AviUtl2でシークしたら重くて固まる、カクつくときの備忘録

AviUtl2で、シーク直後のプレビューの再生が遅い、重い、カクつくことはないでしょうか。

プレビューの再生が遅い・重い

具体的には、

  1. シーク移動する(例 : 動画後半に飛ぶ)。
  2. プレビューを再生する。
  3. しばらく反応がない(重い、遅い、フリーズ)。
  4. 少し時間が経過してから、ようやく再生される。
  5. または固まり、最終的に「応答なし」で落ちる。

というパターンです。筆者も実際に経験しました。

そこで対処法を見ていきましょう。

関連【完全ガイド】AviUtl2の導入方法・プラグインの入れ方・初期設定

関連AviUtl2が落ちても安心!プロジェクト保存・自動バックアップ・レジューム方法

【スポンサーリンク】

シーク移動・再生がスムーズにできなかった

AviUtl2を使い始めて、beta1の時点で筆者が最初に遭遇したトラブルが今回の現象です。

気持ちとしては、パッパッと目盛りをクリックして移動し、その部分の映像を確認したいのに、なかなかスムーズにいきません

目盛り

また、動画の後半にシークしただけで「応答なし」になり、最終的に落ちるというケースもありました。

そこで、その時点で対処法を考えました。

結果として、筆者の場合は

  • 「L-SMASH Works」プラグインを入れる
  • 同プラグインの優先度を上げる

という手順で直りました。

その後、AviUtl2の仕様が変わったので、より広くプレビューがカクつく場合の対処法を加筆しました

「L-SMASH Works」を入れる

「Media Foundation file reader」じゃダメ

AviUtl2は、初期状態だと「Media Foundation file reader」を使って動画を読み込むようになっています。

Media Foundation file reader

「Media Foundation file reader」は、beta10で削除されました。したがって、同バージョン以降では気にする必要はありません。

これは、AviUtl2の標準機能として組み込まれている入力プラグインです。一般的な動画であれば読み込めるので、便利ではあるのです。

しかし、今回冒頭で紹介したようなトラブルが起きます。そのため、あまり積極的には使わないほうがよいでしょう。

開発者のKENくん氏も、つぎのようにポストしています。

では、どうすればよいのかというと「L-SMASH Works」プラグインを導入するのです。

「プラグインを導入できない」に注意

L-SMASH Worksの導入方法は簡単です。まずはダウンロードです。

  1. GitHubにアクセスする。
  2. L-SMASH-Works_rXXXX(バージョン)_Mr-Ojii_vimeo.zip」をダウンロードする。
  3. ダウンロードしたZIPファイルを解凍する。

Github

つぎはインストールです。

解凍したフォルダーを開くと、「AviUtl2」フォルダーがあります。同フォルダー内に「lwinput.aui2」があることを確認してください。

lwinput.aui2

このファイルを「ProgramData\aviutl2\Plugin」に配置します。

よくわからない場合は、以下のようにしましょう(beta7以降)。

  1. AviUtl2「その他」→「アプリケーションデータ」→「プラグインフォルダ」を開く。
  2. 「Plugin」フォルダーが開く。
  3. 「lwinput.aui2」を配置する。
  4. AviUtl2を再起動する。

lwinput.aui2

AviUtl2プラグインが反映されない人へ|正しい導入方法を解説
AviUtl2ではプラグインの導入が必須です。 しかし、 プラグインの入れ方がわからない 反映されない...

このあと、さらに優先度を変更します(後述)。

最新版を入れる

少し余談ですが、L-SMASH Works (Mr-Ojii版) は基本的にそのダウンロード時点で最新のものを使うのがおすすめです。

筆者は以前、AviUtl2 beta7をインストールしたさい、動画をL-SMASH-Worksで読み込んだ瞬間にエラーを吐いて落ちることがありました(beta6までは問題なし)。

L-SMASH-Worksで読み込んだ瞬間にエラー
▲「Plugin::ExternalInputPlugin::ExternalInputFile::timeToFrame()」というエラー

しかし、L-SMASH-Worksのバージョン(リビジョン)をr1158からr1175にしたら直りました。

このようなこともあるので、L-SMASH Works (Mr-Ojii版)は最新版がおすすめです。

(beta9まで)L-SMASH Worksの優先度を上げる

優先度を変えないと意味がない

L-SMASH Worksを入れるだけでは、まだ問題は解決しません。

なぜなら、いまのままだとMedia Foundation file readerを使って動画を読み込んでしまうからです。

Media Foundation file readerが使われてしまう順番

L-SMASH Worksを入れたわけですから、同プラグインを使って動画を読み込む設定にする必要があります。

設定方法

そこで、入力プラグインの優先度を変更しましょう。そうすれば、L-SMASH Worksで動画を読み込めるようになります。

やり方は簡単です。まず、「設定」→「入力プラグインの設定」の順にクリックします。

入力プラグインの設定

そして、「L-SMASH Works File Reader for AviUtl2」を「Media Foundation file reader」よりも上にドラッグしてください。

