今回は、XSplitを使って以下の3つのキャプチャー方法をマスターしましょう。
- Screen キャプチャー
- ウィンドウキャプチャー
- ゲームキャプチャー
「ソースの追加」をクリックしてください。視聴者に見せたい画面をここで設定していくことになります。
なお、ソース全般の基本的な操作方法については、下記ページをご覧ください。画面が小さいときの対処法も掲載しています。
関連 【XSplit】ソースの追加・編集ってどういうこと?視聴者に画面を見せる方法
目次
目的別に使い分けよう
「ソースの追加」をクリックすると、さまざまな項目が表示されます。しかし、頻繁に使うのは大きく3つだけです。
下表をご覧ください。
説明 | ||
Screen キャプチャー | スマートセレクション | 画面の指定した範囲を見せたいときに選ぶ |
モニターキャプチャー | 画面全体を見せたいときに選ぶ | |
ウィンドウキャプチャー | ウィンドウ画面を見せたいときに選ぶ | |
ゲームキャプチャー | PCゲームの画面を見せたいときに選ぶ | |
デバイス | キャプチャーボードや、Webカメラ画面を見せたいときに選ぶ |
自分がどのような画面を視聴者に見せたいのかを考え、それに合わせて適切なものを選びましょう。
場合によっては、画面がうまく映らないことがあるかもしれません。しかし、対処法があるので慌てないようにしてください。
Screen キャプチャー
まずは、「Screen キャプチャー」のやり方について見ていきましょう。
スマートセレクション
スマートセレクションは、画面の特定の部分だけを視聴者に見せたいときに使います。
やり方は以下のとおりです。
- 「ソースの追加」をクリックする。
- 「Screen キャプチャー」→「スマートセレクション」を選ぶ。
- 画面が白黒になるので、視聴者に見せたい範囲をドラッグする。
モニターキャプチャー
あまり使いませんが、画面全体を視聴者に見せたいときはモニターキャプチャーです。
- 「ソースの追加」をクリックする。
- 「Screen キャプチャー」→「モニターキャプチャ」の順にカーソルを合わせる。
- 「デスクトップ 1」を選択する。
視聴者に見せたくないものや、意図しないものが映り込まないように注意してください。
ウィンドウキャプチャー
ウィンドウキャプチャーは、特定のウィンドウ画面を視聴者に見せたいときに使いましょう。
- 「ソースの追加」をクリックする。
- 「Screen キャプチャー」→「ウィンドウキャプチャ」の順にカーソルを合わせる。
- 視聴者に見せたいウィンドウを選択する。
以下のような方法もあります。やり方としては、こちらのほうがわかりやすいかもしれません。
- 「ソースの追加」をクリックする。
- 「Screen キャプチャー」→「スマートセレクション」を選ぶ。
- カーソルを任意のウィンドウに合わせ、クリックする。
ゲームキャプチャー
PCゲームの画面を視聴者に見せたいなら、ゲームキャプチャーです。
この方法の場合、PCゲームはフルスクリーンモードでも、ウィンドウモードでも、どちらでもかまいません。
やり方は簡単です。
- PCゲームを起動しておく。
- 「ソースの追加」をクリックする。
- 「ゲームキャプチャー」で任意のPCゲームを選択する。
フルスクリーンのPCゲームからXSplitの画面に戻りたいときは、Altキーを押した状態でTabキーを何回か押してください。
デバイス
「デバイス」を使うのは、以下のようなときです。
- キャプチャーボードの画面を視聴者に見せたい
- Webカメラ画面を視聴者に見せたい
近年の一般的なキャプチャーボードであれば、XSplitに画面を映すことができるでしょう。メーカー側もXSplit対応を謳っているケースがあります。
GC550 PLUS | Game Capture HD60 S | GV-USB3/HD | |
製品画像 | |||
接続方式 | USB 3.0 | USB 3.0 | USB 3.0 |
エンコード方式 | ソフトウェアエンコード | ソフトウェアエンコード | ソフトウェアエンコード |
対応ゲーム機 | Switch PS4 |
Switch PS4 |
Switch PS4 |
パススルー出力 | ○(4K対応) | ○ | ○ |
OBS対応 | ○ | ○ | ○ |
解説・レビュー | こちら | こちら | こちら |
備考 | 編集ソフト付属 | 低遅延 | 編集ソフト付属 |
やり方は以下のとおりです。
- キャプチャーボード付属のソフトは閉じておく(重要)。
- 「ソースの追加」をクリックする。
- 「デバイス(ウェブカメラ、キャプチャーカード)」→「ビデオ」の順にカーソルを合わせる。
- 任意の周辺機器を選ぶ。
事前にキャプチャーソフトは閉じておいてください。もしキャプチャーソフトのほうにゲーム画面が映っていると、XSplit側ではゲーム画面が映らないからです。
画面が映らないときは
すべての対処法は書ききれないので、手軽にできるものだけご紹介します。
「Screen キャプチャー」の場合
追加したソース上で右クリックし、「独占ウィンドウキャプチャ」のチェックを外し、数秒ほど待ちます。これで映ることがあります。
また、「ウィンドウキャプチャ」の場合は、ウィンドウを最小化しないでください。最小化すると映らなくなります。
さらに、「Screen キャプチャー」→「ウィンドウキャプチャ」で同一のウィンドウを複数選択できる場合は、別のものを選んでみましょう。
「ゲームキャプチャー」の場合
- PCゲームを再起動する。
- 「自動検出」ではなく、別のものを選ぶ。
- ウィンドウモードにし、「ウィンドウキャプチャ」を使う。
「デバイス」の場合
キャプチャーソフトは閉じておいてください(上述)。そのうえで「デバイス」をいったん削除し、再度やり直します。
それでも映らない場合は、XSplitを閉じます。そして、キャプチャーボード付属のソフトで画面が映るか確認しましょう。映るのであれば、XSplitの「ウィンドウキャプチャー」で画面を取り込めます。
付属ソフトでも画面が映らない場合は、以下のページをご覧ください。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。