初めてPowerDirectorを使うとなると、ほんとうに自分でも動画編集できるのか不安になるものです。
また、実況動画の編集にAviUtlとどちらを使うべきか、悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、PowerDirectorの7個の編集機能について、簡単に解説します。以下の2点をつかんでくさい。
- 初心者でも簡単ということ
- PowerDirectorで編集するときのイメージ
最新版「PowerDirector 2024」を使用しています。
目次
不要な部分をカットしよう
実況動画を撮ると、どうしても不要なシーンが出てきます。視聴者に飽きられないように、退屈な部分はカットしましょう。
- PowerDirectorでは、「メディア」→「読み込み」で動画を読み込むと、その動画がサムネイルで表示されます。
- 動画をドラッグ&ドロップします。
- タイムライン上のクリップをクリックし、Xキーを押します。すると、クリップが黄色くなります。
- 両端に黄色のハンドルがあるので、これをドラッグしてカットする範囲を決めます。
- Deleteキーを押します。すると、黄色い範囲にある部分を削除できます。これで完了です。
- ほかのカット編集のやり方については、「PowerDirectorでカット編集する方法、全5種類」をご覧ください。
トランジションを入れよう
画面が切り替わるときに入れる効果のことをトランジションといいます。
- あらかじめ動画の不要な部分をカットするか、または複数の動画を読み込んでおいてください。
- 「トランジション」をクリックします。
- 適当なトランジションをクリックします。どれでもかまいませんが、「一般」にある「フェード」が理解しやすいでしょう。
- 動画と動画の隙間になっている部分にトランジションをドラッグ&ドロップして完成です。
- トランジションについては、「PowerDirectorでトランジションを入れる方法。簡単にオシャレ感アップ」をご覧ください。
テロップを入れよう
テロップは画面内に入れる字幕のことです。
- 「タイトル」をクリックします。
- 今回は「テキスト形式」→「デフォルト」の順にクリックしてください。
- そのまま動画の下にある欄(動画とは別の欄)にドラッグ&ドロップします。
- 「マイ タイトル」と書かれてある部分をダブルクリックします。
- 文字を入力すれば完成です。
- 文字の装飾や、エフェクトのかけ方については、「【作例付き】PowerDirectorで文字・テロップ・字幕を入れる方法」をご覧ください。
BGM・効果音を入れよう
動画に最初から入っている音声とは別に、BGM・効果音などを入れることができます。
- 追加したい音声を読み込み、音符アイコンがある欄にドラッグ&ドロップします。
- 音声をフェードイン・フェードアウトしたり、音量調整したい場合は、「オーディオ ミキサー」でできます。
- 詳しい音声編集の方法については、「PowerDirectorでBGM・効果音を編集する方法。音量調整のやり方も」をご覧ください。
早送り・スロー動画にしよう
早送り・スローモーションも簡単にできます。
- ビデオクリップ(カメラアイコンのある欄の素材のこと)をクリックします。
- 「編集」ボタンが表示されます。このボタンをクリックし、「速度」タブ→「一定速度」タブの順にクリックします。
- 任意の速度にしましょう。
- 途中部分の速度を変更することもできます。詳細については、「【2025】PowerDirectorで早送り・スロー動画を作る方法」をご覧ください。
一時停止させよう
動画の途中で決定的な瞬間があるとき、フリーズフレームという機能を使って画面を一時的に止めてみましょう。
- 画面中央付近にある「編集」→「動画」→「ツール」→「アクション カメラ センター」の順にクリックします。「編集」が見当たらない場合は、ビデオクリップ(カメラアイコンのある欄の素材のこと)をクリックしてください。
- 「エフェクト」タブを開きます。
- 一時停止させたい位置に移動し(A)、「フリーズ フレームの追加」をクリック(B)します。
- 画面を一時停止しておきたい時間を「所要時間」に入力してください(例 : 2秒)。
- 「OK」をクリックして完成です。
- 詳細については、「時間を止めてオシャレ演出。PowerDirector「フリーズフレーム」のやり方」をご覧ください。
動く部分にモザイクをかけて追従させよう
モーショントラックという機能を使って、モザイクをかけてみましょう。
- 「編集」→「動画」→「ツール」→「モーション トラック」の順にクリックします。「編集」が見当たらない場合は、ビデオクリップ(カメラアイコンのある欄の素材のこと)をクリックしてください。
- モザイクを追従させたい部分を白い枠で指定します。この白い枠は、位置・サイズをドラッグで変更できます。
- 「トラック」ボタンをクリックします。すると、トラッキングが始まります(自動)。終わるまでしばらく待ちましょう。
- 「fx」をクリックするとモザイクをかけることができます。モザイクの位置・サイズがおかしい場合は、青い枠をドラッグして調整してください。
- 「OK」をクリックして完成です。
- 詳細については、「PowerDirectorでモーショントラッキングする方法。モザイク・文字を追従させる」をご覧ください。
製品を購入するときは注意しよう
PowerDirectorにはさまざまな種類があります。
- Standard
- Ultra
- Ultimate
- Ultimate Suite
- 365
- Director Suite 365
基本的には、Ultraまたは365を購入しましょう。実況動画を編集する目的であればこれでじゅうぶんです。
詳細については、下記ページをご覧ください。PowerDirectorを安く購入する方法をご紹介します。
まとめ
ここまでの解説で、PowerDirectorを使ったときの「なんとなくの」イメージを持てたでしょうか。
もちろん、意味不明な部分もあったかもしれません。
しかし、心配いりません。無料の詳しいユーザーガイド(取扱説明書)があります。1個ずつ手順が書かれているので、たいていの場合は対処できるでしょう。
当サイトでも、PowerDirectorの詳しい使い方を掲載しています。
まずは無料体験版をダウンロードし、自分で実際に使えるか試してみてください。30日間使えます。
2006年から15年以上、ゲーム実況のやり方の解説記事を書いています。書いた記事数は1,000本以上。ゲーム配信、ゲーム録画、動画編集の記事が得意です。
記事はていねいに、わかりやすく!ゲーム実況界の教科書をめざしています。