PowerDirectorで簡単にできる速度変更のやり方。早送り・スロー編集

PowerDirector再生速度を変更する編集を行ってみましょう。簡単にできます。

速度変更

再生速度の変更とは、すなわち以下の2パターンのことをさしています。

  • 早送り、早回し、倍速
  • スローモーション

早送りにすれば、カット編集せずに尺を短くできます。作業風景など、結果に至るまでの過程を短時間で視聴者に見せたいときに向いているでしょう。

また、スローモーションにすれば、動画の1コマ1コマを視聴者にじっくりと見せることができ、印象的なシーンを作れます。

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【重要】最新版のやり方は別ページで解説

2024年のアップデートにより、再生速度を変更する方法が変わりました。新設された「速度」タブで速度変更の設定を行っていきます。

「速度」タブ

最新版でのやり方については、下記ページをご覧ください。

【2025】PowerDirectorで早送り・スロー動画を作る方法
PowerDirectorを使って編集で動画の再生速度を変更してみましょう。 このような編集をすることで 早送...

ここから下の解説は古くなっています。

一部だけ速度を変えよう

まず、動画の途中部分の速度を変える方法からです。

「編集」をクリック

ビデオクリップをクリックして、白い境界線が表示されていることを確認します。

画面中央付近にある「編集」→「動画」→「ツール」→「動画速度」の順に選択します。画面上部の「編集」のほうだと「動画速度」が出てきません。

動画速度

「編集」が表示されていない場合は、(1)ビデオクリップをクリックしたうえで、(2)画面中央の「編集」をクリックしましょう。

ビデオ スピード デザイナー」ウィンドウが表示されました。

ビデオスピードデザイナー

範囲を指定

「選択した範囲」タブを開きます(A)。つぎに、赤い線(タイムラインスライダー)をドラッグし、再生速度を変更したい開始位置に移動してください(B)。

「選択した範囲」タブ

そして、「タイム シフトの作成」をクリックします。同じボタンが上下に2個ありますが、どちらをクリックしてもかまいません。

タイムシフトの作成

すると、黄色い枠が表示されます。黄色い枠の両端は、それぞれドラッグできます。速度を変更したい範囲を調整しましょう。

  • 開始位置の調整 - 左部分をドラッグ
  • 終了位置の調整 - 右部分をドラッグ

タイムシフトとは、「ここからここまでの速さを変える」という黄色の目印のことです。

「タイム シフトの作成」をクリックすることで、黄色い枠を複数設定できます。つまり、ひとつの動画内で複数の箇所の速度を変更できます。

もし「タイム シフトの作成」がクリックできない場合は、赤い線を黄色い枠の範囲「外」に移動してください。黄色の枠内に赤い線があると、同ボタンがグレーアウトします。

速度を調整

あとは「可変速」の部分を変更するだけです。以下は設定例です。

  • 1.000 - 初期設定
  • 2.000 - 2倍速
  • 0.500 - 1/2倍速(スロー)

可変速

「所要時間」の設定を行った場合は、自動的に「可変速」の部分の数字が変わります。たとえば、指定した範囲が30秒の場合、「所要時間」を15秒にすることで、「可変速」が自動で「2.000」になります。

速度をだんだんと変えたい場合は、「イーズ イン」と「イーズ アウト」を設定してください。

イーズイン・イーズアウト
▲イーズインは少しずつ速度が変わり、イーズアウトは少しずつ通常速度に戻ります。

たとえば、いきなりパッと倍速にするのではなく、少しずつ速度が上がっていくような状態にしたいとき、イーズインを使います。

最後に「OK」をクリックして完成です。

全体の速度を変えよう

動画の全体の速度を変える方法は、さらにシンプルです。2種類の方法があります。

まず、さきほどと同じように「編集」→「動画速度」から設定する方法です。今度は、「クリップ全体」タブを開いてください。

「クリップ全体」タブ

全体の速度を変えるだけなので、「可変速」または「新規の動画長さ」の設定を行えば完了です。黄色い枠の設定は必要ありません。

もうひとつの方法は、Ctrlキーを押しながら、動画の左端、または右端にカーソルを合わせてドラッグする方法です。おおよその感覚で長さを調整しましょう。

  • 速度を速くしたい → 動画が長くなるようにドラッグ
  • 速度を遅くしたい → 動画が短くなるようにドラッグ

歯車アイコンで設定しよう

「ビデオ スピード デザイナー」ウィンドウの歯車アイコンをクリックしてください。

歯車アイコン

音声の設定

音声ピッチを保持する設定にすると、音の高さを変えずに音声速度を変えられます。ただし、0.5~2倍速の場合に限られます。

音声ピッチの保持

補間設定

一般的な動画では、スローモーションにすると動きがカクカクしてしまいます。どうしてもこれが気になる場合は、「可能時に補間技術を適用する」にチェックを入れましょう。ある程度滑らかな動きになります。

ただ、残像が出るので、必ずしもチェックを入れたほうがよいというわけではありません。また、補間技術が適用される速度も限られています。

設定をリセットしよう

一部変更の場合

速度を変更したあとで、再度速度を戻したくなることもあるでしょう。このような場合は、同じ設定を再度「編集」から行います。

まず、「編集」→「動画速度」→「選択した範囲」タブを開きます。青色の枠が表示されているはずです。

青色の枠

これをクリックしてください。すると、枠が黄色に変化(A)するので、あとはゴミ箱アイコンをクリック(B)するだけです。

黄色の枠

最後に「OK」をクリックして完了です。

全体変更の場合

「編集」→「動画速度」→「選択した範囲」タブを開きます。

そして、「リセット」→「OK」の順にクリックしましょう。

リセット

まとめ

速度変更したいときは、「編集」→「動画速度」で設定するだけです。

ゲーム実況では、うまく早送りとカットを組み合わせると効果的です。「カットすると味気ない、でも長すぎる」というときは、ぜひ早送り編集を入れてみてください。

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