GC553の使い方について見ていきましょう。
この記事を読めば、以下のことをマスターできます。
- 接続方法、つなぎ方
- ソフトのインストール方法
- ゲーム画面の映し方
- ゲーム実況のやり方(録画・ライブ配信)
- HDR録画のやり方
目次
初めに必ず確認しよう(レビューもこちら)
もしGC553をまだ購入していないという場合は、あらかじめ下記ページをご覧ください。製品を購入するまえに確認しておくべき点をまとめました。
ソフトをインストールしよう
RECentral
まず、本製品をPCとUSB接続します。USB 3.1(3.0のこと)に接続してください。USB 2.0では動作しません。
そのうえで「RECentral」をインストールしましょう。GC553付属のキャプチャーソフトです。
- こちらにアクセスする。
- 画面上部の「ダウンロード」タブをクリックする。
- 「ソフトウェア」タブをクリックする。
- 「ダウンロード」ボタンをクリックする。
- ダウンロードしたEXEファイルをダブルクリックする。
- 画面を順に進めていく。
- インストールが完了する。
AVerMedia Engine
つぎに、「AVerMedia Engine」をインストールします。
- こちらにアクセスする。
- 画面上部の「ダウンロード」タブをクリックする。
- 「プラグイン」タブをクリックする。
- 「ダウンロード」ボタンをクリックする。
- 画面を順に進めていく。
- インストールが完了する。
このソフト(プラグイン)は、サードパーティ製のソフト(例: OBS Studio)を使うさいに重要です。映像と音声がズレる現象(音ズレ)を防止できるからです。
PowerDirector 15 for AVerMedia
動画編集したいのであれば、「CyberLink PowerDirector 15 for AVerMedia」もインストールできます。必要ならばこちらからダウンロードしましょう。
ゲーム機をGC553に接続しよう
Switch
Switchの場合は、本体をドックに装着してTVモードにします。
イヤホンをSwitchに接続しているのであれば外します。そうしないとゲーム音がPCから出ません。
Switchとキャプチャーボードの接続方法について不明な点がある場合は、下記ページをご覧ください。
PS5/PS4
PS5/PS4の場合は、接続するまえに本体側の設定でHDCPを無効にしておいてください。有効だとゲーム画面がPCに映りません。
また、イヤホンもPS5/PS4本体、またはコントローラーから取り外します。そうしないとゲーム音がPCから出ません。
PS5/PS4とキャプチャーボードの接続方法について不明な点がある場合は、下記ページをご覧ください。
PS3
PS3を接続するさい、そのまま本製品にHDMI接続してもゲーム画面は映りません。PS3のHDMI出力には、コピーガードであるHDCPが入っているからです。
対策としては、下記画像のようなHDMI分配器を使って、ゲーム機と本製品のあいだに噛ませる方法があります。
iPhone
iPhoneを接続するには、Lightning - Digital AVアダプタが必要です。
イヤホンをiPhoneに接続している場合は外し、マナーモードを解除してください。そうしないと、スマホの音がPCから出ません。
ゲーム画面をRECentralに映そう
- ゲーム機の電源を入れます。
- デスクトップにあるショートカットアイコンをダブルクリックして、RECentralを起動します。
- シングルモードにします。マルチモードでもよいのですが、最初は簡単に使えるシングルモードにしておきましょう。
- 画面左上にある歯車アイコンからRECentralのHDCP検出機能をOFFにします。ONになっているとゲーム画面をプレビュー・録画できない場合があります。設定方法については、こちらをご覧ください。
- ゲーム画面がRECentralに映り、またゲーム音もPCから聞こえてきます。うまくいかない場合は、こちらをご覧ください。
- シングルモード時にゲーム画面をダブルクリックすると、フルスクリーン表示になります。
- かりに4K/30fpsの映像を映していて、1080p/60fpsに落としたい場合は、「録画品質」の設定を変更しましょう。
▲この「+」をクリックし、「解像度」を「1920x 1080」に、「フレームレート (FPS)」を「60」にするだけです。
パススルー出力しよう
パススルーとは
パススルー出力は、ゲーム画面をTVにも出力する機能です。TVに映っているゲーム画面を見ながらプレイすれば、GC553の遅延の影響は受けません。
パススルー出力するメリット・必要性は、遅延を回避できる以外にも複数あります。
- 大画面TVでゲームをプレイできる。
- 4K/60fps HDRでゲームをプレイできる。
- HDR録画するためには、パススルー出力必須。
パススルーのやり方
TV、またはモニターを別途用意し、GC553とHDMIケーブルで接続してください。特別な設定は必要ありません。
スリープは問題ないのですが、PCをシャットダウンするとパススルー出力が停止します。この点はパススルー出力の不便な点かもしれません。
もしTVにゲーム画面が映らない、パススルー出力できないという場合は、下記ページをご覧ください。
録画のやり方を理解しよう
ゲーム画面を録画するには、録画ボタンをクリックしましょう。録画を終了するときは同ボタンを再度クリックします。
▲録画ボタン
保存された動画は、画面左上のフォルダーアイコンから再生できます。
▲フォルダーアイコン
1080p/60fpsで録画したい場合は、「録画品質」の設定を変更したうえで録画を開始しましょう。
ゲーム実況で自分の声を動画に入れる方法など、録画関連の機能については下記ページをご覧ください。設定方法はGC550の場合と同じです。
HDR録画しよう
準備する
以下のものがHDRに対応している必要があります。
- モニター
- HDMIケーブル
- ゲーム機
- ゲームソフト
そして、GC553の準備を行います。忘れやすいので注意してください。
- パススルー出力する。
- RECentralを起動する。
- マルチモードはHDR録画に対応していないので、シングルモードにする。
HDR録画する
あとは簡単です。
- 「HDR」ボタンが白く点灯していることを確認する。
- 同ボタンをクリックしてオレンジ色に点灯させる。
- 録画を開始する。
▲PS4の場合は、ゲームを始めないとボタンが白く点灯しません。
HDR再生する
撮影した動画をHDR再生するには、Windows 10でHDRモードを有効にしておく必要があります。
- デスクトップ画面上で右クリックする。
- 「ディスプレイ設定」をクリックする。
- 「HDR と WCG」をONにする。
そのうえで、HDR対応の動画再生ソフトで再生しましょう。たとえば、VLC media playerなどを使います。
ライブ配信のやり方を理解しよう
ゲーム配信のやり方は、大きく2種類あります。
配信ソフトを使うのが一般的
ゲーム配信では、一般的に配信ソフトとよばれるものを使います。
たとえば、OBS Studio(以下OBS)という配信ソフトを使えば、いま自分が見ているゲーム画面・ゲーム音を配信できます。
▲GC553を通してOBS Studioにゲーム画面を映したところ。きちんと設定すればゲーム音も自分に聞こえます。
OBSは設定で難しい部分があるので、説明を見ないでゲーム配信をするのは困難でしょう。しかし、これを使いこなせるようになったとき、配信が一気に楽しくなります。
使い方については、下記ページをご覧ください。
RECentralの配信機能を使うと簡単
すぐにでも配信したいという場合は、RECentralのゲーム配信機能を使いましょう。
やり方は、(1)配信サイトを選択して、(2)配信ボタンをクリックするだけです。厳密には、ほかにも設定は必要ですが、シンプルに書くとこのようになります。
設定方法については、下記ページをご覧ください。
トラブルが起きた場合の対処法
画面が映らない、音が出ない場合の対処法については、下記ページをご覧ください。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。