新しくマイクを購入したら、実際に自分の声が入るかテストしてみましょう。
今回のマイクテストを事前に行っておけば、あとでトラブルが起きたときに問題の切り分けがしやすくなります。
- マイクをPCに接続する。
- マイクテストを行う。
- 各アプリでマイクの設定を行う。
目次
Windows 10について
Windows 10については、下記ページをご覧ください。
PCに「正しく」接続する
前提として、マイクをきちんとPCに接続する必要があります。
ひょっとしたら、「マイクをつなげるなんて簡単さ!」と思うかもしれません。たしかにUSB接続なら簡単です。
しかし、ステレオミニプラグ接続となると話は別です。3極と4極の区別があり、これを理解していないと正しく接続したことにはなりません。
マイクの接続方法については、下記ページにまとめました。接続が甘くなっているケースもあるので注意してください。
録音テストを行う
マイクを使って声を録音してみましょう。
Windows 11に標準でインストールされている「ボイスレコーダー」というアプリを使います。
- 「スタート」ボタン(画面下部にある窓アイコン)をクリックする。
- 「ボイス」または「voice」と入力する。
- 表示された「ボイス レコーダー」をクリックする。
- ボイスレコーダーが起動する。
あとは、画面中央のマイクアイコンをクリックすれば録音開始です。マイクに向かって声を入れてください。
録音を停止するには、画面中央のマイクアイコンを再びクリックします。
すると、音声ファイルが自動的に保存されます。再生して声を確認してみましょう。
録音ファイルを削除したい場合は、右クリックして「削除」をクリックします。
マイクの音が入っていない?
マイクテストを行った結果、自分の声が入っていないことがあるかもしれません。複数の原因が考えられます。
- マイクが正しく接続されていない
- マイクがミュートになっている
詳細については、下記ページをご覧ください。
また、もしボイスレコーダー以外のアプリ(例 : OBS Studio)で声が入らない場合は、そのアプリの設定が適切でない可能性があります。
マイクの音が小さい、ノイズがひどい?
マイクをPCで使う場合、よくあるトラブルが2つあります。
- マイクの音が小さい、声を拾わない
- ノイズがひどい
あれ、声が小さいぞ
大きな声を出しているのに、なぜかマイクの音が小さい、ほとんど声を拾ってくれないというケースです。
まずはマイク音量を最大にしましょう。
- Windowsキー + Rキーを押す。
- 「mmsys.cpl」と入力し、「OK」をクリックする。
- 「録音」タブを開く。
- 使用しているマイクをダブルクリックする。
- 「レベル」タブを開く。
- 「マイク」のスライダーを右に移動する。
それでもまだ音量が小さい場合は、マイクブーストをONにする方法もあります。ただし、ノイズも増幅されるので、音質は悪化します。
また、手っ取り早く対処したい場合は、アプリでマイク音量を大きくするのもよいでしょう。たとえば、ゲーム配信でOBS Studioを使用しているのであれば、以下のような方法があります。
なんだ、このノイズは
ノイズにはいろいろな種類がありますが、おそらく多くの人が気になるのは「サー」という音でしょう。大きく3つの対処法があります。
- 設定・環境を見直す
- ノイズ抑制機能を使う
- オーディオインターフェイスなど、オーディオ機材を導入する
1番めは、たとえばマイクがPCのファンの音を拾っているのであればマイクをPCから離す、ということです。
2番めは、アプリでノイズを低減させる方法です。たとえば、NVIDIA Broadcastなどのアプリを使うことで、自分の声以外の音をキャンセリングできます。
最後の3番めは、本格的なオーディオ機材を使う方法だと思ってください。値は張りますが、確実な効果を見込めます。AG03などは定番です。
エラーが表示された場合は
「開始するには~」
「開始するにはマイクを接続してください。」と表示された場合、まずはマイクを再度接続しなおします。
そのうえで、Windows 11でマイクを有効化します。
- 画面右下のスピーカーアイコンを右クリックする。
- 「サウンドの設定」をクリックする。
- 設定画面を下にスクロールし、「すべてのサウンド デバイス」をクリックする。
- 「入力デバイス」の部分を見て、自分が使用する予定のマイクをクリックする。
- 「許可」をクリックする(表示が「許可しない」になる)。
「[設定]から~」
また、「[設定]からマイクを設定する必要があります。」と表示された場合は、マイクへのアクセスを許可しましょう。
以下のようにします。
- 「スタート」→「設定」の順にクリックする。
- 「プライバシーとセキュリティ」をクリックする。
- 画面を下にスクロールし、「マイク」をクリックする。
- 「マイクへのアクセス」、および「アプリにマイクへのアクセスを許可する」をONにする。
- 画面を下にスクロールし、「ボイス レコーダー」がONになっていることを確認する。
このあとアプリ側で「も」設定する
マイクの音をライブ配信・録音するためには、一般的にWindows側の設定だけでは意味がありません。アプリ側も設定が必要です。
アプリというのは、たとえば以下のようなものです。
- ライブ配信用のソフト
- 録画用のソフト
- 音声チャット用のソフト(例 : Discord、Zoom)
こういったアプリにはマイク関連の設定があります。設定するのを忘れないようにしましょう。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。