ライブ配信における推奨ビットレートの目安。回線速度と○○がポイント

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高画質な配信をしたいなら、配信ソフトのほうでビットレートを高く設定する必要があります。

ビットレート

しかし、むやみにビットレートを高く設定してはいけません。なぜなら、以下のような事態が起こりうるからです。

  • 配信画面がカクつく、カクカクする
  • 配信が止まる、途切れる、プツプツする、切断される

かといって、ビットレートを低く設定すれば、モザイクのような荒い画質になることがあるでしょう。動きが激しいゲームでは、これが顕著です。

では、どのようにしてビットレートを決めればよいのでしょうか。

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すべきことは3点だけ

シンプルに3点だけ押さえておきましょう。

  1. 回線速度(上り)を計測する。
  2. 利用する配信サイトのビットレート上限を調べる。
  3. 両者を比較し、低いほうの数字を配信ソフトに入力する。

詳細については後述します。

なお、ビットレートを決めるうえでは、出力解像度・フレームレートの設定も重要です。ビットレートを設定したあとは、下記ページをご覧ください。

OBS Studioで高画質・高音質な配信をする方法
OBS Studio(以下OBS)で配信するさい、どのように設定すれば高画質・高音質な配信ができるのでしょうか。画面が荒くなって困ったという...

上りの回線速度を計測しよう

下りではなく、上りが重要

まず、上りの回線速度を計測しましょう。

上り・下り

ここで注意したいのは、「下り」ではなく「上り」の速度という点です。ライブ配信では、データを配信サイトのサーバーにアップロードするので、上りの速度を計測します。

この速度が速ければ速いほど、ビットレートを高く設定できます。したがって、回線速度が速ければ高画質な配信をしやすくなると思ってください。

回線速度の測定サイトについては、「回線速度 計測 上り」などのキーワードで検索すると出てきます。

混雑と速度規制

注意したいのですが、光回線だからといって必ずしも速いとは限りません。以下の2点を覚えておきましょう。

  1. 昼よりも夜のほうが混雑し、速度は落ちやすい。
  2. プロバイダから速度規制されて、速度が落ちることがある。

日本経済新聞の調べによると、経済協力開発機構(OECD)加盟国36か国のなかで、2018年における日本のインターネット速度は27位となっています。

配信者にとって、厳しい環境がしばらく続くことになるかもしれません。

配信サイトのビットレート上限を理解しよう

守らないと配信が不安定に

たとえば、上りの速度が50Mbps出ているとします。しかし、配信ソフトのほうで50Mbpsに設定してもよい、というわけではありません。

なぜなら、配信サイト側のビットレート上限を考慮する必要があるからです。

多くの配信サイトでは、

  • ○○Mbpsまでならビットレートを上げてもいいですよ
  • でも、○○Mbpsを大きく超え続けたら、配信が切れますよ

というように、ビットレートに上限を設けています。つまり、私たちは配信サイト側の仕様に従わなくてはいけません。

ビットレート

どんなに上りの回線速度が速かったとしても、ビットレート上限を守らないと配信が不安定になります。

それでは、ビットレート上限について配信サイトごとに見ていきましょう。なお、1Mbps = 1,000kbpsとして考えます。

YouTube Live

YouTubeでは、ビットレート上限が設けられていません。

設定がよくわからない場合は、ひとまず3,000kbpsに設定することを推奨します。回線速度に余裕があるなら、6,000~9,000kbpsでもかまいません。

Twitch

Twitchでは、映像ビットレートについては3,000~6,000kbpsが推奨されています。いちおう6,000kbpsが上限と考えておきましょう。

外部 Twitch Streamers - Broadcasting Guidelines

ニコ生

ニコ生の場合は以下のとおりです。

  • プレミアム会員 : 6,000kbps
  • 一般会員 : 1,000kbps

ツイキャス

ツイキャスの場合は以下のとおりです。

通常のツール配信については、公式ヘルプに以下のように明記されています。

ビットレート: Video+Audioで800kbps程度 (1Mbpsを大きく超えて一定時間配信が続くと、自動で切断されますのでご注意ください)

