初めてキャプチャーボードを使うときは、いろいろと不安があるものです。そこで、ゲーム画面をPCに映すまでの大まかな流れを確認していきましょう。
各製品ごとの詳しい使い方については、以下のページに書いておきました。
関連 【ゲーム実況】製品ごとに解説。各キャプチャーボードの使い方・レビュー
目次
キャプチャーボードを用意しよう
まずは、キャプチャーボードを手元に用意してください。
キャプチャーボードとPCを接続しよう
USB接続(外付型)
USB接続のキャプチャーボードの場合は、PCのUSB端子に接続します。
PCI Express接続(内蔵型)
PCI Express接続のキャプチャーボードの場合は、PCのケースを開けてPCI Expressスロットに製品を取り付けます。
HDMI接続しても動作しない
まちがえやすいところですが、キャプチャーボードとPCはHDMI接続するわけではありません。それでは動作しません。
キャプチャーボードとPCの接続方法は、以下の2種類です。
- USB
- PCI Express
このあたりについて詳しく知りたい場合は、下記ページをご覧ください。
必要なソフトをインストールしよう
ドライバー(不要な製品もある)
ドライバー(デバイスドライバー)は、キャプチャーボードなどの周辺機器をPCで動作させるうえで必要なソフトウェアです。
現在、多くのキャプチャーボードはPCと接続したときにドライバーが自動的にインストールされる製品が一般的です。
したがって、たいていはドライバーを意識する必要はありません。
ただ、キャプチャーボードによっては自分でPCにインストールしなければ使えない製品もあります。
その場合は、キャプチャーボードを販売しているメーカーの公式Webサイトでドライバーをダウンロードします。
もしドライバーの手動インストールが必要かどうかわからない場合は、以下のような方法で確認してください。
- メーカーの公式サイト、またはAmazonの商品ページで確認する(例 : 「UVC対応」なら不要)
- 製品の取扱説明書を確認する
- 当サイトの使い方ページを確認する
キャプチャーソフト
キャプチャーソフトは、キャプチャーボードと接続しているゲーム機の画面をPCに映すために必要です。
キャプチャーソフトも公式Webサイトでダウンロードしましょう。ドライバーとセットでインストールします。
キャプチャーソフトの種類
キャプチャーソフトの種類は、大きく2種類あります。
- キャプチャーボード付属の純正ソフト
- サードパーティ製ソフト
付属のキャプチャーソフトを使うのが基本です。ただ、サードパーティ製のソフトを使ってもかまいません(後述)。
▲出典 : 『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(スクウェア・エニックス)
キャプチャーソフトについては、下記ページに情報をまとめました。
HDCPをOFFにしよう
下記ゲーム機の場合は、コピーガードであるHDCPが原因でゲーム画面が映らないことがあります。
- PS5
- PS4
- PS3
たとえばPS5の場合は、ゲーム機をキャプチャーボードと接続するまえにあらかじめ本体側の設定でHDCPを無効にしておきましょう。
- PS5とモニター(またはTV)を直接、HDMIで接続する。
- 「設定」→「システム」→「HDMI」で、「HDCPを有効にする」のチェックを外す。
- PS5をモニターから取り外し、キャプチャーボードと接続する。
PS4やPS3など、ほかのゲーム機については、下記ページをご覧ください。なお、Switchの場合は設定不要です。
ゲーム機とキャプチャーボードを接続しよう
ゲーム機とキャプチャーボードをHDMI接続する場合は、HDMIケーブルで接続しましょう。
たとえば、Switchであれば本体をドックに差し込み、ドックとキャプチャーボードをHDMIケーブルでつなげます。
ゲーム機とキャプチャーボードをコンポジット端子(黄色の端子)で接続する場合は、そのゲーム機用のAVケーブルが必要です。たとえば、PS2ならPS2用、WiiならWii用のAVケーブルで接続してください。
iPhone/iPadとキャプチャーボードを接続する場合は、別途アダプターも必要です。
ゲーム画面を映そう
付属のキャプチャーソフトの場合
ここまでできたら、付属のキャプチャーソフトを起動します。すると、ゲーム画面がPCに映ります。ゲーム音もPCから出るようになります。
ゲーム画面が映らない場合や、ゲーム音が出ない場合は、下記ページをご覧ください。対処法を詳しくまとめました。
サードパーティ製ソフトの場合
OBS Studio(以下OBS)などサードパーティ製のソフトを使用している場合は、設定をしないとゲーム画面が映りません。
OBSであれば、「+」から「映像キャプチャデバイス」を選択したうえで設定していきます。詳細については、下記ページをご覧ください。
画面が映らない、音が出ない場合の対処法については、下記ページに情報をまとめました。
必要に応じて遅延対策をしよう
もしOBSの画面を見ながらプレイしようとして遅延(タイムラグ)を感じたのであれば、そのときは別途対策しましょう。
キャプチャーボードにパススルー出力がある場合は、キャプチャーボードとTVをHDMIケーブルで接続します。
詳細については、下記ページをご覧ください。
録画・ライブ配信しよう
ゲーム画面がPCに映ったら、録画・ライブ配信していきましょう。
録画の場合は、キャプチャーソフトの録画ボタンをクリックするだけです。このとき適切に設定しておけば、マイク音(自分の声)も動画に入れることができます。
ライブ配信では、OBSなどの配信ソフトを使います。配信ソフトでゲーム画面 + ゲーム音 + マイク音を配信できます。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。
コメント
gc500 を使いwiiの画面を撮ろうとしたんですが右側のイヤホンにノイズが入ったり、画面ノイズがあったりしました。どうすればよろしいでしょうか