Streamlabs OBSで注目すべき機能と、本体の導入手順

Streamlabs OBS(以下、SLOBS)には、さまざまな機能が搭載されています。注目すべき機能に絞って、具体的に見ていきましょう。

SLOBS

併せて、SLOBSをダウンロード・インストールする方法についても詳しくご紹介します。

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導入方法

ダウンロード

SLOBSは、公式サイトでダウンロードできます。緑色のボタンをクリックしてください。

slobs公式サイト

あとは、ダウンロードしたEXEファイルを実行して画面を順に進めていきます。複数の選択画面が表示されるので、順に見ていきましょう。

SLOBSは、Windows 64bit版のみの対応となっています。

ログイン画面

最初にログイン画面が出てきます。ログインしてもよいですし、しなくてもかまいません。

ログイン画面

ログインすると、設定の手間を部分的に省けるというメリットがあります。たとえば、YouTube Liveで配信するつもりならGoogle アカウントでログインします。そうすると、ストリームキーなどの設定が自動的に設定されます。

ストリームタブ

目的の配信サイトがない場合は、ログインしなくてもかまいません。あとでログインすることもできます。

ウィジェットの追加

ウィジェットの画面では、どのようなウィジェットを追加するかを決めましょう。

ウィジェットの追加

たとえば、「Alertbox」を追加すると、YouTube Liveで視聴者がチャンネル登録してくれたときに、その通知を配信画面に表示できます(後述)。

通知

SLOBSの目玉ともいえる機能ですが、いまはウィジェットを追加する必要はありません。「後でセットアップをする」をクリックしてください。

設定のインポート

もし「OBSから導入します」という画面が表示された場合、OBS Studio(以下OBS)のプロファイルを引き継ぐことができます。

設定のインポート

OBSから乗り換える人には便利な機能でしょう。設定を引き継ぎたい場合にかぎり、任意のプロファイルを選んで「OBSから導入します」を選択してください。

設定の自動最適化

Twitchアカウントでログインした場合、「最適化」という画面が表示されます。これは、SLOBSが配信者の環境に合わせて自動的に設定してくれる機能です。

設定の最適化

「スタート」をクリックすると最適化が始まりますが、「後でセットアップをする」を選んでスキップしてもかまいません。

もし自動最適化をスキップした場合でも、あとで「設定」→「全般的」タブ(原文ママ)→「自動オプテマイザーを実行します。」で再度設定できます。

そもそもSLOBSってなんだろう

SLOBSは、OBSをベースに開発された配信ソフトです。Streamlabsの機能が組み込まれています。

OBSって?

では、OBSとは何でしょうか。OBSは、Jim氏が中心となって開発している無料のライブ配信用ソフトです。

OBS Studio

かつて配信ソフトといえば、有料のものが幅を利かせていました。それを打ち破る契機となったのが無料ソフトであるOBSのリリースです。世界中で使われている配信ソフトであり、もはや配信者で知らない人はいないといっても過言ではありません。

【図解】やさしいOBS Studioの使い方。ゲーム配信者のための設定ガイド
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Streamlabsって?

では、Streamlabsはどのようなものかというと、配信中、「フォローされました」「チャンネル登録されました」というような表示を見かけたことはないでしょうか。

あれはたいていの場合、配信者がStreamlabsを使っています。そして、Streamlabsの機能を最初から搭載しているのがSLOBSというわけです。

StreamlabsとOBS、どう違う?そもそもStreamlabsとは?
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SLOBSは、Streamlabs + OBS

いろいろな用語が出てきました。情報を整理しましょう。

  • OBSは、Jim氏が開発している配信ソフト
  • Streamlabsは、Streamlabsが運営しているWebサービス
  • SLOBSは、Streamlabsが開発しているOBSベースの配信ソフト
ややこしいところですが、Streamlabs自体は配信ソフトではありません。これに対し、SLOBSは配信ソフトです。

わかりやすく流れを時系列順に書くと、以下のようになります。

  1. OBS誕生
  2. Streamlabs誕生
  3. Streamlabs社がOBSを改造し、Streamlabsの機能を組み込む
  4. 同社がこれをSLBOSとしてリリース

名称が「Streamlabs」に改称

2021年11月18日、一連の炎上騒動により「Streamlabs OBS」の名称が「Streamlabs Desktop」になりました

参考 ライブ配信ソフト「Streamlabs OBS」からOBSの名前が削除される、一体なぜ?(外部サイト)