OPENREC

OPENRECでは、1,500~5,000kbpsが推奨されています。

公式ヘルプには、以下のように明記されています。

ビットレートが5,000kbpsを超えると自動で切断されます。

その他

上記以外のサイトについては、公式ヘルプを参照してください。ビットレートの説明が必ず掲載されています。

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配信時のビットレートを決めよう

低い数字に合わせる

いよいよ後半のステップになりました。

上りの回線速度、および配信サイトのビットレート上限を比較し、低い数字のほうに合わせてビットレートを決めます。

天秤

具体例1

たとえば、以下のような例を考えてみましょう。回線速度が速いケースです。

  • 上りの回線速度 : 20Mbps
  • 配信サイトのビットレート上限 : 6Mbps

この場合、ビットレートは6Mbpsに設定します。

20Mbpsには設定しないでください。配信サイトの仕様に合わない設定であり、配信が不安定になります。

具体例2

では、つぎのようなケースではどうでしょうか。今度は回線速度が遅い場合です。

  • 上りの回線速度 : 1Mbps
  • 配信サイトのビットレート上限 : 6Mbps

この場合は、1Mbps以下に設定します。念のため、余裕を持たせて700~800kbps程度がよいでしょう(上り速度の70~80%)。

もし6Mbpsに設定したとしても、カクカクな配信になります。回線速度の限界を超えて設定するのは避けてください。意味がありません。

ドロップフレーム
▲不適切な設定にしたときの例

ある程度高画質な配信がしたいなら、2~6Mbpsに設定したいところです。しかし、回線速度が遅いのであれば、画質は妥協するしかありません

なお、このケースのようにビットレートを1Mbps以下に設定した場合は、配信ソフトのほうで出力解像度を640x360にしましょう。画質を維持しやすくなるからです。

関連 むやみに解像度を大きくできない理由

配信ソフトで設定しよう

最後のステップです。配信ソフトにビットレートを入力します。

OBS Studio

OBS Studioでは、まず「設定」をクリックします。

OBSの設定ボタン

つぎに、映像ビットレートの設定を行います。

  1. 「設定」→「出力」の順にクリックする。
  2. 「出力モード」を「詳細」にする。
  3. その下の「配信」タブを開き、「ビットレート」に数字を入力する。

映像ビットレート

映像ビットレートの桁数に注意しましょう。たとえば、3,000kbps(3Mbps)と30,000kbps(30Mbps)では、まったく意味が違います。

そして、音声ビットレートの設定を行って終わりです。

  1. 「録画」タブの右隣にある「音声」タブを開く。
  2. 音声ビットレート」で任意の数字を選ぶ。
  3. 「OK」をクリックする。

音声ビットレート

Streamlabs OBS

Streamlabs OBSの場合は、画面右上の歯車アイコンをクリックします。

歯車アイコン

そして、「アウトプット」タブを開き、ビットレートの設定を行いましょう。

映像ビットレート

詳細は、下記ページをご覧ください。

Streamlabs OBSで高画質な配信設定をするためのポイント
Streamlabs OBS(以下SLOBS)で、高画質な配信をするためにはどうしたらよいのでしょうか。 画面右上の歯車アイコ...

XSplit

XSplitの場合、ビットレートの設定は配信サイトごとに行います。

具体的には、「ブロードキャスト」をクリックし、配信サイト名の横にある歯車アイコンをクリックします。

「YouTube Live」の歯車アイコン

そして、「Bitrate」の部分で設定しましょう。

ビットレート

補足

ここでいうビットレートとは、以下の2種類の合計のことです。

  • 映像ビットレート
  • 音声ビットレート

たとえば、配信サイトのビットレート上限が6Mbpsであるなら、映像ビットレートを5,872kbps、音声ビットレートを128kbpsに設定します。

まとめ

初めて配信を行う場合、ビットレートの設定は難しいかもしれません。なぜなら、

  • 高すぎると、配信がカクつく、止まる、途切れる、切断される
  • 低すぎると、荒い画質になる

という状況に混乱しやすいからです。

さらに言えば、ビットレートが適切でも配信画面がカクつくことがあり、なおのこと苦戦する事情がそろっています。

OBSで配信画面がカクカク&重いときの原因が判明。対処法をまとめてみた
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最初は苦しいかもしれませんが、ポイントを押さえたうえでテスト配信を繰り返すことが重要です。

なお、ビットレートの設定は配信サイトごとに保存しておけるので、覚えておきましょう。

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質問・コメント

  1. A77777 より:

    光回線、別にNUROじゃなくても、
    NTTのフレッツ光だったとしても、IPv4 over IPv6に対応しているプロバイダと、IPv4 over IPv6に対応しているルーターがあれば、激しい混雑から逃れられる。