PowerDirectorを使ってエフェクトをかけてみましょう。
さまざまな種類のエフェクトがありますが、いくつか代表的なものを見ていきます。ポイントさえ押さておけば簡単にできます。
最初に、動画を読み込んでタイムラインに配置しておいてください。
最新版「PowerDirector 2024」を使用しています。
目次
フェードイン・フェードアウトさせよう
フェードとは
フェードインとは、映像が少しずつ明るくなっていくエフェクトです。真っ暗な画面から、ゆっくりと画面が見えてくる状態をイメージしてください。
また、フェードアウトは逆に映像が少しずつ暗くなって真っ暗になる状態です。
やり方
まず、「トランジション」をクリックします。
ここの「一般」にある「フェード」を、ビデオクリップの最初の部分にドラッグ&ドロップしましょう。するとフェードインになります。
ポイントは、ドラッグ時に白い境界線が表示された地点でドロップすることです。
同様に、「フェード」をビデオクリップの最後の部分にドラッグ&ドロップします。するとフェードアウトになります。
長さの調整や削除方法については、下記ページをご覧ください。
場面が切り替わるときのエフェクトを入れよう
トランジションで可能
ある場面から別の画面に切り替わるさい、エフェクトを入れることで滑らかに見せることができます。
このエフェクトのことをトランジション(画面切り替え効果)といいます。
トランジションの追加
まずは、複数の素材を用意しましょう。1個の素材を分割してもよいですし、複数の素材を同一トラック上に詰めて配置する方法でもかまいません。
つぎに、「トランジション」をクリックします。
ここにあるものを、タイムラインの素材のあいだにドラッグ&ドロップします。
詳細は別ページで
トランジションの詳しい使い方については、下記ページをご覧ください。一括で複数箇所にトランジションを追加する方法などもまとめています。
特殊なエフェクトを入れよう
エフェクトの例
ひょっとしたら、「もっと視覚的にすごいエフェクトはないの?」と思っている人もいるかもしれません。
もちろんあります。たとえば、以下のようなエフェクトです。実際に使ってみましょう。
- 雨、雪、霧、炎
- 白黒
- 花火
- タイル
- タイムスタンプ
- ボディエフェクト(動く人物の周りにエフェクトが自動追加)
なお、ボディエフェクトは365、Ultimate Suite、Ultra限定です。
追加方法
まず、「エフェクト」をクリックします。
つぎに、任意のエフェクトをクリックしてください。
そしてここがややこしいのですが、エフェクトを適用する方法は2種類あります。
- エフェクトをビデオクリップにドラッグ&ドロップする方法
- エフェクトトラックに追加する方法
▲任意のエフェクト上で右クリックするとメニューが表示されます。
基本的には、2番めの方法がおすすめです。あとあと編集しやすいからです。
▲任意のエフェクト上で右クリックして「タイムライン上のエフェクト トラックに追加」を選ぶと、このようにエフェクトクリップが配置されます。
しかし、「ボディー エフェクト」などエフェクトの種類によってはできません。その場合は、1番めの方法になります。
▲右クリックしてもメニューが表示されません。ボディーエフェクトを使いたい場合は、ビデオクリップにドラッグ&ドロップしましょう。
エフェクトトラックに配置したエフェクトは、ダブルクリックすることでカスタマイズできます。効果の強弱を自由に設定してください。
また、エフェクトの前後の位置を変えたい場合は、カーソルを合わせて手のアイコンが表示された状態で、左右いずれかの方向にドラッグします。
エフェクトの端をドラッグすると、長さ(表示時間)を変えることができます。時計のアイコンからも変更できます。
削除方法
エフェクトトラックに追加したエフェクトを削除したい場合は、そのエフェクトをクリックしてからDeleteキーを押してください。
また、ビデオクリップにドラッグ&ドロップしたエフェクトを削除したい場合は、「エフェクト」をクリックして「-」をクリックします。
まとめ
エフェクトについては、解説を読むよりも実際に試したほうがわかりやすいかもしれません。
もし好みのエフェクトを見つけた場合は、タグをうまく使うと便利です。
たとえば、「エフェクト」にある「古い映画」が気に入ったとしましょう。次回以降もすぐに使えるように、右クリック→「追加先」→「お気に入り」を選択するわけです。
すると、「お気に入り」に「古い映画」が追加されます。これで効率よくエフェクトを使えるようになります。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。