動画編集ソフトがマルチトラックオーディオの読み込みに対応していない場合の対処法

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動画編集ソフトでマルチトラックオーディオの実況動画を読み込んだのに、ゲーム音またはマイク音が聞こえないことがあります。

マルチトラックオーディオ

原因は複数考えられますが、ありがちなのは動画編集ソフトがマルチトラックオーディオの読み込みに対応していないパターンです。

では、どうすれば両方の音が出るようになるのでしょうか。

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前提

前提として、マルチトラック録画が適切にできている必要があります。つまり、1個の動画内に複数の音声が格納されている状態のことです。

マルチトラック

もし意味がよくわからない場合は、下記ページをご覧ください。

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問題の所在

動画編集ソフトがマルチトラックオーディオの読み込みに対応していれば、なにも問題はありません。たとえば、下表に掲載した動画編集ソフトです。

説明
Premiere Pro プロ御用達の動画編集ソフト
DaVinci Resolve 無料版でも問題なし
Vegas Pro バージョン16以降で対応
Premiere Rush PC・スマホ間で動画編集できる

これらの動画編集ソフトの場合、動画を読み込むだけで2個のオーディオトラックが表示されます。つまり、ゲーム音とマイク音、両方の音が出るわけです。

Premiere Pro

しかし、問題なのはマルチトラックオーディオの読み込みに対応していない動画編集ソフトを使用している場合です。たとえば、PowerDirectorAviUtlなどです。

【図解】PowerDirectorの詳しい使い方。実況動画を編集しよう
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具体的には、動画を読み込んでも1個のオーディオトラックしか表示されず、ゲーム音またはマイク音、どちらかの音が出ません

PowerDirector

たいていの動画編集ソフトは、マルチトラックオーディオの読み込みに対応していないと思ってください。

音声を抽出すれば解決

では、どうすればよいのでしょうか。簡単です。動画からゲーム音・マイク音を抽出すればよいのです。

音声抽出

そうすることで、2個の音声ファイルが動画とは別に生成されます。あとは、動画と抽出した音声ファイルを動画編集ソフトで読み込めばよいのです。

つまり、作業の流れは以下ようになります。

  1. 動画から音声を抽出する。
  2. 動画編集ソフトで動画を読み込む。
  3. 抽出した音声を動画編集ソフトで読み込む。

マルチトラックオーディオの読み込みに対応している動画編集ソフトの場合と比較すると、手間は少し増えるかもしれません。

しかし、対処法としてはシンプルでわかりやすいでしょう。音を抜き出して動画編集ソフトで読み込むだけです。

必要なもの

必要なものは、動画内の音声を抽出するソフトです。いろいろなソフトがありますが、どれでもかまいません。

今回は、「Pazera Free Audio Extractor」(以下、Audio Extractor)という無料ソフトを使います。難しい設定はありません。すぐに音声を抽出できます。

Pazera Free Audio Extractor

ダウンロード方法は以下のとおりです。

  1. 公式サイトにアクセスする。
  2. Windows 64-bit Portable」をクリックする。
  3. ページが切り替わったあと、自動的にダウンロードが始まる。
  4. ZIPファイルを解凍(展開)する。

Windows 64-bit Portable

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Audio Extractorで音声を抽出する

動画を読み込む

まず、フォルダを開いて「AudioExtractor64.exe」をダブルクリックしましょう。Audio Extractorが起動します。

起動

つぎに、動画をAudio Extractorにドラッグ&ドロップします。これで動画を読み込むことができました。

動画読み込み

そして、いま読み込んだ動画をクリックして灰色の状態にしてください。クリックするのを忘れがちです。

選択

音声を確認する

この状態で右下の「変換するオーディオトラック」をクリックします。すると、動画内に収録されている複数の音声ファイルを確認できます。

マルチトラックオーディオ

もし「自動 (最初の音声トラック)」としか表示されていない場合は、動画のファイル名をクリックできていません。必ずクリックし、選択状態にしてください。

音声を抽出する

音声を抽出しましょう。

  1. 「変換するオーディオトラック」で「1」を選択する。
  2. 「変換」をクリックする。
  3. 音声が抽出される。
  4. 「変換するオーディオトラック」で「2」を選択する。
  5. 2に戻る。

音声抽出

音声ファイルが生成される場所は、初期設定だと動画のある場所と同じです。設定を変更したい場合は、右上の「出力ディレクトリ」で変更できます。

出力ディレクトリ

なお、「出力形式」を「オリジナル音声ストリームの抽出を試みる」にすると、無劣化で音声を抽出します。

動画編集ソフトで音声を読み込む

ここまでできたら、抽出した音声を動画編集ソフトで読み込みましょう。

PowerDirectorの場合

ふだんどおり動画を読み込み、つぎに音声を読み込みます。

PowerDirector

動画とは別に音声を2個読み込んだ場合、(1)動画内のゲーム音と(2)抽出したゲーム音の2個がタイムラインに存在することになります。

これは意味がないので(1)はミュートにしましょう。オーディオトラックのチェックを外すだけです。

ミュート

または、そもそも抽出したゲーム音を読み込まない方法もあります(おすすめ)。動画とマイク音声だけ読み込みましょう。

動画とマイク音声

PowerDirectorでの音声編集については、下記ページをご覧ください。

PowerDirectorでBGM・効果音を編集する方法。音量調整のやり方も
通常、動画には元から音声が入っています(例 : ゲーム音)。 しかし、それとは別にPowerDirectorで音声を挿入し、編...

AviUtlの場合

やはり動画を読み込んだあと、音声を読み込みます。

AviUtl

赤色の帯のある「Layer」をクリックすれば、不要な音声はミュートにできます。

ミュート

AviUtlでの音声編集については、下記ページをご覧ください。

【AviUtl拡張編集】BGM・音楽を入れて音声編集する方法。カット・差し替え、全8個
AviUtlで音声を動画に追加して編集するには、どうすればよいのでしょうか。 ここでいう音声というのは、 BGM、音楽...
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