PowerDirectorを使ってエフェクトをかけてみましょう。
さまざまな種類のエフェクトがありますが、いくつか代表的なものを見ていきます。ポイントさえ押さておけば簡単にできます。
最初に動画を読み込んで、タイムラインに配置しておいてください。
目次
フェードイン・フェードアウトさせよう
フェードとは
フェードインとは、映像が少しずつ明るくなっていくエフェクトです。暗がりから、だんだんと画面が見えてくる状態をイメージしてください。
また、フェードアウトは逆に映像が少しずつ暗くなっていく状態です。
やり方
まず、「トランジション ルーム」をクリックします。
ここの「一般」にある「フェード」を、素材の最初の部分にドラッグ&ドロップしましょう。するとフェードインになります。
ポイントは、ドラッグ時に黄色い枠が表示された地点でドロップすることです。黄色い枠は少し見づらいかもしれません。タイムラインを拡大すると見やすくなります。
同様に、「フェード」を素材の最後の部分にドラッグ&ドロップします。するとフェードアウトになります。
長さの調整や削除方法については、下記ページをご覧ください。

場面が切り替わるときのエフェクトを入れよう
トランジションで可能
ある場面から別の画面に切り替わるさい、エフェクトを入れることで滑らかに見せることができます。
このエフェクトのことをトランジション(画面切り替え効果)といいます。
トランジションの追加
まずは、複数の素材を用意しましょう。1個の素材を分割してもよいですし、複数の素材を同一トラック上に詰めて配置する方法でもかまいません。
つぎに、「トランジション ルーム」をクリックします。
ここにあるものを、タイムラインの素材のあいだにドラッグ&ドロップします。
詳細は別ページで
トランジションの詳しい使い方については、下記ページをご覧ください。一括で複数箇所にトランジションを追加する方法などもまとめています。

特殊なエフェクトを入れよう
エフェクトの例
ひょっとしたら、「もっと視覚的にすごいエフェクトはないの?」と思っている人もいるかもしれません。
もちろんあります。たとえば、以下のようなエフェクトです。実際に使ってみましょう。
- 雨、雪、霧、炎
- 白黒
- 花火
- タイル
- タイムスタンプ
エフェクトの追加
まず、「エフェクト ルーム」をクリックします。
つぎに、任意のエフェクトを選択してください。
そしてここがややこしいのですが、エフェクトを適用する方法は2種類あります。
- 「エフェクト トラックに追加」をクリックして適用する方法
- エフェクトを素材にドラッグ&ドロップして適用する方法
▲この「エフェクト トラックに追加」をクリックするとエフェクトトラックが追加され、同トラックにエフェクトが配置されます。
基本的には、1番めの方法がおすすめです。あとあと編集しやすいからです。しかし、エフェクトの種類によってはできません。その場合は、2番めの方法になります。
エフェクトトラックに配置したエフェクトは、ダブルクリックすることでカスタマイズできます。効果の強弱を自由に設定してください。
また、エフェクトの前後の位置を変えたい場合は、カーソルを合わせて手のアイコンが表示された状態で、左右いずれかの方向にドラッグします。
エフェクトの端をドラッグすると、長さ(表示時間)を変えることができます。時計のアイコンからも変更できます。
エフェクトを削除したい場合は、選択してからDeleteキーを押してください。
なお、エフェクトを素材にドラッグ&ドロップした場合は、「エフェクト」からカスタマイズや削除を行います。
そのほかのエフェクト
パーティクル
パーティクルは、たくさんの画像が不規則に動くエフェクトです。
パーティクルを使うには、「パーティクル ルーム」をクリックしてください。ここにあるものをビデオトラック2にドラッグ&ドロップします。
カスタマイズしたい場合は、ビデオトラック2に配置したパーティクルをダブルクリックしましょう。「パーティクル デザイナー」ウィンドウが開きます。
ビデオオーバーレイ
少し毛色は異なりますが、「ビデオ オーバーレイ ルーム」にも「レンズ フレア」などのエフェクトがあります。
まとめ
エフェクトについては、解説を読むよりも実際に試したほうがわかりやすいかもしれません。
もし好みのエフェクトを見つけた場合は、タグをうまく使うと便利です。
たとえば、エフェクトルームにある「古い映画」というエフェクトが気に入ったとしましょう。次回以降もすぐに使えるように、右クリック→「追加先」→「お気に入り」を選択するわけです。
すると、「お気に入り」に「古い映画」が追加されます。これで効率よくエフェクトを使えるようになります。

