【OBS Studio】スタジオモードを使って、裏でこっそりソースを編集する方法

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OBS Studio(以下OBS)のスタジオモードは、配信者が見ている画面と視聴者が見ている画面を分離できる機能です。2画面になるのが大きな特長です。

スタジオモード

スタジオモードの簡単な使い方は、以下のとおりです。

  1. 右下の「スタジオモード」をクリックする。
  2. 2画面になるので、左の画面を見ながらソースを追加・編集する。
  3. 準備が整ったら、中央にある「トランジション」をクリックする。

ちょっとわかりづらかったかもしれません。スタジオモードの使い方を詳しく見ていきましょう。

こんなときにスタジオモードを使おう

スタジオモードには、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的な活用例を見ていきましょう。

ソースの編集作業を視聴者に見せたくないとき

OBSでは、最初にソースを追加する必要があります。そしてソースを追加後は、そのソースの大きさを変更したり、移動するなどの編集を行います。

ソースの編集

もしスタジオモードを使わない場合、配信中にソースを編集している画面は視聴者にも見えています。たとえば、配信者がソースのサイズ・位置を変更したなら、その作業風景も視聴者に筒抜けになっています。

しかし、作業風景は見せないほうがスマートでしょう。スタジオモードでは、ソースの編集を視聴者に悟られることなく、裏でこっそりとできるのです。配信者が見ている画面と、視聴者が見ている画面は、まったく別の画面となります。

スタジオモードのメリット

そして、必要な編集が完了したら、配信者が自分の好きなタイミングでその画面を視聴者に見せることができます。ボタンをワンクリックするだけです。

シーン追加時、真っ暗な画面を視聴者に見せたくないとき

OBSの仕様上、シーンを新規に追加すると、真っ暗な画面に切り替わります。ということは、スタジオモードでない場合、視聴者は真っ暗な画面を見ることになります。これは印象がよくないでしょう。

しかし、スタジオモードにした状態でシーンを追加すれば、視聴者に真っ黒な画面を見せずにすみます。なぜなら、視聴者にはシーンを追加するまえの画面が見えているからです。このあいだに、配信者はソースを追加・編集すればよいのです。

スタジオモードのメリットを少しオーバーに書きましたが、もし魅力を感じないのであれば、むりに使う必要はありません。

スタジオモードの表示・設定方法

スタジオモードに切り替えるには、「スタジオモード」をクリックします。すると、1画面だったものが2画面になります。スタジオモードの解除も同ボタンで行います。

スタジオモードへの切り替え

念のため、「トランジション」横にある歯車アイコンをクリックしてください。そして、「シーン複製」にチェックが入っていることを確認します。

「シーン複製」をONに

また、その下の「トランジション後にプレビュー/出力シーンを入れ替え」のチェックが外れていることを確認しましょう。慣れないうちは、ここはチェックを外したほうがわかりやすいはずです。

「トランジション後にプレビュー/出力シーンを入れ替え」をOFFに

なお、画面が左右ではなく上下に並んでいる場合は、「設定」→「一般」で「縦長/垂直レイアウトを有効にする」のチェックを外してください。

画面の見方

スタジオモードでは、配信者用と視聴者用で画面が分離します。結果、2画面になります。

スタジオモードの画面

左の画面は配信者用

左の画面は、配信者がソースを編集するときに見る画面です。これはプレビュー画面ともいいます。右の画面を見ながらソースを編集するわけではありません。

右の画面は視聴者用

右の画面は、視聴者が現在見ている画面です。つまり、この画面が実際に配信されています。出力画面ともいいます。もし左右で画面が異なっている場合、左の画面は視聴者には見えていません。

実際にスタジオモードを使ってみよう

基本的な使い方

スタジオモードにして、左の画面を見ながらソースを追加・編集します。シーンを切り替えてから、ソースを追加・編集してもかまいません。自由です。

編集が終わったら、任意のタイミングで中央のいずれかのボタンをクリックしましょう。通常は「トランジション」をクリックします。

「トランジション」をクリック

すると、左の画面と同じものが右の画面にも映ります。これで、ソースを編集しているところを視聴者に見せずにすみました。

エフェクトの選択方法・増やし方

「トランジション」をクリックしたときのエフェクトは、「クイックトランジション」に並んでいるボタンで変更できます。初期設定では、「フェード」と「カット」が表示されています。