このページでは便宜上、表記を「SLOBS」にしていますが、現在は配信ソフトの名称も「Streamlabs」になっている点に注意してください。

SLOBSが搭載する機能の例

Streamlabsの機能を使える

SLOBSにはStreamlabsの機能が搭載されています(上述)。そのため、同機能の設定をSLOBS上で行えます。

SLOBSが登場するまえは、いったんStreamlabsのWebサイトにアクセスして設定し、それからOBSなどの配信ソフトのほうでも設定する必要がありました。下記ページに書いてあるようなやり方です。

Streamlabsで、YouTube Liveのコメント・チャットを配信画面に表示する方法
YouTube Liveでコメント・チャットを配信画面に表示したいというとき、Streamlabsが便利でしょう。 やり方は簡...
【Twitch・YouTube Live】フォロー・チャンネル登録の通知を表示する方法
フォロー、またはチャンネル登録の通知を配信画面に表示するには、どうしたらよいのでしょうか。 このページでは、 Twi...

しかし、SLOBSでは最初からStreamlabsの機能が組み込まれているため、SLOBSだけで設定を完結できるようになったわけです。

SLOBSの機能

では、どのような機能を使えるのでしょうか。いくつか見ていきましょう。

チャンネル登録通知などを画面に表示できる

各種通知をリアルタイムで配信中に表示できます。たとえば、以下のような内容の通知です。

  • YouTube Liveでチャンネル登録された
  • YouTube LiveでSuper Chat(スパチャ)をもらった
  • Twitchでフォローされた
  • Twitchでサブスクされた

画像を表示するのと同時に効果音も鳴らせます。これにより、視聴者に対してすぐに感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。

画像や効果音については、あらかじめStreamlabsが用意してくれているものを使ってもよいですし、自分で用意したものを使うこともできます。

ストック画像

簡単!Streamlabs OBSのウィジェットの使い方。コメントや通知を表示する方法
Streamlabs OBS(以下SLOBS)の大きな特長のひとつに、ウィジェットを使えるという点があります。 ウィジェットと...

コメント・チャットを画面に表示できる

雑談配信などでは、視聴者のコメントを配信画面上に表示することで賑やかなイメージを作れます。

チャットを配信画面に重ねて表示

コメントの表示の表示方法は、いくつかの種類から選ぶことができます。たとえば、横からニョキッとコメントを表示すると、視覚的に楽しいものになるでしょう。

チャット画面

簡単!Streamlabs OBSのウィジェットの使い方。コメントや通知を表示する方法
Streamlabs OBS(以下SLOBS)の大きな特長のひとつに、ウィジェットを使えるという点があります。 ウィジェットと...

テーマ・オーバーレイを使用できる

下記画像のような、オシャレで美しくデザインされた配信画面を見たことはないでしょうか。ゲーム画面上に、装飾された画像・動画が重なっている状態です。

オーバーレイ

こういった画面にできるのがテーマという機能です。一般的には、オーバーレイといいます。

海外の配信者はオーバーレイを好んで使用し、画面をカスタマイズしています。私たちもうまく活用しましょう。

オーバーレイは、あらかじめいくつも用意されています。わざわざ自分でデザインする必要はありません。選べばよいのです。

さまざまなオーバーレイ

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OBSとほぼ同一の機能を使える

OBSからの乗り換えを考えている人は、OBSで使っていた機能がSLOBSにもあるか気になるかもしれません。

SLOBSは、OBSが搭載する機能をおおよそ踏襲しています。したがって、以下の機能も使えます。

ただし、配信設定を切り替える機能(プロファイル)はありません。

用語を聞いてピンとこないのであれば問題ないですが、念のため記載しておきます。

まとめ

このあとは、いよいよSLOBSを実際に使ってみましょう。

まず重要なのは、「エディター」タブで行うソースの追加です。これは視聴者に画面を見せるための設定だと思ってください。

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もしSLOBSでわからないことがあったら、OBSの記事も参考にすると解決につながるかもしれません。多少の違いはありますが、基本的な使い方は共通しているからです。

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