Bandicamの「画面録画モード」を使えば、画面の指定した範囲を簡単に録画できます。
「画面のこの部分だけを録画したい」というときに便利でしょう。もちろん、画面全体を録画することもできます。
今回は、汎用性の高い機能である画面録画モードの使い方を見ていきます。
目次
画面録画モードとは
画面録画モードは、PCの画面に映っているものを録画したいときに使います。
- 画面の特定の範囲、特定の画面だけを録画できる
- 画面全体を録画できる
より具体的には、以下のような用途が考えられます。
- ブラウザーゲームを録画したいとき
- 「ゲーム録画モード」で録画できないとき
- デスクトップ画面に映っているもの(例 : YouTube)を録画したいとき
ゲーム実況では、ゲーム録画モードを使うことが多いかもしれません。PCゲームをフルスクリーンで録画できるモードです。
しかし、ブラウザーゲームの実況動画を作りたいなら画面録画モードを使いましょう。
もしゲーム録画モードで録画できない場合であっても、画面録画モードなら問題なく録画できます。
録画する画面を自動選択しよう
では、さっそく画面録画モードを使ってみましょう。いちばん簡単なやり方をご紹介します。
- まず、矢印をクリックします。
- 「録画範囲の選択」をクリックします。
- すると、下図のような画面になります。録画したい画面をクリックしてください。ドラッグもできますが、クリックが簡単です。
- クリックした部分に枠が表示されます。この枠内にあるものが録画できるという意味です。
- 準備が整ったら、録画ボタンをクリックしましょう。または、F12キーを押します。
- 録画中、枠内にほかのウィンドウを重ねないように注意してください。動画に映り込んでしまいます。なお、後述する「特定のウィンドウ」キャプチャーであればこの問題を回避できます。
- フォルダのアイコンをクリックすると、動画の保存フォルダが開きます。動画を再生して中身を確認してください。
枠のサイズ・位置を調整しよう
サイズ
ひょっとしたら、枠のサイズがどうもピッタリ合わないということがあるかもしれません。
このようなときは、手動で枠のサイズを調整できます。辺・角をドラッグすればよいのです。
キーボードを使って、枠のサイズを1ピクセルずつ微調整する方法も覚えておきましょう。ドラッグで調整するよりも正確です。
- Shiftキー + ↑キー
- Shiftキー + ↓キー
- Shiftキー + ←キー
- Shiftキー + →キー
位置
枠の位置を調整するには、枠上部の黒い部分をドラッグします。
キーボードで枠を1ピクセルずつ移動させることもできます。
- ↑キー
- ↓キー
- ←キー
- →キー
枠の位置調整は、録画中であっても可能です。録画中に「ちょっと位置がズレているな」と気づいたときでも心配いりません。
プリセットの保存
繰り返し同じものを録画する予定なら、枠のサイズ・位置をプリセットとして保存しておくと便利です。設定を瞬時に呼び出して切り替えられるようになります。
枠の数字の部分をクリックしてください。「プリセット」から「プリセット追加」を選びます。
適当な名前をつけて「OK」をクリックします。
保存したプリセットは、「プリセット」から呼び出しましょう。「プリセット編集」から削除することもできます。
枠を非表示にしよう
基本的には枠を表示した状態で録画するのを推奨しますが、非表示にしたいという場合もあるかもしれません。
枠を非表示にするには、ハンバーガーアイコンから「表示 / 非表示」をクリックします。これは録画中であっても可能です。
枠をもとに戻したいときは、タスクバー(タスクトレイ)に収納されているBandicamのアイコンをクリックしましょう。
特定の画面だけ録画しよう
上述した「録画範囲の選択」で録画すると、複数のウィンドウ画面が重なっているときに映り込みが起こります。
たとえば、ブラウザーの画面だけを録画したいのに、その上に配置していたメモ帳まで録画されてしまったというようなことがあるかもしれません。
このような事態を回避したい場合は、「特定のウィンドウ」キャプチャー機能を使いましょう。複数のウィンドウが重なっていても、特定のウィンドウだけを録画できます。
カーソルを「特定のウィンドウ」に重ねると、録画対象(ウィンドウ画面)のリストが表示されます。任意のものを選んで録画してください。
もし目的のウィンドウ画面がリストにない場合は、そのウィンドウ画面を最小化している可能性があります。通常どおり表示すればリストに表示されます。
画面全体を録画しよう
画面録画モードでは、画面全体を録画することもできます。ドローソフトなどの画面を録画するときに使うとよいかもしれません。
やり方は、矢印から「フルスクリーン」を選んで「ディスプレイ 1」をクリックするだけです。
画面最上部に操作パネルが表示されますが、これは3秒後に消えます。消えてからF12キーで録画すれば、動画に映り込む心配はありません。
消えた操作パネルを表示したい場合は、マウスカーソルを画面最上部に移動させて1秒待ってください。
また、そもそも最初から操作パネルを表示したくない場合は、「操作パネルを表示しない」を選択します。
音声について
PCの音、およびマイクの音を録音することもできます。
詳細は、下記ページをご覧ください。
まとめ
画面録画モードは、いろいろな用途に使えます。とくに難しい操作もなく、直感的に使い方を理解できるでしょう。
枠のサイズ・位置を調整すれば、その範囲をすぐに録画できます。「録画範囲の選択」を使えばもっと簡単です。
ただ、枠内に別の画面が重ならないように注意してください。ゲーム録画モードとは異なる点です。
画面録画モードと、ゲーム録画モード、2つを必要に応じて使い分ければ、あらゆるものを録画できます。
ゲーム実況にはもちろん、ゲーム実況以外の用途にも、Bandicamをどんどん使ってみましょう。きっと便利です。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。