【OBS】追加したソースの整理整頓術。8つの方法で配信を効率化

OBS Studio(以下OBS)では、ソースを追加する作業が必要不可欠です。しかし、ソースを追加していくと「ソース」欄がゴチャゴチャしてしまうこともあるでしょう。

ソース

そこで重要になってくるのは、追加したソースを整理するための方法です。部屋の整理整頓と同じで、OBSの「ソース」欄は片付けておいたほうが快適に配信できます。

このページでは、ソースを整理するための方法を8個ご紹介します。

関連 【OBS】もうグチャグチャだよ!設定を初期化する方法と、保存して備える方法

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名前を変更しよう

まず基本的なことですが、ソースの名前はわかりやすいものにしましょう。中身を一発で判別できるようにします。

ソースの名前

通常は、ソースを追加するときに名前をつけることが多いかもしれません。

ソース追加時

しかし、ソースを追加したあとでも名前は変更できます。ソース上で右クリックして、「名前を変更」をクリックします。ショートカットキーF2キーです。

名前を変更

ロックしよう

よけいな操作をしてしまい、せっかく時間をかけて作った画面レイアウトが崩れてしまった経験はないでしょうか。これを防止するにはソースをロックします。

ロック

あらかじめソースをロックしておけば、もうソースを動かすことはできません。大きさを変えたり、移動したりということができなくなるので、画面レイアウトが崩れるトラブルを未然に防止できます。

ロック
▲犬の画像をロックしました。犬画像をクリックしても、画面のソースの周りに赤色の境界線(バウンディングボックス)が表示されません

もしソースごとではなく、全ソースをロックしたい場合は、OBSの画面上で右クリックし、「プレビューをロック」をONにする方法でもかまいません。

なお、OBS 27.0以降であれば編集作業を戻す機能(アンドゥ)が搭載されています。もしロックするのを忘れても、必要に応じてCtrlキー + Zキーを押せば作業を戻せます。

元に戻す

削除しよう

使わないソースをそのまま放置しても意味がありません。また、ソースを追加していく一方だと、場合によってはPCの動作が重くなります。

そこで、不要なソースは削除しましょう。ソースをクリックしてゴミ箱アイコンをクリックします。

削除

たまにやりがちなのが、OBSを起動していないときに画像・動画を削除または移動してしまい、OBS起動時にエラーが出るケースです。このような場合、ソースを削除すればエラーは出ません。

不足ファイル
▲追加したはずのソースがないので、「最後にOBSを使用してからいくつかのファイルが不足しています。」というエラーが出ます。

色分けしよう

ソースを色分けすると、「ソース」欄が見やすくなります。

色分け

使い方は人それぞれですが、たとえば重要度の高いソースを赤色にしたり、ソースの種類ごとに色を付けたり、といった用途が考えられるでしょう。

色を付ける方法は以下のとおりです。

  1. ソース上で右クリックする。
  2. 「色の設定」から任意の色をクリックする。
  3. または、同じく「色の設定」から「カスタム色」をクリックして色を選ぶ。

色分け

色をなくしたい場合は、「色の設定」から「クリア」を選択してください。

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グループ化しよう

ソースをまとめて管理

Windowsにはフォルダーがありますが、OBSにも似たような機能があります。それがグループ化という機能です。

グループ化

グループ化(ネスト化)すると、複数のソースを一括して扱えるようになります。

たとえば、「グループ化」を非表示にするとグループ内のソースはすべて非表示になります。1個ずつソースを非表示にする必要はありません。

グループ化、非表示

また、ソースのサイズ・位置をOBSの画面上で変更した場合、グループ内にあるソースはすべて影響を受けます。カメラ映像 + 枠画像をセットで動かしたいときに重宝するでしょう。

