に編集できるというメリットがあります(別撮り)。

【ゲーム実況】声を録音するための最新方法。別撮り・まとめ撮りのメリット・デメリット
ゲーム実況といえば声です。動画に自分の声を入れて初めてゲーム実況になります。 では、どうすれば自分の声(マイク音声)を録音でき...

この点、「シングルトラック」にするとゲーム音・マイク音を別々に編集することはできません。ゲーム音・マイク音が合体して1個の音声になるからです。

シングルトラック

音が入っていないと誤解

マルチトラックオーディオの設定というのは、初心者にはやっかいな面があるので注意してください。

具体的には、ゲーム音・マイク音が入っているにもかかわらず、どちらかの音が入っていないと誤解することが多いのです。

たとえば、無料のVLCメディアプレイヤー(以下VLC)で今回の動画を再生したとしましょう。

VLC

マイク音は聞こえません。動画にきちんとマイク音が入っていたとしても聞こえません。聞こえるのはゲーム音のみです。

VLCの設定を変更し、マイク音を聞こえるようにしたとしましょう。しかし、今度はゲーム音が聞こえません。

オーディオトラックの変更
▲画面上で右クリックし、「オーディオ」→「オーディオトラック」から「Microphone」を選択しました。

つまり、今回のように「個別のトラック」に設定して録画すると、ゲーム音・マイク音のどちらかしか再生できない、複数の音声を同時再生できないのです。

動画編集の場合も、編集ソフトの仕様によってはどちらかの音声が再生されない可能性があります。詳細については、下記ページをご覧ください。

動画編集ソフトがマルチトラックオーディオの読み込みに対応していない場合の対処法
動画編集ソフトでマルチトラックオーディオの実況動画を読み込んだのに、ゲーム音またはマイク音が聞こえないことがあります。 原因は...

音量を調整しよう

ゲーム音・マイク音の音量は、以下の方法で調整できます。

  1. Altキー + Zキーを押す。
  2. 歯車アイコン→「オーディオ」の順にクリックする。
  3. 「システムサウンド」の「音量」を少し下げる。
  4. 「マイク」の「音量」を調整する(通常は最大に)。

音量調整

「システムサウンド」はゲーム音などのことです。通常、ここは下げたほうがよいでしょう。ゲーム音が大きすぎると、マイク音がかき消されてしまうからです。

何回か録画して動画を確認し、ゲーム音・マイク音のバランスが適切か調べてみてください。

ゲーム音だけ入れる場合は、「システムサウンド」の音量を下げる必要はありません。

筆者が遭遇した不具合(2024.11.21)

筆者の環境では、マイクを正しく設定しても違う入力デバイスに変更され、設定が保存されない、マイクの音が入らない不具合が起きました。再現率は100%です。

対処法として、使わない入力デバイスをWindowsのサウンド設定ですべて無効化しました。こうすることで「ソース」はグレーアウトし、使用したいマイクが固定化されてマイク音を正常に入れられるようになります。

【Win 11】絶対に確認すべき。マイク・ヘッドセットのサウンド設定
マイク(ヘッドセット含む)をPCで使うなら、Windows 11のサウンド設定を必ず行いましょう。 これを行わないと、トラブル...

また、設定が正しいにもかかわらず、マイクの音が入らないこともありました。なぜか「オーディオ」設定にある「ブースト」をいったん0% → 100%にしたところ直りました。

その後「ブースト」を0%に戻してみましたが、問題なくマイクの音が入りました。おそらくNVIDIAアプリの不具合だと思われます。

まとめ

NVIDIAアプリでマイク音を入れたい場合、オーディオトラックの設定に注意してください。

  • シングルトラック : シンプルな設定
  • 個別のトラック : ゲーム音・マイク音を分けたいときの設定

「個別のトラック」については、動画編集ソフト側の仕様を考慮したうえで設定する必要があります。

また、上述したとおりバグと思われるものもあるので、マイク音が入っていないときは念のため確認してみてください。

もしNVIDIAアプリ以外の無料録画ソフトを探しているのであれば、Steamのゲームレコーディング機能もおすすめです。

【詳説】ゲーマー歓喜、Steam録画機能の実践的な使い方
Steam(Steamクライアント)には、ゲームレコーディング機能が搭載されています。 この機能を使えばSteamのゲームはも...
スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

X(旧Twitter)で最新情報をツイートしています!フォローお願いします。

関連コンテンツ



スポンサーリンク
レクタングル(大)