カットとフェード

現在どのエフェクトが選択されているか知りたい場合は、右下の「シーントランジション」を見ればわかります。

もし別のエフェクトにしたいのであれば、以下のように設定してください。

  1. シーントランジション」の「+」をクリックする。
  2. 任意のエフェクトを選択して画面を進めていく。
  3. クイックトランジション」の「+」をクリックする。
  4. さきほど選択したエフェクトを再度選ぶ。

シーントランジションの増やし方

シーンの切り替え方法

通常は、シーン名をクリックしてシーンを切り替えます。そして、「トランジション」、またはその下にあるボタンをクリックして画面を視聴者に見せるという流れです。

しかし、以下のように設定しておけば、シーン名をダブルクリックするだけで画面を視聴者に見せられます。「トランジション」などのボタンをクリックする必要はありません。

  1. 「設定」→「一般」の順にクリックする。
  2. ダブルクリックしたときにシーンに遷移」にチェックを入れる。
  3. 「OK」をクリックする。

「ダブルクリックしたときにシーンに遷移」の設定

この設定にチェックを入れていて、かつマルチビューでシーンを切り替えたいときは、サムネイルをダブルクリックしてください。

「トランジション」横の歯車アイコンの設定

「トランジション」の歯車アイコン

シーン複製

シーン複製」のチェックを外している場合、同一シーン内でソースを編集している作業風景が視聴者にも見えてしまいます。こういったところを見せたくないなら、チェックを入れて有効にしておきましょう。

ポイントは、「同一シーン内で」という部分です。別シーンの場合は、いずれにせよ視聴者にはソースの編集画面が見えていません。

同一シーンというのは、たとえば左にシーン1の画面、右にもシーン1の画面が映っている場面のことです。これに対し、別シーンというのは、たとえば左にシーン1の画面、右にシーン2の画面が映っている状態です。

ソースを複製

ソースを複製」については、説明が複雑になります。結論を書きますが、チェックを外しておきましょう1)チェックを外している場合、左右で同じ画面が表示されている状態で「画像」などのソースのプロパティを変更すると、そのタイミングで左の画面が右の画面に反映されてしまいます。これに対し、チェックを入れた場合は、「トランジション」をクリックするまでは左右は別の画面のままです。となると、スタジオモードの趣旨からすればチェックを入れたほうがよいと思うかもしれません。しかし、「メディアソース」など、「ソースを複製」にチェックを入れていても機能しないソースもあります。また、場合によってはPCの動作が重くなるかもしれません。そこまで難しく考えるくらいなら、最初から「ソースを複製」は無効にしておいたほうがよいでしょう。

「シーン複製」を有効にしておかないと、「ソースを複製」はグレーアウトして有効にできません。

トランジション後に~

トランジション後にプレビュー/出力シーンを入れ替え」にチェックを入れている場合、シーンを切り替えて「トランジション」などをクリックすると、左右の画面が入れ替わります。

この設定は、別シーンにしたときに効果が発生します。同一シーンの場合は、プレビューと出力は入れ替わりようがないので、なにも起きません。

たとえ「設定」→「一般」で「ダブルクリックしたときにシーンに遷移」にチェックを入れている場合であっても(上述)、ダブルクリックではプレビューと出力を入れ替えることはできません。「トランジション」などをクリックする必要があります。

細かい注意点

「画面キャプチャ」追加時

画面キャプチャ」を追加して、デスクトップ画面全体を視聴者に見せている場合、ソースを編集している様子は視聴者にも見えています。なぜなら、OBSを含んだ画面全体を取り込んで配信しているからです。

「メディアソース」追加時

新規に「メディアソース」を追加して動画を読み込む場合、プロパティの「ソースがアクティブになったときに再生を再開する」のチェックは外しておきましょう。

「ソースがアクティブになったときに再生を再開する」の設定

理由は、「メディアソース」を新規追加して動画を読み込み、同項目にチェックを入れている状態だと、「トランジション」などをクリックするまで自分にも動画が見えないからです。

References   [ + ]

1. チェックを外している場合、左右で同じ画面が表示されている状態で「画像」などのソースのプロパティを変更すると、そのタイミングで左の画面が右の画面に反映されてしまいます。これに対し、チェックを入れた場合は、「トランジション」をクリックするまでは左右は別の画面のままです。となると、スタジオモードの趣旨からすればチェックを入れたほうがよいと思うかもしれません。しかし、「メディアソース」など、「ソースを複製」にチェックを入れていても機能しないソースもあります。また、場合によってはPCの動作が重くなるかもしれません。そこまで難しく考えるくらいなら、最初から「ソースを複製」は無効にしておいたほうがよいでしょう。
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