2025年9月7日にリリースされたbeta10で「Media Foundation file reader」は削除されました。同バージョン以降のAviUtl2では表示されません。

「L-SMASH Works File Reader for AviUtl2」を「Media Foundation file reader」よりも上に移動

「OK」をクリックして完了です。

L-SMASH Worksの設定を変える

動画によっては、L-SMASH Worksの設定を変えたほうが軽くなることもあります。

まず、「設定」→「入力プラグインの設定」の順にクリックします。

入力プラグインの設定

つぎに、「L-SMASH Works File Reader for AviUtl2」上で右クリックし、「プラグインの設定」をクリックします。

プラグインの設定

設定画面が開くので、「Libav+L-SMASH」のチェックを外します。

Libav+L-SMASH

参考Mr-Ojii(外部サイト)

「OK」をクリックしてAviUtl2を再起動してください。

プレビュー再生のバッファリングを小さくする

動画を再生したときに反応が鈍いと感じた場合は、以下のように設定することもできます。

  1. 「設定」→「キャッシュサイズの設定」の順にクリックする。
  2. プレビュー再生のバッファリング時間」を500より小さくする(最小100)。
  3. 「OK」をクリックする。

プレビュー再生のバッファリング時間<
▲初期設定は500です。

ここの設定は、変更するとわかりやすい効果があります。

GPUの設定を変更する

2点だけGPUの設定を変更しましょう。

まず1点めです。

  1. AviUtl2を終了する。
  2. デスクトップ画面上の任意の箇所で右クリックし、「ディスプレイ設定」をクリックする。
  3. 画面を下にスクロールし、「グラフィック」をクリックする。
  4. 「デスクトップ アプリの追加」をクリックする。
  5. 「aviutl2.exe」を選択して「追加」をクリックする。
  6. AviUtl2の「GPU のユーザー設定」を「ハイ パフォーマンス」にする。

2点めです。

  1. AviUtl2を終了する。
  2. デスクトップ画面上の任意の箇所で右クリックし、「その他のオプションを確認」をクリックする。
  3. NVIDIA コントロールパネル」をクリックする。
  4. 「3D 設定の管理」をクリックする。
  5. 「グローバル設定」タブをクリックする。
  6. 最大フレームレート」を「オフ」にする。
  7. 「OK」→「適用」の順にクリックする。
  8. 念のため「グローバル設定」タブ右横の「プログラム設定」タブを開き、AviUtl2がある場合は同様に「最大フレームレート」を「オフ」にする。

編集中に動作が重いときは

もし以上の設定をしても直らなかった場合、PCスペック・編集内容との関係で重く感じている可能性があります。

必ずしもPCスペックが悪いというわけではありません。高スペックなPCでも重くなることはあります。

あくまでも一般論として、以下のような対処法があります。

  • 重いフィルター(エフェクト)を一時OFFにする(やり方
  • 高解像度・高フレームレートの動画を読み込まない(例 : 4KではなくフルHDに)
  • 「設定」→「キャッシュサイズの設定」→「画像キャッシュサイズ」を変更する。
  • 動画をHDDではなくSSDに置き、それを読み込む

まとめ

シークがスムーズにできないとストレスが溜まります。

  • L-SMASH Worksを入れる
  • 入れたあとは優先度を変える

という2点をまずはやってみてください(beta9まで)。

また、「設定」→「キャッシュサイズの設定」→「プレビュー再生のバッファリング時間」を100にしたら快適になったという人もいます。

問題が解決したら、AviUtl2で実際に編集してみましょう。

AviUtl2カット編集入門|不要部分を素早く削除する3つのテクニック
AviUtl2でカット編集してみましょう。動画の不要な部分を削除する編集です。 やり方は3つあります。 「分割...
AviUtl2でテキスト・テロップ・字幕を入れる方法。基本操作これだけ
AviUtl2でテキスト(文字、テロップ、字幕)を入れてみましょう。 今回は、 テキストの入れ方 装飾...
スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

X(旧Twitter)で最新情報をツイートしています!フォローお願いします。

関連コンテンツ



スポンサーリンク
レクタングル(大)