グループ化の方法

ソースをフォルダーに入れるイメージでグループ化します。

  1. Ctrlキー、またはShiftキーを押しながら複数のソースをクリックする。
  2. 右クリックして、「選択したアイテムのグループ化」をクリックする。

選択したアイテムのグループ化

あるいは、「ソース」の「+」から「グループ化」をクリックし、そこにソースをドラッグ&ドロップする方法でもかまいません。

グループ化の解除

グループ化を解除するには、「グループ化」上で右クリックし、「グループ化の解除」をクリックしてください。

グループ化の解除

複製しよう

コピーの方法

ソース上で右クリックして「コピー」を選択すると、ソースを複製できます。

コピー

コピーしたあとは、再度右クリックして「貼り付け (複製)」、または「貼り付け (参照)」のどちらかを選択しましょう。

貼り付け

ふだん使うコピー&ペーストをイメージしてください。コピーしたソースは、別のシーン、または同一シーン内にペーストします。

「貼り付け (複製)」と「貼り付け (参照)」

両者の違いはわかりづらいかもしれません。

貼り付け (複製)」は、私たちが通常イメージするとおりの貼り付けです。そのまま複製します。

他方、「貼り付け (参照)」は、複製元のソースと連動するかたちで貼り付ける方法です。

たとえば、シーン1の「画像」をコピーし、これをシーン2に「貼り付け (参照)」したとしましょう。

このとき、かりにシーン1の画像を別画像に置き換えると(「プロパティ」→「参照」)、シーン2の画像も連動して別画像に置き換わります。

連動するのは、ソースのプロパティーの設定、およびフィルターです。

なお、「ゲームキャプチャ」や「映像キャプチャデバイス」は、「貼り付け (参照)」のみを選択できます。「貼り付け (複製)」は選択できません。

シーンをソース化しよう

「ソース」の「+」をクリックすると、「シーン」という項目があります。気になっていた人もいるかもしれません。

ソースとしてのシーン

これは、別のシーン内に存在する複数のソースを1個のソースとして扱える機能です。いわばシーンをソース化する機能だと思ってください。

たとえば、シーン1とシーン2があって、後者に複数のソースがあるとしましょう。

シーン1とシーン2

そして、シーン1の「ソース」の「+」から「シーン」を選び、シーン2を追加したとします。

既存を追加
▲「シーン 2」をクリックするのを忘れないようにしてください。

この場合、シーン1内では、シーン2にある複数のソースを1個のソースとして(1個の塊として)利用できるようになります。

ソースとしてのシーン

複数のソースを1個として扱えるので、表示・非表示もワンクリックです。複数のソースを1個ずつ非表示にする手間が省けるわけです。

なかなかイメージしづらい機能かもしれません。ただ、さきほどのグループ化に似ている部分があり、それとの関連で覚えておくとソースを整理するさいに役立ちます。

保存しよう

最後に、OBSのシーンレコレクションもうまく使ってみましょう。シーン・ソースを保存して呼び出す機能です。

シーンコレクション

たとえば、ゲーム配信で使うソースと、雑談配信で使うソース、2種類を分けて用意しておき、配信内容に応じて切り替えるわけです。そうすると、ソースを整理整頓してスッキリさせるのに役立ちます。

【OBS】ソースを保存して切り替える方法。シーンコレクションを使う
OBS Studio(以下OBS)には、シーンコレクションという便利な機能があります。 以下のような状況を想像してください。 ...

まとめ

ソースを整理するさい、まず覚えておきたいのは以下の3つです。

  • 名前を変更
  • ロック
  • 削除

この3つを使いこなせば、通常はほとんど困ることはないでしょう。

もしソースの追加でわからないことがある場合は、下記ページをご覧ください。

OBS Studioでソースを追加・設定する方法。配信画面を自由にレイアウト
OBS Studio(以下OBS)で画面を視聴者に見せたいときは、「ソース」の「+」をクリックしましょう。 適切に設定できれば...
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コメント

  1. みゆきザンス より:

    便利な記事をありがとうございます。
    いろんなソースで配信をしますので助かります。
    欲を言えば音声の設定も複数のプロファイルで保存出来たらいいですのにね。
    OBSに限らず、そんな機能がある配信ソフトは見たことがないです。

  2. newmomizi より:

    「保存しよう」の少し上の部分の2行で、両方とも貼り付け(複製)になっていますよ